takakura-science

takakura-science blog

12.20 爆発するろ紙の実験を行って

2011年12月22日 | 日記
12月22日(木)

・薬品作りには内田先生の指示で動くことができ、参加することができました。
 脱イオン水の作り方や薬さじの使い方なども詳しく教えていただいたので、良かったと思います。
 実験の方は、最初勇気のある先輩たちがガラス棒でろ紙をたたいて爆発させていて、私は遠くから見ているだけでした。
 しかし、いつの間にか爆発するろ紙の置いてある実験台の近くにいて、ガラス棒をもらってたたいていました。
 たたく前は、怖いという気持ちが強かったのですが、いざたたいてみると花火や爆竹のようで楽しかったです。
  〔中1男子〕

・ちょっと触っただけでバチバチして楽しかったです。
 長いガラス棒で実験しましたが、本当は手で触ってみたかったです。
 最初はろ紙をたたいて音を出していましたが、しばらくするとろ紙をたたいても音が鳴らなくなりました。
 これで終わりだなぁと思っていましたが、ろ紙の周りに薬品の小さな粒がたくさん落ちているのを見つけました。
 試しにガラス棒で触ると、また大きな音が出ました。
 終わったと思ってもまだ楽しめる実験だと思いました。   〔中1男子〕

・爆発するろ紙をガラス棒でたたいて爆発する音を聞いていると、気分もワクワクして楽しかったです。
 実験が終わって、内田先生が床も気をつけて掃除をしなさいと言いました。
 私はなぜそんなことを言うのか理解できませんでした。
 実験台の近くを歩いていると、「プチッ」という音がしました。
 内田先生に聞くと、「薬品の小さな粒が爆発したときに床に落ちることがある」からだそうです。
 私たちは、ようやく内田先生の言っていることを理解しました。
 そして、濡れた雑巾で丁寧に拭き掃除をしました。    〔中1男子〕

・爆発するろ紙をたたくと、ピンク色(紫色)の煙が出てきました。
 爆発する実験で、昇華の勉強になるとは思いもしませんでした。
 爆発して出てきた煙はヨウ素が昇華して気体になったものだったからです。
 内田先生が何事も勉強だと言っていたことが理解できた実験でした。  〔高1男子〕

・とても面白かった。  〔中3男子〕

・「爆発」を自分で成功させることができました。
 自分で作った薬品で爆発が起こるのを初めて見たのです。
 何回かガラス棒でたたいて爆発したときは音の大きさにびっくりしましたが、いつ音が鳴るのかわからないので、そのスリルがたまらなくて最後までたたいていました。
 自分たちだけでは、こんな経験は絶対にできないので、学校や内田先生に感謝しています。〔中2女子〕

・私は何度か爆発するろ紙を作ったことがあります。
 しかし、今回のようにすべてのろ紙が爆発するほど成功したことがありません。
 だから、今日参加した後輩の皆さんは良かったと思います。
 実験は成功するから楽しいものだと思います。上級生として一番嬉しいのは、後輩が楽しく実験している姿を見ることです。
 とても楽しかったです。  〔高2男子〕

12.22 ししおどしの実験を行って

2011年12月22日 | 日記
12月22日(木)

 ししおどしの実験の感想を紹介したいと思います。

・私たち1人1人で作った竹筒を使って、1つ1つ火をつけていきました。
 最初の竹筒は、薬品を入れすぎて激しく燃えただけでしたが、二回目からは薬品の量を工夫したので、多少の差はありますが、大きな音が鳴りました。
 近所迷惑になるくらいの爆音を期待していた私にとっては、少し期待はずれでしたが、中学校で実験した水素の爆発とは比較にならないほど迫力がありました。内田先生の言っている「楽しいが、安全な実験」という点で考えると、合格点なのだと思います。  〔高1男子〕

・とても大きな音が鳴った竹筒と小さな音が鳴った竹筒と両方ありました。
 大きな音が鳴ったときは、とてもびっくりしました。
 この2つの差はどうしてなのでしょうか。
 竹筒の作り方に差があるのではないかと私は考えました。
 竹筒を作っているとき、内田先生が、竹筒の穴は好きなところに開けていいと言っていました。そして、私たちは何も考えずに穴を開けていました。すると、当然竹筒の底から穴までの長さがばらばらになり、筒の中でアセチレンガスと空気の混合気体の体積に変化が出来るはずです。そのために、音の大きさも変化したのではないでしょうか。
 中1の「音の性質」で振動する空気の体積が大きい場合と小さい場合では音の大きさや高さが変化すると習ったのを思い出しました。
 空間が大きいと、ガスの量も大きくなり、爆発する反応も大きくなるのではないかと考えました。
 次に実験するときは、もう少し大きな竹筒で実験してみたいと思います。  〔中2女子〕

・私は大きな音が苦手なので、遠くから眺めていました。
 音の大きさの変化には気づきましたが、怖い気持ちも強くて実験に集中することができませんでした。〔中2女子〕

・自分たちで竹を切り、生まれて初めて荒縄を巻いて作った竹筒でししおどしの実験を行いました。
 作っているときは、荒縄を使ったこともなく、失敗ばかりして完成した竹筒です。
 そのように苦労して作った竹筒の爆発音が一番大きかったので、とても嬉しかったし、苦労して作ってよかったと思いました。
  〔中1男子〕

・前回行った「ししおどし」は、風が強くてアセチレンガスが燃えただけでしたが、今日は風も弱く、実験日和だったために大成功したと思います。私の作った竹筒も大きな音が鳴ってよかったと思います。
 次回竹筒を作るときには、竹を切ることから全部自分ひとりでやりたいと思います。
 そして、今回以上の大きな音が出せるように工夫もしてみたいと思っています。  〔中1男子〕

・想像以上に竹筒の爆発音が大きく、びっくりしました。  〔中1男子〕

・一言で感想を言うと「とてもうるさかった」です。
 しかし、全員が作った竹筒で1つずつ全部音を出してみるという点では人の作った竹筒の成果も自分の作った竹筒の成果もわかるので良かったと思います。
 「うるさい」と言いながら、私はいつの間にか実験の輪の中に入っていました。
 総合して考えると「とても面白かった」です。  〔中3男子〕

12.22 衝撃で爆発するろ紙が完成しました

2011年12月22日 | 日記
12月22日(木)

 今日は終業式でした。
 終業式が終わり、部員が集まってすぐに「少しの衝撃で爆発するろ紙」を作りました。
 今まで何回か「少しの衝撃で爆発するろ紙」を作っても失敗していました。原因は、作ってから時間が経ちすぎると、爆発しなくなるからです。今日は午前中に作った「少しの衝撃で爆発するろ紙」をその日のうちに爆発させることになりました。

 
 完成したろ紙は、新聞紙の上で自然乾燥させたものです。
 この写真のように、ガラス棒などでたたくと、小さな爆発を起こします。
 爆発といっても、炎が出るわけではありません。
 紫色の煙が激しく出てくるのです。
 この紫色の煙の正体はヨウ素です。
 だから、音は大きい割には安全な爆発なのです。

 
 最初はみんな怖がっていましたが、一人が成功すると、みんな集まってきて、次々に実験していきます。
 爆発がなくなるまでずっとやっていました。

 実験が終わると、後始末です。
 私たち理科部員は、この薬品の性質を知っていますが、知らない生徒が偶然触って爆発すると、その音にびっくりしてしまうので、実験室の中には完全に薬品を残さないようにします。
 (実験中に薬品のごく一部が飛び散る可能性が少ないながらあります。)
 その処理方法を紹介します。
  実験に使った新聞紙とろ紙をたたみ、水の入った洗面器の中に入れます。そうすると、水の中で薬品は分解され、性質を失うため、爆発はしなくなります。
 数日間水に浸した後、燃えるごみで処分します。

 次に実験台や床です。
 これらにも薬品がこぼれている可能性があります。
 そのために、濡れた雑巾で丁寧に拭いていきます。使用した雑巾は、数日間水に浸した後、よく水洗いして乾燥させます。
 こうやって実験が完了します。

12.22 ししおどし その3

2011年12月22日 | 日記
12月22日(木)

 今日は、前回うまく出来なかったししおどしの実験を行いました。
 校門の近くに部員が集まり、万が一のために点火は内田先生が行うことにしました。

 
 1回目の点火です。
 写真を見てわかるように、アセチレンガスがたくさん出過ぎたため、そのままガスが「燃えて」しまいました。
 実験としては失敗ですが、アセチレンガスがしっかり出ているということが確認できました。カーバイトの量さえ変えれば、必ず成功はずだと確信しました。

 
 そこで、カーバイトの量を3分の2にして実験をすることにしました。
 この写真は、火をつける瞬間です。
 竹筒はこのように地面に少し埋めると安定し、安心して実験ができます。 

 
 大きな音を立てて爆発した瞬間の写真です。
 爆発すると、その爆風で炎も消えてしまうので、炎は上がりません。

 
 うまくいったので、実験した人たちで記念写真をとりました。