シリーズ「なんつ(中略)ギタリスト」第八弾。
タック・アンドレスは知らなくてもタック&パティは知っている、という人もいるかもしれない。そう、タック&パティのギターで旦那さんの方である。
1年以上前の記事でタック&パティが少しだけ出てきているのだが、その中で「ぼくの中ではタック・アンドレスにアール・クルーとスタンリー・ジョーダンを加えて『どうやってんだかわからん三大ギタリスト』となっている。」などと書いている。ま、これを思い出してスタンリー・ジョーダンの次にタック・アンドレスを持ってきたのだが・・・。
この写真のCDはタック・アンドレスのソロなのだが、タック&パティのアルバムでも充分そのプレイのすごさが出ている。この人もまたものすごく研究して練習したという感じの強力に超絶なテクニックなのだが、全くのオリジナルというわけでもなく、彼以前にもこういうバッキングとメロディを同時にやるのは、古くはタルレガとかのクラシックを弾いてもたくさん出てくるし、ジャズのギタリストでももっと古い人でやってる人はいる。が、ハーモニクスやスラッピング・タッピングなど右手の使い方の多彩さではタック・アンドレスが一歩前に出ている感じなのだ。タック・アンドレス以降、いろんなギタリストが彼のスタイルを真似して出てきた。日本でも押尾コータローという人が有名だが僕は聞き流す程度しか聞いたことがないのでノーコメント。
ただしこのソロCDでさえもタック・アンドレスのプレイはテクニックを見せびらかすような感じがしないところがいい。まあ後半のメドレーはちょっとやりすぎな感じはあるが、おおむねタック&パティの時に弾いている暖かな雰囲気を保っている。どれほどものすごいテクニックを使って弾いているかをあまり感じさせないのだ。バーのBGMにさえなれるような心地よさで聴ける曲が多いのだ。この辺は彼の良いところだと思う。同じようなソロプレイでもジョー・パスの「バーチュオーゾ」なんかは凄いんだけどやっぱり凄さが前面に出ちゃっててBGMにはなれない気がする。
タック・アンドレスのプレイでは時々リズムが崩れることがある。これは恐らくもう限界ギリギリの厳しいフィンガーポジションでのムリムリなプレイをしてるんだと思われる。彼は自分で自分のテクニックを解説した教則ビデオみたいのも出しているんだけどぼくは一回も彼のプレイを生で見たことがない。僕が学生の頃もタック&パティとしてたまに来日して青山のブルーノートとかでやっていたんだけど、変にバブリーな人たちに人気が出ちゃってていつもチケットが取れなかった。つうかその頃のブルーノート東京は最低でも7.000円ぐらいのチケットで30分しかやらないで入れ替えとかいう無茶苦茶なシステムだったので、あまり行く気もしなかったのだけど・・・。どうしても行きたかったイエロージャケッツぐらいしかまともにチケットを買って見に行った記憶はない。
1曲目で"Man in the Mirror"を弾いているのだが、前回のスタンリー・ジョーダンのビデオでもマイケル・ジャクソンの『スリラー』かなんかに入っていた"Lady in my life"をやっている。ただの偶然だがマイケルの歌ってる曲はホントに良いメロディのが多いんだよねぇ・・・。
タック・アンドレスは知らなくてもタック&パティは知っている、という人もいるかもしれない。そう、タック&パティのギターで旦那さんの方である。
1年以上前の記事でタック&パティが少しだけ出てきているのだが、その中で「ぼくの中ではタック・アンドレスにアール・クルーとスタンリー・ジョーダンを加えて『どうやってんだかわからん三大ギタリスト』となっている。」などと書いている。ま、これを思い出してスタンリー・ジョーダンの次にタック・アンドレスを持ってきたのだが・・・。
この写真のCDはタック・アンドレスのソロなのだが、タック&パティのアルバムでも充分そのプレイのすごさが出ている。この人もまたものすごく研究して練習したという感じの強力に超絶なテクニックなのだが、全くのオリジナルというわけでもなく、彼以前にもこういうバッキングとメロディを同時にやるのは、古くはタルレガとかのクラシックを弾いてもたくさん出てくるし、ジャズのギタリストでももっと古い人でやってる人はいる。が、ハーモニクスやスラッピング・タッピングなど右手の使い方の多彩さではタック・アンドレスが一歩前に出ている感じなのだ。タック・アンドレス以降、いろんなギタリストが彼のスタイルを真似して出てきた。日本でも押尾コータローという人が有名だが僕は聞き流す程度しか聞いたことがないのでノーコメント。
ただしこのソロCDでさえもタック・アンドレスのプレイはテクニックを見せびらかすような感じがしないところがいい。まあ後半のメドレーはちょっとやりすぎな感じはあるが、おおむねタック&パティの時に弾いている暖かな雰囲気を保っている。どれほどものすごいテクニックを使って弾いているかをあまり感じさせないのだ。バーのBGMにさえなれるような心地よさで聴ける曲が多いのだ。この辺は彼の良いところだと思う。同じようなソロプレイでもジョー・パスの「バーチュオーゾ」なんかは凄いんだけどやっぱり凄さが前面に出ちゃっててBGMにはなれない気がする。
タック・アンドレスのプレイでは時々リズムが崩れることがある。これは恐らくもう限界ギリギリの厳しいフィンガーポジションでのムリムリなプレイをしてるんだと思われる。彼は自分で自分のテクニックを解説した教則ビデオみたいのも出しているんだけどぼくは一回も彼のプレイを生で見たことがない。僕が学生の頃もタック&パティとしてたまに来日して青山のブルーノートとかでやっていたんだけど、変にバブリーな人たちに人気が出ちゃってていつもチケットが取れなかった。つうかその頃のブルーノート東京は最低でも7.000円ぐらいのチケットで30分しかやらないで入れ替えとかいう無茶苦茶なシステムだったので、あまり行く気もしなかったのだけど・・・。どうしても行きたかったイエロージャケッツぐらいしかまともにチケットを買って見に行った記憶はない。
1曲目で"Man in the Mirror"を弾いているのだが、前回のスタンリー・ジョーダンのビデオでもマイケル・ジャクソンの『スリラー』かなんかに入っていた"Lady in my life"をやっている。ただの偶然だがマイケルの歌ってる曲はホントに良いメロディのが多いんだよねぇ・・・。