[FUNKIST] このバンドいい！日本人好みのラテンロック

今回のレビューは、２年前ぐらいから、ずっと気になってて聴けていなかったバンド、FUNKISTのご紹介。

FUNKIST、ご存知でしょうか。
ヴォーカル、ギター×２、ベース、ドラムに加え、フルートとパーカッションを加えた７人組です。編成を見れば、リズムを強調したワールドミュージック系なバンドなのかな、と想像してしまいますよね。また、バンド名がファンキストだけあって、少しブラックなファンキーなサウンドなのかなと思って、その手の音楽があまり好みではない私はちょっと避けていました。

ところが、聴いてみると、ファンク系ではないし、ワールドミュージックっぽさも前面には押し出しておらず、あくまでも日本人が馴染み易いメロディやリズムをベースにしていて、とても聴きやすかったです。例えるなら、ポルノグラフィティにラテン系のロックがいくつかありますが、あんな感じで日本人好みにアレンジしたラテンロックだな、という印象を受けました。ただポルノほど切ない感じではないですね。キマグレンの「LIFE」とか好きなら気に入るかもです。

ひとまず私が一番気に入っている「ピースボール」という曲を聴いてみてください。

●ピースボール / FUNKIST

	FUNKIST CUP(通常盤)
	クリエーター情報なし
	ポニーキャニオン

いかがでしょうか？
ヴォーカルの歌声もややハスキーで、でもアクが強くなく、それでいてメッセージがスッと入ってきて、とても魅力的だなと思います。

もっと歌モノで感動的なナンバーもあります。「snow fairy」は楽曲の世界とフルートの音色が見事にマッチした名曲だと思います。アップテンポでありながら、心に染み入ってきますよ。

●snow fairy / FUNKIST


彼らは２００９年のメジャーデビューですが、最近だいぶ知名度を上げてきていたと思います。そんな矢先、昨年１０月にフルートの春日井陽子が病気で亡くなってしまいました。恐らく下記のPVが彼女の姿を見られる最後の映像なんじゃないかと思います。

●SHINE / FUNKIST


私がようやくFUNKISTを聴いたのは、彼女が無くなった後でした。もうこの編成での新しい音源が聴けないのはとても悲しいですね。。。もっと早く聴いていれば良かった。

でもFUNKISTはすごく個性があると思うし、良い曲を作り続けてくれると思うので、歩みを止めて欲しくないなと思います。

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