「来年3月にさくらホールで絵手紙講演会が企画されてて田口さんを推したんですけど…引き受けて下さいますか?」と武蔵村山のTさんから連絡をいただいたのは昨年の暮のこと。「エーッ!!僕なんかで良ければ。喜んで!!」と。もう…Tさんとは絵手紙に出会ってから二十数年のおつきあい。いつも変らぬ応援をして下さってるのです。「桜の咲く頃にお会いしましょう」を合言葉に毎年。10年間続いた「絵手紙談義」講演会。
それに10年間続いたあきる野での「土籠展」会場を紹介して下さりズーッと応援して下さってる方なのです。その直後でした。さくらホール担当者のOさまより電話が。よくよく伺ったらカルチャー教室の「絵手紙」「俳句」「合唱団」の皆さんが中心になって取り組まれる「カルチャーフェスティバル」との事。合唱団・スペシャル・ユニット「ピアチェーレ」の皆さんとのコラボ(?)だと言うのです。気軽に引き受けたものの…大丈夫?かな。僕にとっては初体験。
その日がやって来ました。朝から生憎の雨。何か事ある度に案内役をして下さるAさんが新小平駅に車で迎えに来て下さり会場へ。さくらホールの広場はテントが張られ焼そばやらトン汁などのお店が。雨の中だというのに大賑わいなのです。ホールからはギターに合わせて子ども達の歌声が流れてきて。なんとも、楽しい雰囲気。そしてTさんと久し振りの御対面!!「イヤーッ!!」よくお声をかけていただいてありがとうございます。すごいお祭りなんですね」と僕。「そーなんです。担当のOさんがとても熱心な方で私達をいつもお世話して下さるのです」と。
そのO様と御対面!!「よろしくお願いします」「イヤーッ!!お声をかけていただいてうれしいです」と固い握手。司会担当の方も見えられて。会場のチェックへ。ステージにはピアノが一台それにあふれんばかりに春の花が飾られて…。何だかドキドキしてきましてね…。今回のフェスティバルの「タイトル」がまた実にいいのです。―つなぐ心とこころ「絵手紙」と「音楽」と「ことば」の贈りもの―「ピッタリ!!のタイトルですね」とOさんに言いましたら「いろいろ考えましたら…こんなになっちゃったんです」と笑顔で。
オープニングはさくらホール市民合唱団によるフォスターメドレーから。この後が僕の出番。緊張が走ります。もう…ドッキドキ!!絵手紙で繋がる出会いの素晴らしさをツバキを飛ばしながら(ハハハ)しゃべくりました。その後の朗読による「絵手紙」紹介も実に良かったし。スペシャルユニット「ピアチェーレ」の皆さんのライブ。ピアノ、ヴァイオリンの演奏と歌声がみごとに溶け合って華やいだ舞台。一気に春を呼び寄せたような…。抒情歌の場面では懐しさに酔いしれてました。もう…大感激!!「こんなステキな集いによくぞお声をかけて下さいました」と。Oさん、Tさんと固い握手を交わして。僕の心の中はホッカホカでした。