takakura-science

takakura-science blog

4.23 コウモリ その3 カゴ

2013年04月23日 | 日記

 コウモリの飼育容器について説明します。

 アブラコウモリは、屋根裏のすき間などの狭いところにすんでいます。

 昼は、屋根裏などで寝ています。

 ですから、夜自由に飛べる広い空間がある場合は、広いカゴは必要ありません。

 理科部では、昨年フクロウを保護した経験があるので、巨大なケージや鳥かごをたくさん

 持っています(フクロウについては、過去のブログを参照してください。フクロウは、

 残念ながら逃げてしまいました。)が、昆虫用の一番小さい飼育容器を利用しています。

 ただし、昼間は明るいと落ち着かないので、園芸用のネットを内側につけて、さらに

 毛布をかけています。

 これだけで、コウモリは簡単に世話をすることができるのです。

 

4.23 コウモリ その2

2013年04月23日 | 日記

 コウモリの保護の仕方

 1.あたためる。(これは鳥類も同じです。)

 2.ブドウ糖水溶液を与える。(とりあえず、エネルギーを体の中に入れるためです。)

 3.少し元気になれば、エサを与える。

  【エサの作り方】

   A 準備するもの
  
     すり餌(5分)、ドッグフード、キャットフード、ミルワーム粉、卵黄粉、ハチミツ、ビタミン、ヨーグルト

   B 作り方

     粉末のものは、同量ずつ混ぜておく。
 
     エサを与える時に混ぜた粉末とヨーグルトを同量混ぜて、ハチミツ、ビタミンは少量入れる。

     水を加えて、飲むヨーグルトくらいの柔らかさにする。

いろいろと試してみましたが、この方法が一番良いと思います。

     材料が準備できない場合は、ドッグフードやキャットフードだけでも良いと思われます。

     とにかく柔らかい(水が多くて飲めるくらいの柔らかさにするのかポイントです。)

  【エサのやりかた】

   エサをやるには、コウモリを手の指にとまらせます。

   耳かきの先の部分にエサをすくいます。

   後は口に当てればいいだけです。

   最初は、人でいうと「寝起き」の状態なので、少しなめるだけです。

   しかし、何回かやっていくと、盛んに食べるようになります。

   エサをやるのに10分~20分はかかります。

   しかし、この方法でみるみる元気になり、今は飛べるようになりました。

   外で自由に飛べるようになったら逃がしてあげようと思っています。
   

4.23 コウモリ

2013年04月23日 | 日記

 2月4日(月)の午前中、学校の中庭にコウモリが落ちていました。

 はじめに見つけたのは中学生でした。

 何も動かずじっとしているので、死んでいるものと思ったようです。

 気温も13度とコウモリが外に出てくるような気温でもありません。

 この時期のコウモリは、家の屋根裏やトンネルの中で冬眠している時期なのです。

このコウモリの正式名称は「アブラコウモリ」でした。わたしたちが「イエコウモリ」と呼んでいる種類です。

 コウモリは、保護動物になっているので飼育することはできません。

 しかし、このコウモリはかなり弱っていて、あたためても飛ぶことができませんでした。

 このまま、逃がしても死ぬだけです。元気になるまでは、世話をすることにしました。