
ブログにチョッと書きましたが、乗鞍岳から帰ったら留守電に近しい人の訃報が入っていました。ショック。
お通夜には行けませんでしたが、翌日の葬儀には出かけて、最後までつき合いました。

故人は8月20日に自転車で買い物に出かけたとき、軽自動車にはねられて意識不明の重体になりました。
それから9日間生きていましたが、タカ長たちが乗鞍岳に登った29日に他界。45歳。あまりにも早い死でした。
事故に遭って、意識不明の重体だと聞かされたら山には行けません。タカ長たちが登山を終えて帰るのを待っていてくれたのかなぁ、と女房殿と話したものです。

事故の状況は分からないのでコメントしませんが、交通事故は怖いですね。被害者も加害者も一瞬で人生が変わります。
今朝、眼科クリニックに行きましたが、車から見ると、ヘルメットを着用している人は1名だけでした。誰も、自分は事故に遭わないと思っているのでしょうが、人生一寸先は闇であることは心にとめておきたいですね。

乗鞍岳に登った日は朝から晴れ、午後には雲が出てきましたが、天気がくずれる心配はありませんでした。だからゆっくりと登ることが出来て、剣ヶ峰に立つことが出来ました。
この歳になって、夫婦二人で山頂に立てたことは私たちの小さな誇りです。
雲が出始めた午後の写真をならべます。





前日のこの時間にはひどい雨が降ったそうです。
山は天気、人生最後の3000メートル峰登山はおだやかに終わりました。

人生最初の3000メートル峰、奥穂高岳は終日姿を見せてくれませんでした。
バスで下りるときも注目していましたが、やはりダメでした。その日見たのは焼岳と岳沢の谷すじくらい。
もう一度見に行かないといけないのかなぁ???
故人のことを忘れることはありませんが、山でトウヤクリンドウを見ると、あの日のことがよりリアルに思い出すことになりそうです。