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12.19 シクラメンの花芽

2011年12月19日 | 日記
12月19日(月)

 シクラメンの花芽がかなり膨らんだので紹介します。

 
 沢山の葉の間から花芽が出てきているのがわかります。
 現在3本確認できました。

 
 葉の中をのぞくと、次々と新しい花芽が伸びているのがわかります。

 
 葉の上の一番大きな花芽です。
 うっすらとピンク色になってきました。
 もうそろそろ花が咲くはずです。

 花が咲く様子を今後もブログで紹介していきます。

12.16 理科部のクワガタムシ その2

2011年12月19日 | 日記
12月16日(金)

 クワガタムシ特集の第2弾です。
 今日紹介するクワガタムシは「マルバネクワガタ」といいます。
  
 マルバネクワガタは、鹿児島県と沖縄県の山の中に住んでいる珍しいクワガタムシです。
 幼虫はスダジイなどの大木の中のうろにある赤枯れを食べています。
 いわゆる「泥」を食べているクワガタムシです。
 産卵させるのも、飼育するのも、その「赤枯れの泥」なのです。
 私たちは、「赤枯れの泥」を自分たちで作ってみることにしました。
 名古屋市内の森の中に入って、桜、スダジイなどの赤枯れを土地所有者の方にお願いしてもらってきました。
 それを細かくちぎり、乾燥させてミキサーで粉末状にしました。
 さらに、「ミル」で完全に粉末にし、また乾燥させました。
 また、過去に飼育したクワガタムシの食べ残しをミキサーで細かくして、二次発酵させました。(水を入れて1年間寝かしておく。)

 だから、手に入れたマルバネクワガタのオス・メスを交尾させて、卵を生ませました。
 その幼虫が成虫になり、その成虫の雌雄から40匹ほどの幼虫が育っているので紹介したいと思います。

 
 今回成虫になったマルバネクワガタです。
 前翅(前ハネのこと)が丸いので「マルバネクワガタ」という名前がつきました。
 成虫になったら、えさは食べないとの説があります。からだの中に栄養があったほうがより大きな卵が得られると考えたため、理科部では昆虫ゼリーを与えてみたところ、たくさん食べました。
 
 
 マットは赤枯れ材と二次発酵マットが1:1で混ぜてあります。
 マルバネクワガタの幼虫は、マットが悪いと暴れてプリンカップの上に上がってくるので、
 違うマットに変えます。
 何度も失敗を繰り返して見つけたのが、スダジイの赤枯れとブナの赤枯れでした。

 
 順調に成長しています。 2齢幼虫です。
 大きくなってほしいと願っています。
 
 
 終齢幼虫です。酷暑の中でわずかに生き残った幼虫です。
 来年は成虫になるはずです。大切に育てます。

 
 幼虫の大きさがわかるように、定規を横に置きました。
 5センチほどあります。
 かなり大きい方だと思います。 

12.16 理科部のクワガタムシ その1

2011年12月19日 | 日記
12月16日(金)

  理科部では、珍しいクワガタムシを飼育しています。
 飼育する目的は「種の保存」と「生態の研究」と「貴重な昆虫を沢山の人に知ってもらう」ことです。
 現在、日本の様々な昆虫の存在が「環境の変化」により危ぶまれています。
 一部マニアの乱獲という見方もあります。
 たとえば、湿地性の蝶などは湿地に対する依存性が高く、動きも鈍いものです。
 そのために、毎日蝶の発生している湿地に蝶を採りに行くと、数年間でその
 湿地からは蝶の姿が見られなくなります。
  理科部の先輩から聞くところによると、名古屋市内でも10年前にはまだ湿地の蝶がいたのに、
 今はまったく見かけないそうです。
  それは、湿地自体がなくなっているからだそうです。

  湿地がところどころに残っていたならば、蝶は飛ぶことが出来るので、生き残っていたはずです。
 そう考えると、環境の変化は「種の保存」にとって大きな影響があることがわかります。

  今の日本を見ていると、開発をしやすいところから人間のために自然を破壊しているように感じます。
 開発されてしまう場所にも珍しい生き物たちは生きているのです。
 私たち理科部は生きる環境が少なくなってしまった珍しい昆虫を育てて殖やし、保護していきたいと考えています。

 その1 「ミヤマクワガタムシ」

  ミヤマクワガタは、山の少し深い場所にはどこにでもいたクワガタムシです。
 名古屋市内でも、守山区に多く生息していたクワガタムシです。
 しかし、守山区のミヤマクワガタの大発生地は近年開発されて木もなくなりました。
 私たちは、何とか名古屋市内のミヤマクワガタを残したいと考えています。
 飼育の技術を高めることが必要だと考え、ミヤマクワガタがたくさん生息している長野県で捕獲したミヤマクワガタを飼育することにしたのです。
  理科部は、以前から比較的飼育の簡単なクワガタムシを飼育していました。
 そのノウハウを生かし、さらに飼育技術を高めながら、名古屋市内のミヤマクワガタも探したいと思っています。

 
 これがミヤマクワガタのオスです。
 このオスとメスを交尾させて卵をとりました。
 メスは、卵を産ませたので、死んでしまいました。

 
 ミヤマクワガタの2齢幼虫です。
 まだまだ小さいのですが、大きく育てたいです。

 
 プリンカップから取り出した幼虫です。
 マットは、二次発酵マットをミキサーで細かくして、ふるいにかけたものを与えています。
 なぜかというと、自然界ではミヤマクワガタの幼虫は大きな木の根のあたりにすんでいて、
 腐葉土や腐った根を食べているからです。
 腐葉土自体はあまり栄養価の高いものではありません。
 したがって、腐った根がミヤマクワガタの幼虫の主食であると考えました。
 腐った根を山で観察すると、土の中なので地面より上にある腐った木とは違い、じめじめしています。
 さらに触るとぼろぼろと崩れて落ちます。
 この状態を人工的に作ればいいのだと思い、マットを作りました。

 
 顔はこのような形をしています。
 あごの形に特徴があります。硬い木を食べるクワガタムシの幼虫と比較するといいのですが、
 現在理科部では飼育していないので、あごの違いや腹の形などは図鑑で比べてみてください。

 
 プリンカップを置いてある場所は、廊下の日のあたらない場所です。
 それは、ミヤマクワガタが寒さに強く、暑さに弱いからです。
 自然の山の中の環境に出来るだけ近づけようとすると置く場所も決まるのです。
 このようにして、できるだけたくさんの成虫を羽化させたいと思っています。
 成虫になるのは2年後です。     理科部一同
 

12.16 ししおどしその2

2011年12月19日 | 日記
12月16日(金)

 今日は大掃除です。
 授業後に全校生徒で学校中を掃除しました。
 そのために、理科部員も全員が集まったのはいつもより少し遅い時間でした。
 さっそく、前回作った「ししおどし」を試してみようと思います。

 大きな音が鳴るかもしれないので、まずは学校に許可を取りました。

 
 カーバイトを準備しています。
 
 
 竹筒の中にカーバイト(炭化カルシウム)を入れています。
 カーバイトは発火する可能性があるため、内田先生が行います。
 
 
 火をつけるところです。

 
 爆発はしませんでした。
 そのかわり、カーバイトと竹筒が燃えてしまいました。
 今日は、風が強いのでうまくいかないのでしょうか。
 何回か行いましたが、時間も遅くなり、暗くなってしまいました。
 寒さも中学生にはこたえるし、なかなか成功しないだろうとのことで、
 次の機会にもう一度実験することになりました。
 次回は、今回うまく出来なかったことを反省して、
 「できるだけ風の弱い時間帯に行う」「カーバイトは少量にする」「竹筒を大きなものに変える」
 などの工夫をしてみたいと思います。