7月26日~27日 古寺鉱泉の佇まいは変わらないが、いつの間にか“山オヤジ”から息子さんに代が変わっている。わたくしもこの山へ何度も足を運んでいるうちに“山のみなさん”と顔なじみになっていた。
下界では、猛暑、猛暑。朝日連峰・大朝日岳はどんよりとしたガスに覆われていた。華やかだった花の時期も終わり、大朝日岳、朝日連峰縦走を目指す人の姿と時折すれ違うだけだった。登山道整備をしていた、地元大江町山岳会のAさんと久しぶりに再会、大朝日避難小屋の管理人見習いとして今月中旬から小屋に寝泊りしているとのこと。夜は、大朝小屋の名管理人・大正12年生まれの大場さん、Aさんとお酒を酌み交わしながら、近況などを話すなか、大場さんもいよいよ山小屋生活とお別れの様子、Aさんも師匠と寝起きをともにしながら、いろいろなことを言葉、動作、肌で覚えようとしていた。
登山道脇の笹原にはショウキランが咲いていた。下山は、鳥原山を経由して古寺鉱泉へ降りた。