6月20日~21日
BS-TBSで昨年から毎週土曜夜9時から放映されている
「日本の名峰 絶景探訪」でこのたび鳥海山を
取り上げていただくことになりました。
今回はその撮影下見(ロケ・ハン)のサポートで
鳥海山へ出かけてきました。
予定してた20日は 朝からドシャ降り!!
仕方なく翌日に延期、山麓の取材に切り替え。
ちょっとだけ、サッカー観戦!?
夏至の日の翌日は、徐々にガスが上がり
いい感じで、ロケハンが終わりました。
山頂で、こんな方とも出会いました??
山頂で出会った方が
背負ってきたぬいぐるみを
お借りして、、、
20日は、朝6時みスタンバイ、
21日は、朝4時に合流して夕方3時まで
13時間行動となりました。
スタッフのみなさま
お疲れ様でした、いい番組になりますように!!
この時期の鳥海山の様子です。
7月12日~16日
大阪と神戸のお客様を迎えて、ヒメサユリ咲く朝日連峰縦走の
予定でしたが、、、
相変わらず、梅雨前線が朝日連峰の上空に居座ったまま雨を毎日降らし続けています。
縦走下山口の泡滝に通じる林道も土砂災害警報が発表され閉鎖やむ終えず縦走を前半をカメラも出せないような驟雨のなか1泊2日のミニ縦走に変更。
後半は、天気の良いエリアを探して秋田駒ケ岳へ、
自炊のできる水沢温泉に2泊。
15日朝、田沢湖町で10日ぶりに青空を見て思わずため息、
この青空も昼から激しい雷雨に
秋田駒ケ岳のコマクサの花は、数日続いた風雨で花がちぎれていました。
ムーミン谷のチングルマも蕾のまま風雨に耐えていた様子、
その中で、南限のエゾツツジだけが咲いていました。
16日は、晴天の早池峰山へ
早池峰山はセリ科の花など夏の花に彩られていました。
ホツツジ
アオヤギソウ
ギボウシ
チシマフウロ
イブキジャコウソウ
サマニヨモギ
コバイケイソウ
ミヤマアケボノソウ
ハヤチネウスユキソウ
ミヤマウスユキソウ
撮り忘れましたが、タカネヤハズハハコも咲いていました。
おかげ様で、5日間で山形、秋田、岩手の山を登り、仙台空港までの1000キロの大移動となりましたが、やっぱり陽射しはいいものです!
いつもお世話になっている香川県にある旅行会社「旅八」のお仕事をいただいて、5人のお客様と新人ガイド一人の同行研修を兼ね添乗員、ガイド、ドライバーの三役兼務と忙しい“プチな山旅”となりました。
今回は岩手県の八幡平、岩手山、早池峰山へ、北の山々は春から初夏の花がいっせいに咲き乱れていました。
7月1日 八幡平
7月2日~3日
岩手山は、馬返しから登り、八合目の避難小屋に泊まり、夕飯は、ご飯を炊いて五目寿司、背負ってきた大根を使ってサラダやおつまみを調理したりと山小屋の生活をみなさんでゆっくりのんびり楽しんでみました。
(“インスタント食品を使って簡単な食事をつくるな!”という大学山岳部の先輩の教えがいまも体にしみこんでいるのです、、、)
翌日は、南にあった梅雨前線が突然消え、日本海側へ現れ前線通過中の強風雨の中の山頂となりました。
そんな天気もめげずに咲いている、焼け走りコースのシラネアオイ、コマクサの群落にみなさんは感激。
この焼け走りのコマクサも、樺やヤナギの成長とともに、後数十年で消えるといわれています。
7月4日 早池峰山
ガイドを始めた頃、山に咲く花の楽しさを教えていただいた山のひとつが早池峰山です。その後も何度も足を運び、花の名前を覚えさせていただきました。
この時期は、きれいな花が出迎えてくれます。
ハヤチネウスユキソウ(上記画像3枚)だけではなく、ミヤマウスユキソウ、ミネウスユキソウと3種のウスユキソウにも出会える山でもあります。
蛇紋岩と濃霧に映える、アズマギクやミヤマオダマキ、チシマフウロウの紫系の花、
ミヤマシオガマやナンブトラノオ、のピンク系の花。
カトウハコベ、チマゼシキョウ、コバイケイソウの白系の花。
ナンブイヌナズナ、ヤマガラシ、ホソバノイワベンケイ、ウコンウツギ、キバナノコマノツメの黄系の花。
どの色の花も、梅雨空を借景に生き生きと咲いていました。
オサバグサ
もうひとつ、早池峰山から教えていただいたのは“宮沢賢治”。早池峰にゆかりの作品には、“早池峰山を巡る抒情詩”や“どんぐりと山猫”という童話もあります。
早池峰山を登り終えたら、“「早池峰と賢治」という小さな展示館”にも立ち寄ってみてください。
「いつ見るの、山から下りた 今でしょう!」
というわけで、無事みなさまを仙台空港へ送り届け、搭乗手続きを済ませていただき、お見送りをして今回の仕事は終わりました。
新人ガイドさん、ガイド試験に合格しただけではわからないことばかり、、、
ガイドのノウハウをからだで覚えるのは、
「いつやるのか、今でしょう!」
6月29日~30日
先週に引き続き、朝日旅行の仕事で蔵王へ。
高山の花は、数日で花が変わってゆきます。
先週はこまくさ平でしか見られなかったコマクサ、いま、
熊野岳周辺でたくさん花を咲かせています。
熊野岳頂上直下でには、アオノツガザクラ、オノエランの群落が見事です。
刈田峠から芝草平までは、サラサドウタン、
ガクウラジロヨウラク、
コヨウラクツツジ、ハイマツ、
タカネナナカマド
マルバシモツケ
アカモノ(イワハゼ)
などの花が盛りを迎えています。
芝草平周辺のチングルマはもう花が終わり稚児くるまに、、、
でも、ヒナザクラは相変わらず咲いています。
蔵王温泉周辺では、ホタル鑑賞会、朝市も催されています。
昔、蔵王温泉は“高湯”と呼ばれていました。
わたくしは、お客さまとは別の宿を手配いただいたので、
下駄を鳴らしながら、のんびりと温泉街の散策をおかげさまで楽しむことができました。
冬の蔵王温泉とは違う、
昔ながらの温泉情緒を垣間見ることができました。
6月22日~23日
朝日旅行主催の“珠玉の蔵王 フラワートレッキング ”
熊野岳山頂に立つ、斉藤茂吉の歌碑に刻まれている歌
“陸奥をふたわけざまに聳えたもふ
蔵王の山の雲の中に立つ”
(参考:東北文庫 齋藤茂太 「歌人・齋藤茂吉」
http://touhoku.sakura.ne.jp/10b-05-saitou.htm )
茂吉の歌を彷彿とさせるような 22日・雨中の熊野岳、
翌23日は、梅雨晴れのなかに現れた山形県と宮城県の
県境にどっしりと聳える“熊野岳”を眺めながらの稜線歩き、
あいにく“蔵王の宝石”と呼ばれるエメラルドグリーンの火口湖
お釜を望むことはできませんでした。でも、40種近い高嶺の花
と出会え、みなさま思い思いの“珠玉の蔵王”を胸に、無事山
形新幹線・車上の人となりました。
6月20日
「珠玉の蔵王 フラワートレッキング」(朝日旅行:主催)という
ちょっと仰々しいタイトルの仕事を今週末、来週末に控え、
蔵王の花の様子を見に出かけてきました。
蔵王エコーライン沿いには
イチヤクソウ科ベニバナイチヤクソウ
スイカズラ科シロバナウツギ(シロバナタニウツギ)
スイカズラ科タニウツギ
ユリ科コバイケイソウ
イワウメ科イワカガミ
ラン科ハクサンチドリ
バラ科ミヤマニガイチゴ
熊野岳・馬の背周辺では
ヤナギ科ミヤマヤナギ
キンポウゲ科ミヤマオダマキ
ツツジ科ミネズオウ
ツツジ科アオノツガザクラ
芝草平周辺では
東北の固有種 ヒナザクラが見ごろを迎えています。
サクラソウ科ヒナザクラ
ミツガシワ科イワイチョウ
バラ科チングルマ
サクラ科オクチョウジザクラ
刈田峠から杉ヶ峰周辺では
スミレ科ミヤマスミレ
ユリ科タケシマラン
ミズキ科ゴゼンタチバナ
バラ科タカネナナカマド
サクラソウ科ツマトリソウ
カエデ科ハウチワカエデ
その実
ユリ科ショウジョウバカマ
メギ科ヒロハヘビノボラズ
キンポウゲ科ミヤマハンショウヅル
バラ科ベニバナイチゴ
ツツジ科ガクウラジロヨウラク
ツツジ科スノキ
ツツジ科ムラサキヤシオ
ラン科ハクサンチドリ(シロ)
ユリ科マイヅルソウ
スイカズラ科ムシカリ(オオカメノキ)
イワウメ科イワカガミ
御田ノ神ではチングルマが終わりコバイケイソウと
カヤツリグサ科ワタスゲの実が真っ白に
蔵王代表する花といえばコマクサですよね、
いまは、コマクサ平でしか見ることができません。
不帰ノ滝(コマクサ平より)
ケシ科コマクサ
“珠玉の花咲く蔵王”をぜひ訪ねてみてください。
そうそう、温泉とさくらんぼ狩りも是非!!