田口孝夫 絵手紙旅日記

絵手紙を通じ素敵な出会いと感動の旅を重ねる田口孝夫のブログです。(申し訳ありませんがコメントなどへのお返事はできません)

5月30日 飛騨古川にて

2014年06月20日 | Weblog

名古屋から高山線に乗り換えて飛騨・古川を訪ねるのは今回で十回目になるのかな?車窓に流れる風景を目で追いながら列車が古川駅に近づいてくると見慣れた風景に胸が高鳴り…「絵手紙」での出会いの不思議をしみじみと思うのです。8年前にお声をかけていただきそれから毎年のように。その取り組みが「全国薬草シンポジウム」の全国大会参加へと絵手紙「友遊」の活動が繋がり。何と!!パネラーとして参加する羽目に。どんな展開となるのか?もう…ハラハラ、ドキドキ。明日の大会に向け、前日入りしたのです。


5月25日 杉本健吉美術館・内海海岸にて

2014年06月20日 | Weblog

ハハハ…何もね…「みそ煮込うどん」が食べたくて名古屋に一泊した訳ではないんです。モチロンそれもありますけど。名古屋と言えばやはり「杉本健吉」さんでしょう!!どうしても美術館を訪ねてみたかったのです。朝8:10発の名鉄に乗り込んで美浜緑苑へ。9時過ぎ到着。てっきり9時開館と思ってたら9:30開館。玄関先で待つ事に。今回は「わがまち百景」の特別企画。杉本さんがいかに名古屋・愛知を愛したか。あらゆる所に出かけてスケッチされた作品が展示されてて画集を見て一度は見てみたいと思ってた「三河一色大提灯祭」これはもう…圧巻!!水彩画なのですが…もう…祭りの賑わいの中に自分も溶け込んでしまいそう。それに「聚楽園」コンテ一色の大作なのですが、その存在感に圧倒されてしまします。どうしてでしょうね…毎回感じるのですが健吉さんの絵に会うと何かこう…心が解放されて。墨だろうが鉛筆だろうが、コンテだろうが油絵だろうが水彩だろうが自由に思いのままに描いていいんだよ!!

心が感じたら動いたらかいてごらん!!と。元気をもらい励まされるような気がするのです。そして今回改めて健吉さんがスゴイなぁ…と思ったのは図案家としてお仕事をなさってた時代の「観光ポスター」の原画が展示されていたのですが…。以前自分もグラフィックデザインにかかわってた時があったものですから興味津々。すべて手描きで絵もそうですが…ひとつひとつの作品のデザイン文字が実に…ハーッ!!と感心しながら言葉がありませんでした。ゆっくりじっくり杉本さんの世界に浸ったあと。いつも美浜緑苑までは来てるけど…その先の「遠くへ行きたい」みたいな気持になって(ハハハ…)名鉄線の終着駅「内海」はどんなところだろう?きっとすぐ海かもしれない~♫知らない町を歩いてみたーい~♫なんて気持で足を伸ばしてみたのです。ところがこれがとんだ思い違い。内海駅から海までテクテクテクテク…20分あまり。もう…暑くて汗はふき出て来るし…。やっとの思いでたどりついて―。せっかく杉本さんに元気もらったのだからこの勢いでせめてハガキ一枚今の一枚を残さねばとスケッチ。


5月23~24日 足助にて

2014年06月05日 | Weblog

果たして目的駅の「梅坪駅」に無事辿り着けるのか?「スケッチ会」に120名の参加!!どう展開するのか?そんな事考えてたら昨夜はロクに眠れなくて(ホント…小心者の自分が情けなくなる)朝6時我家を出発!!何はともあれ天気は上々で良かった!!名古屋で東山線→鶴舞線に乗り換えドキドキしながら梅坪駅10時下車。「歓迎」の巻紙を広げて待ってて下さったTさんとOさんの姿を目にした時はホッ!!と一安心!!「なんとか辿り着きました」と。「よくこんな所まで来て下さいました」と。「いいー天気で良かったです。」と。今日は豊田で一年前に絵手紙「やろまい会」を立ち上げ(代表Tさん)―掘り起こそう絵手紙の輪―と銘うって「足助の街・スケッチ会」を企画して下さったのです。「良く取り組んで下さいました」「もう…はじめての事で何をどうしたらいいのか?わからなくて」とTさん。「イヤーッ!!僕は参加者が集まるのかそれが心配だったのですが…」「参加希望が続々とありましてうれしい悲鳴!!でした。おことわりした方達もあるんです」と。ひとしきりおしゃべりしながら車は会場の足助交流館に到着。

もう足助の街のアチコチで参加者でしょう!!スケッチされてる方達が。会場にはお揃いのユニホーム(皆さん手ぬいで作られたたとのこと)姿のスタッフの皆さんが出迎えて下さって。「とにかく会場を見せてもらえますか?」と。一番気になってた120名参加者の出来上がった絵手紙をどう皆さんで発表していくのか?心配で。代表のT―さんもその事を一番気にかけて下さっててどうしたものか?とアチコチ駆け回って下さったそうで…。なんと!!4日前にプロジェクターを貸して下さる方に出会えたというのです。「エーッ!!早速試写してみましょう」と。そしたらもう…バッチリ!!なのです。もう…これぞ「天の助け」「やっぱ絵手紙(神)様はいらっしゃるのですね」と。「ああ良かった!!これなら大丈夫です。」一気に喜びがふき上げてきて。皆さんやる気充分!!午後1時。いよいよ開会。40分あまりで「スケッチの心構え」をお話して皆さん足助の街へ散って思い思いの場所でスケッチ。「足助」はその昔、尾張・三河から信州を結ぶ伊那街道の重要な中継地だったそうで。物資運搬や庶民通行の要所として栄えた商家町だとのこと。江戸時代後期から明治末までに建てられた建物が重要伝統的建造物群保存地区として数多く残されているのです。おもしろかった(?)のは「田口家住宅」というのがありましてね。Tさんが「これも何かの御縁です。」と僕を紹介して下さったのです。そしたらわざわざ御主人が待ち受けて下さって。昔は「お茶屋」さんだったらしく。店の奥には三つの倉がありましてね。見学させてもらったのですがなんと!!大きな茶壺や民具がいっぱい。いずれ資料館に提出なさるとか。イヤハヤ訪ねる所に歴史あり御主人と固い握手をして記念写真をパチリ!!一時間あまりのスケッチタイムはもっと描いていたい―って感じ。皆さんの絵手紙スケッチには緑に包まれた足助の街を訪ねた喜びやうれしさが、スケッチできた楽しさがあふれ。写し出される映像の一枚一枚に学びの時をいただく事ができました。「やろまい会」スタッフの皆さんの大奮闘のおかげで「足助スケッチ会」は大成功!!でした。

昨夜は「やろまい会」のスタッフの皆さんとフォレスタヒルズで交流会。「スケッチ会」に至るまでの皆さんの苦労話をいろいろ伺って―。でもアンテナを立てて動き出すと思いもかけなかったような協力者の出会いがあってと。大変だったけどやって良かったですと。皆さん笑顔がこぼれて。今日はも一度「足助」をスケッチしたいので案内してもらったのです。朝から暑かった!!そして名古屋に立ち寄るなら「みそ煮込うどんでしょ」と。ハハハ…名古屋で一泊する事に。期間限定「名古屋コーチンつくねみそ煮込うどん」に大満足!!我ながら食い意地の張った自分に笑ってしまいます。