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12.22 衝撃で爆発するろ紙が完成しました

2011年12月22日 | 日記
12月22日(木)

 今日は終業式でした。
 終業式が終わり、部員が集まってすぐに「少しの衝撃で爆発するろ紙」を作りました。
 今まで何回か「少しの衝撃で爆発するろ紙」を作っても失敗していました。原因は、作ってから時間が経ちすぎると、爆発しなくなるからです。今日は午前中に作った「少しの衝撃で爆発するろ紙」をその日のうちに爆発させることになりました。

 
 完成したろ紙は、新聞紙の上で自然乾燥させたものです。
 この写真のように、ガラス棒などでたたくと、小さな爆発を起こします。
 爆発といっても、炎が出るわけではありません。
 紫色の煙が激しく出てくるのです。
 この紫色の煙の正体はヨウ素です。
 だから、音は大きい割には安全な爆発なのです。

 
 最初はみんな怖がっていましたが、一人が成功すると、みんな集まってきて、次々に実験していきます。
 爆発がなくなるまでずっとやっていました。

 実験が終わると、後始末です。
 私たち理科部員は、この薬品の性質を知っていますが、知らない生徒が偶然触って爆発すると、その音にびっくりしてしまうので、実験室の中には完全に薬品を残さないようにします。
 (実験中に薬品のごく一部が飛び散る可能性が少ないながらあります。)
 その処理方法を紹介します。
  実験に使った新聞紙とろ紙をたたみ、水の入った洗面器の中に入れます。そうすると、水の中で薬品は分解され、性質を失うため、爆発はしなくなります。
 数日間水に浸した後、燃えるごみで処分します。

 次に実験台や床です。
 これらにも薬品がこぼれている可能性があります。
 そのために、濡れた雑巾で丁寧に拭いていきます。使用した雑巾は、数日間水に浸した後、よく水洗いして乾燥させます。
 こうやって実験が完了します。

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