DUMMY FAKE ROLLERS

邦楽オススメ若手バンドから、洋楽のガールズロックやHR/HMまで、音楽やアーティストを色んな切り口からレビューします。

[WOMAN / Cyntia] 何だこりゃ!メタルを捨てた?彼女たちのアイデンティティはどこに?

2015年04月16日 | 音楽レビュー
Cyntiaの4thアルバムを聴いて、ひっくり返ってる人多いみたいですね。
私も面喰らいました。

WOMAN【通常盤】(CD)
クリエーター情報なし
ビクターエンタテインメント

Cyntiaと言えば、DOLL$BOXのレビューのときに少し触れましたが(⇒レビューはコチラ)、ALDIOUSが火をつけた一連の嬢メタルムーブメントの中でも、硬派なメタルサウンドとポップな音楽性を併せ持った聴きやすいバンドという位置づけだったと思います。

ところが、今回、前作『Limit Break』で聴けたメタルサウンドはどこかに吹き飛んでしまい、シンセや4つ打ちダンスビートを取り入れたポップロックになってしまっています。
もともと、彼女たちはビジュアルも女の子感を前面に押し出してはいましたが、本作のアルバムジャケットを見て、嫌な予感がした人も多かったんじゃないでしょうか。まさにその予感は的中していますよ。

ただ、楽曲のクオリティという意味ではとても高いと思います。でも、これを彼女たちがCyntiaという名前でやることの意義が見いだせない感じですかね。。。

試しに「KISS KISS KISS」を聴いてみてください。

●Cyntia - KISS KISS KISS (ミュージックビデオ)


超絶テクだけどポップなガールズロックバンドとしては、Gacharic Spinが思い浮かびますが、それを飛び越えて、かなりポップスのフィールドに着地してしまった感がありますね。

今後どうなっていくんでしょうか。

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