TAKAOSANのブログ(OCN CAFEから引越し)

このブログを始めた頃と様々なことが変わりました。
30代だった私も定年退職が近い年齢になってきました。

マスコミ報道の在り方

2008-06-15 12:19:00 | 日々雑感
マスコミの対応について、やはり考えさせられることが多くありました。

ひとつは、秋葉原の殺傷事件。
とんでもない事件です。
何が原因なのか、調査しなければならないとは思います。
しかしながら、親や親戚のところに行って取材してもいいものでしょうか?
警察が事情を聴くのであれば、わかるが、あんなにマスコミが押し寄せては、もう生きていけない。
マスコミは、残虐な犯罪者の親だからといって、死に追い込んでいいのか?
特に犯人は、成人である。
親の育て方に問題があったかもしれないが、取材で追い込むことができるほどのマスコミは聖人君子なのであろうか?

東北の地震の取材。
被災地の皆さんも、TVやラジオの報道の必要性を唱えていた。
情報が必要だからだ。
よって、地震に関する情報の報道は不可欠である。

しかしながら、その取材。
神戸の地震の時は、あまりにも大挙して押し寄せ、ホテル等も占拠してしまう状態や、避難場所に避難する人々が静かに休めないような状況をつくる取材合戦があった。

いつも思うのであるが、緊急の報道は最小限の人数にとどめるべきではないだろうか?
避難宿舎で、インタビュー等の取材を重ねることで、避難住民のストレスのもとになっていることがわからないのであろうか?
一斉の取材と称した電話で、本当に必要な電話回線をふさいでしまっているのではないだろうか?

民法各社は、災害報道時の報道は、共同で取材し、救助・復旧活動の邪魔にならないようにすべきではないか?

マスコミは、報道による暴力を行っていることもある、と気がついてほしいものだ。