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タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

信じられないはなし~2

2023-09-14 07:48:20 | 日々雑感
昨日の続きみたいなはなしです。

マスクだけのことではありませんが、世の中の風潮とタカ長の感覚が大きく違うように感じるのは、最初のボタンのかけ方が違っているからだと思います。

多くの人は、病気は医師が治してくれると思っています。しかし、それは違います。病気を治すのは患者自身であって、医師ではありません。医師、医療関係者は患者さんを手助けするだけです。そこの感覚が多くの人とは違うのだと感じています。

     

拙宅の向かいにお住まいの土肥先生(県病院の院長をされたこともある先生です)へご自身の著書で次のように書かれています。

医師は、自分が「病気を治す・治した」と思い込み、それが表に出るような方もたまに見かけます。でも本来、医師は体調不良を訴える患者さんの検査や診断をし、病気とわかれば薬物療法や手術、あるいは放射線治療で対処し、必要なら心のケアも行って、患者さんの治癒の手助けをするのが仕事です。(中略)

そして令和になっても、治療後に、治癒させる(癒し治す)主役は、やはり患者さんご自身の自己治癒力なのです。医師は治療を行いますが、治癒させるのではありません。医師はそれを再認識することが大切ですし、患者さんもその点をしっかり自覚していただきたいのです。

けれども残念ながら、治癒させるのは医師の仕事だと考えている人がほとんどです。(以下略)



    

コロナ禍が始まったころ、医師など医療関係者が献身的な努力をされていたことは今でも忘れてはいません。今でも頭の下がる思いがします。そのうえで言います。あの時点でも、コロナに立ち向かったのは患者さん自身であり、医療はその手助けをしたに過ぎません。

      

この本の中で、小児科医の本間真二郎先生は、感染症対策には二つの軸が必要だと発言されています。二つの軸と言うのは「外側の軸」と「内側の軸」です。

「外側の軸」というのは、自分の外から来る敵であるウイルスを防ごうという対策です。手洗い、マスク、ソーシャルディスタンス、ロックダウン、これらすべてが外側の軸です。もちろん、これらにも意味はあると思います。でも、それ以上に私は「内側の軸」のほうが大事だと思っています。つまり、自分の免疫力、抵抗力、解毒・排出力を上げることで、ウイルスに対抗する力を高めようという対策です。

私は外側の軸の対策が必要ないとか、間違っていると考えているわけではありません。ただ、それ以上に大事なことを忘れていませんかと言っています。


    

タカ長も本間真二郎先生のこの発言に大賛成です。

コロナに限りませんが、人が病気に立ち向かう武器は、それぞれの人が持っている「免疫系」であり「治癒系」です。必要な時には「医療」の助けを借りることになりますが、主役はあくまで私たち自身です。

本間真二郎先生のように、そのことをハッキリと発言される人もいますが、メディア関係ではタカ長の知る限り、内側の軸に触れた発言はまったくありません。そのことがタカ長には信じられないのです。

そりゃぁ、コロナ対策は国民の命より利権を優先して動かしていますから、とハッキリ言って頂くとタカ長にもよく分かるのですが、、、、、。


コメント (1)
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