昨日の夜、仲間からもらったキーワード。
manifesto と manifest 。どちらも「マニフェスト」。
manifesto は宣言。声明文。 manifest は工程表。
本来リーダーが示すべきは、これからどういう姿を目指していくのかを宣言する「manifesto」。この宣言があってから、その宣言したものとするための工程表「manifest」を次に示していく。この両方があって政権公約は成り立つが、実際は肝心の「宣言」が抜け落ちた工程表のみのもの、あるいは、宣言が簡易すぎて掘り下げられず工程表のチェックにのみ人心が集中してしまっていることが多くないか。
宣言したものを目指すことこそが公約に誠実であることであり、宣言したことにブレがなければ工程は都度変更したって構わないはず。しかし現実は、工程表のとおりにやることを求められ工程表を違えることは許されない評価となっている。そのことが、政策決定の際に不幸を招く結果となってはいないか。
リーダーの選択は「manifesto」で判断しそのブレは認めてはならない。「manifest」は宣言の実現可能性を推測する資料であり実際にかなえるために起こるであろう諸事を想定するもの。その修正はありうるものである。
forecast と backcast 。
現状からスタートしステップアップを図る考え方がforecast。
まずゴールを定め、ゴールと現状の差を測り、ゴールまでのステップを決めていくのがbackcast。
ビジョンとそれに基づいた具体的な数値をゴールに定めてから、その工程を組み立てていくこと、まちの未来を描くには、backcastのほうが良い。けれども現実の行政の手法はforecastではないか。
総合計画を作り、計画行政をする、ならば、考え方は当然backcastのはずなのだが。
マニフェスト論もバックキャストフォアキャスト論も、
政治家視点で語れば、首長の選挙公約と就任後のリーダーシップの話になりますし、
自治体行政視点だと、総合計画のあり方論になるような。
他に、
「こういう人にこれからのことを考え議論してほしい」という若い人が、社会起業家になっていき、地方政治家は人材不足。
といった話とか。
近い意識、近い価値観、近い観察眼、を持つ仲間たちがいることが嬉しい。かれらと同じ時に同じ業界でつながったことに感謝。年齢も住む地域も過去のキャリアもなにもつながりのない彼らと、業界内で思いでつながっていることって、すごいなと。
数々のキーワードとともにそんな思いの昨夜でした。
*********
フォアキャストとバックキャストを少し補足します。
以下のリンクが分かりやすいので、リンク先から要点だけ引用します。
http://alternaeditor.seesaa.net/article/115155434.html
以下引用
「バックキャストは、未来の一定の地点に立ち、一定の目標を決めて、そこから過去を振り返る手法。技術的な困難は、解消されていると仮定します。
フォアキャストは、現在にスタートラインを置き、現在の技術や政策の積み上げで未来の目標を設定する方法です。」
「バックキャストの特徴は、例えば40年後という長期の目標でも、大胆に具体的な数字を盛り込むことです。ＮＡＸ広報室のＩさんによると、これは現在の技術では不可能でも、将来、技術的にブレークスルーをすることで達成し、そのためにも不断の技術革新が必要だ――との考え方です。」
「逆にフォアキャストは、現状の技術をベースにしているため、その目標値は当然控えめな数字になり、目標とする年度も、バックキャストほど先の時点ではなくなります。」
「最近、よく取り上げられる数字は「2050年」です。一見、遠い未来であり、「僕や私は生きていない」と思うかもしれません。
しかし、この年の総理大臣や、トヨタやソニーの社長が仮に60歳だとすると彼らはいま「19歳」、つまり大学１年生なのです。そう考えると、2050年と言う数字がぐっと近く見えてきます。
そして、彼らが日本を動かしている未来に向けて、今から準備をするというのが「バックキャスト」なのです。
もちろん、バックキャストには、目標までのロードマップづくりと、短期ごとの検証が必要なのは言うまでもありません。」
manifesto と manifest 。どちらも「マニフェスト」。
manifesto は宣言。声明文。 manifest は工程表。
本来リーダーが示すべきは、これからどういう姿を目指していくのかを宣言する「manifesto」。この宣言があってから、その宣言したものとするための工程表「manifest」を次に示していく。この両方があって政権公約は成り立つが、実際は肝心の「宣言」が抜け落ちた工程表のみのもの、あるいは、宣言が簡易すぎて掘り下げられず工程表のチェックにのみ人心が集中してしまっていることが多くないか。
宣言したものを目指すことこそが公約に誠実であることであり、宣言したことにブレがなければ工程は都度変更したって構わないはず。しかし現実は、工程表のとおりにやることを求められ工程表を違えることは許されない評価となっている。そのことが、政策決定の際に不幸を招く結果となってはいないか。
リーダーの選択は「manifesto」で判断しそのブレは認めてはならない。「manifest」は宣言の実現可能性を推測する資料であり実際にかなえるために起こるであろう諸事を想定するもの。その修正はありうるものである。
forecast と backcast 。
現状からスタートしステップアップを図る考え方がforecast。
まずゴールを定め、ゴールと現状の差を測り、ゴールまでのステップを決めていくのがbackcast。
ビジョンとそれに基づいた具体的な数値をゴールに定めてから、その工程を組み立てていくこと、まちの未来を描くには、backcastのほうが良い。けれども現実の行政の手法はforecastではないか。
総合計画を作り、計画行政をする、ならば、考え方は当然backcastのはずなのだが。
マニフェスト論もバックキャストフォアキャスト論も、
政治家視点で語れば、首長の選挙公約と就任後のリーダーシップの話になりますし、
自治体行政視点だと、総合計画のあり方論になるような。
他に、
「こういう人にこれからのことを考え議論してほしい」という若い人が、社会起業家になっていき、地方政治家は人材不足。
といった話とか。
近い意識、近い価値観、近い観察眼、を持つ仲間たちがいることが嬉しい。かれらと同じ時に同じ業界でつながったことに感謝。年齢も住む地域も過去のキャリアもなにもつながりのない彼らと、業界内で思いでつながっていることって、すごいなと。
数々のキーワードとともにそんな思いの昨夜でした。
*********
フォアキャストとバックキャストを少し補足します。
以下のリンクが分かりやすいので、リンク先から要点だけ引用します。
http://alternaeditor.seesaa.net/article/115155434.html
以下引用
「バックキャストは、未来の一定の地点に立ち、一定の目標を決めて、そこから過去を振り返る手法。技術的な困難は、解消されていると仮定します。
フォアキャストは、現在にスタートラインを置き、現在の技術や政策の積み上げで未来の目標を設定する方法です。」
「バックキャストの特徴は、例えば40年後という長期の目標でも、大胆に具体的な数字を盛り込むことです。ＮＡＸ広報室のＩさんによると、これは現在の技術では不可能でも、将来、技術的にブレークスルーをすることで達成し、そのためにも不断の技術革新が必要だ――との考え方です。」
「逆にフォアキャストは、現状の技術をベースにしているため、その目標値は当然控えめな数字になり、目標とする年度も、バックキャストほど先の時点ではなくなります。」
「最近、よく取り上げられる数字は「2050年」です。一見、遠い未来であり、「僕や私は生きていない」と思うかもしれません。
しかし、この年の総理大臣や、トヨタやソニーの社長が仮に60歳だとすると彼らはいま「19歳」、つまり大学１年生なのです。そう考えると、2050年と言う数字がぐっと近く見えてきます。
そして、彼らが日本を動かしている未来に向けて、今から準備をするというのが「バックキャスト」なのです。
もちろん、バックキャストには、目標までのロードマップづくりと、短期ごとの検証が必要なのは言うまでもありません。」
