at randomで行こう!

手当たり次第に読んだ本、食べ物、旅行記など兎に角好き勝手に話します。

趣味の話

2011-02-17 23:36:33 | 日記
一応、読書、旅行、以外に、それなりに人前に出しても恥ずかしくないような『和事』の趣味があるのですが・・・

 その趣味の仲間に

お母さんが、生花の先生ならば、どうしてそちらへ行かなかったのか

 という、至極ごもっともな質問をされました。
 勿論、『習字』もね。
 
 『習字』に関して言えば、正座が嫌いだったんだと思う
 当時は一桁の子供だったし、どうしてもあの静寂さが、駄目だったと思う。
 まぁ、今ならなんとか出来るかもしれませんが・・・。
 でも、正座は嫌だ・・・。

 『生花』・・・多分、子供の頃からずーっとずーっと、母親の先生の話を聞かされて育ったせいだと思います(他人のせいにする私・・・)

 母親の先生という方は、県の一番の先生で、当時の文部省の文化交流で海外にもよく行かれた方だったそうです。
 現在も、ご高齢ですが、存命です(笑)
 今でも大変偉い先生です。

 何せ、凄い方だったそうで・・・。
 色々書くと不都合が出るのでかけませんが・・・
 一言で言えば、


『文化・芸術は金がかかる!!』


 そんな感じですか??(笑)
 そんな話を延々聞かされて育ってみれば、その道に進もうという気もうせる、というものです、はい。
 本当に、びっくりするような世界だったようで・・・。
 まぁ、幼い私には、別世界だった気がしてなりませんでした。
 
 私の母は、そういう世界から、現実に戻った人間だったせいか、最後『破門!』のような感じになったそうです。
 あぁ、怖い・・・。


 それを聞かされて育った私が、どうして『生花』を選ぶでしょうか!?
 否、選ぶわけがない!!(反語)

 何事も師は大切であり・・・また、それを後世に伝える場合は、もっと気を遣わねばならないことを、多少なりとも私は学びました。
 
 でも、本当に文化・芸術は、金がかかる・・・。
 今の日本の力では、本当に若い人たちにそれを維持しろ、とは言いにくい。
 基本的に、心が豊かなときでないと育ちにくいものだから。
 勿論、財力も。
 
 けれど、やはり、日本という国を象徴し、守るためには、必要なものだとも思います。
 日本人の根っ子かな?
 矜持を作るものは、この風土にあると思うので。
 
 こういう閉鎖的で、ぎすぎすしたときだからそこ、今必要とされる、心のよりどころのような気もします。

 文化・芸術、そういう問答無用に『美しいもの』は、殺伐とした世だから、救いになるとも思うのです。
コメント
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