「白鳳」の意味もわからず。只、仏像がたくさん見れそう…との思いで案内してもらった奈良国立博物館「白鳳展」印象に残ったのは薬師寺の「東塔相輪水煙」ホラ!あの塔のてっぺんに「煙」みたいなのがあるじゃないですか?それを目の前で見て。ヘーッ!!と。まずその大きさに。そしてその中に天女(?)が三人。下段には笛を演奏して。中段・上段には頭を下にして笛の音に合わせ泳いでいるような姿で。すかし彫りみたいになっているのですが、同じ形のものが四組東西南北に配置され、あの形になってるのですね。「水煙」と呼ぶのもはじめて知りましたし火災から守る意味もこめられてるのでしょうか?それとも美しい音の調べに乗って天女達が極楽浄土へと誘ってくれてるのでしょうか?宇治平等院の雲中供養菩薩と重なりましたよ。もひとつ驚いたのは昨年奈良大会で訪ねた薬師寺の月光菩薩も展示してありましたが。あの時スケッチした時とはまた感じ方が違って目の前(1m)で拝見するとまぁ…ものすごい迫力でこんなに大きかったの?と。そして重量感のある立姿。若々しい凛としたお顔に圧倒されました。たくさんの仏像にお会いして―。
昨日奈良から京都へ。一泊してかねがね訪ねてみたいと思っていた京都・南禅寺を訪ねたのです。京都駅から市バスに乗り込んで一時間あまり。「南禅寺」は良くテレビドラマのロケ地として登場するのでそれなりに自分でイメージしてたのですが…ここの三門はすごい!!荘厳な感じさえして。しばし周りを散策して、三門に登る事ができるそうで登ってみる事に。「楼上」と呼ぶのだそうですね。急な階段をおそるおそる登って。登り切って眼下に開けた景色に思わず息をのみました。うわぁーっ!!これはすごい!!京都の街が一望のもと。素晴らしい眺めなのです。それになんとも心地良い風が吹いてきてもう…最高!!後ろに回りましたらね、今度は「法堂」が―。イヤーッ!!この眺めもまたスゴイ!!と。スケッチ。後で知ったのですが…歌舞伎で演じられる石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな」はこの三門で生まれたと。