朝6時に家を出て今シーズン初の氷上釣りを、全面氷結した小野川湖にした。
いつものワンドの駐車場から湖面に下りて近場と思ったが以外と歩き易いので対岸のポイントに、ところが中間に吹溜まりでズポズポに、引き返すわけにもいかないので無理して正面突破、ヘトヘトで適当なところにテントを張り糸を下ろしたのは8時過ぎであった。
昨年より好印象のポイントで、期待していた通り9時ごろになるとミニ入れ食いが来た。魚探は殆どがベタ底で、かすかな群れでもアタリが出て楽しめた。しかも型が桧原のドーム釣りとは比べ物にはならない程の良型である。
その入れ食い状態が昼ごろにも来て、久々の束超えを確信、今回は単独行なので雪もチラチラ降ってきたので2時で撤収、数、型とも満足の釣行となった。
家に帰り、一束らくらくクリアーと思って数えたら106匹だった。
3・11から10ヶ月、これまで足が向かなかった相馬方面を一回りすることにした。
国道115号線を東に向かい、線量計では大波から、霊山、相双地区に入るまでは2~4μと比較的高いところがある。そこから、相馬に入り市内は原発から40kというのに福島市より低く、何も無かったかの様子でもある。しかし、6号線を越えて松川浦に入ると一変する。
海沿いの家屋、商店街、市場の施設が壊滅状態で、手付かずの廃墟、岸壁には放射能汚染で操業が出来ない中型漁船がズラリと係留されていた。
松川浦大橋から原釜に回ると、火力発電所まで建物の殆どが流されて見渡す限りコンクリートの基礎だけが残る、何とも言いようのない光景が広がる。
相馬港には大型の貨物船が入っていて、昨年暮れに操業を再開した火力発電所の煙突から煙が出ているのを見ると、唯一、明るい復興のノロシのようにも見えた。
新地から県境を越えて山本町に、以前仕事で訪れていた坂元駅はホームだけが残り、そこから海岸の波が見える。亘理町から仙台空港の下を潜り、閑上港まで足をのばして見た。
ガレキの量は、以前より大分少なくなっているが、復興の兆しは感じられなかった。