ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「ウルフマン」

2010-05-08 13:56:57 | Weblog
                                  「ウルフマン」
J-MAX上越にて。
監督・ジョー・ジョンストン

郷里の朋友と上越のシネコンへ観に行って参りました。

まずなによりもド肝(最近よく抜かれます(笑))を抜かれたのは、ゴールデン・ウィークなのに私と連れを含めて観客がたった3人だったことですな(T_T)!

どうなんでしょうねぇ・・「ウルフマン」・・興行成績ダメなのかなぁ・・?

ネタバレありますのでご注意!
ストーリー的には、いわゆる“狼男”ですな(身も蓋もありませんな(T_T))!

ジョン・タルボット卿にアンソニー・ホプキンス、その息子ローレンス役にベネチオ・デルトロという2大スターの競演に、英国の古典「狼男」が題材とくればいやがおうにも期待は高まりますが・・!


舞台はイギリス。ブラックムーアの村であります。

兄、ベンが行方不明になったという知らせを受け、ローレンス(ベネチオ・デルトロ)が生家であるタルボット城へ帰ってまいります・・。

そこには何故かローレンスを疎んじる父、ジョン・タルボット卿(アンソニー・ホプキンス)と、行方不明になった兄の婚約者グエン(エミリー・ブラント)が待っていました・・。

兄の遺体が見つかります。まるで獣に襲われたかのような無残な姿でした・・。

果たして、兄を襲った犯人は・・・そしてローレンス自身の身にも恐ろしい宿命が・・。

観終わって・・・う~ん・・・(苦笑)。
物語としてはミステリー・ホラーらしく“謎が謎を呼ぶ”サスペンスフルな仕上がりになっているのですが・・。

狼男の姿(特に顔(T_T))が、どうしても着ぐるみに見えてしまって悲しかったです~(T_T)ウォ~ン・・。

どうなんでしょうかね・・。あの“狼マスク”は・・。
1941年に作られたジョージ・ワグナー監督の『狼男(The Wolf Man)』へのオマージュなのでしょうかね・・・。
リアリティのある映画が好みのひきばっちは、少々とまどってしまひました・・。

狼男がジプシーの集落を襲い、ローレンスがそれと戦うシーンや、
ストーリー後半でローレンスがアバライン警部(ヒューゴ・ウィーヴィング)たちに捕まり、精神病院に送り込まれ、“狼化妄想”なる診断を受ける一連のシークエンスは見ごたえがあったので(後者は“伝説”が“科学”を凌駕したシーンでした!)・・“狼メイキャップ”にもう少し頑張ってもらいたかったなぁと・・・(苦笑)

そんな中で、宿命として満月の夜に“狼男”と化してしまうローレンスの内なる葛藤をベネチオ・デルトロが迫真の演技で魅せてくれて、良かったなぁと思いました。
あなたも~狼に~♪変わり~ま~す~か~♪・・・と♪。



ひきばっち的満足度★★★