田口孝夫 絵手紙旅日記

絵手紙を通じ素敵な出会いと感動の旅を重ねる田口孝夫のブログです。(申し訳ありませんがコメントなどへのお返事はできません)

9月12日 スケッチ会 神楽坂

2018年10月05日 | Weblog

あんなに続いてた猛暑が九月に入るなり急に涼しくなって。そしたら各地でゲリラ雷雨が―。そして今までにない強力台風二十一号が上陸。暴風雨が吹き荒れる中。吹き飛ばされる屋根、冠水した家屋、車、水に浸った関西空港。京都嵐山の渡月橋のらんかんはなぎ倒されるなどそんな現場の状況をテレビで目にすると…もう…ショック!!で。そして六日の朝でした。テレビにスイッチを入れてエーッ!!北海道で地震!!厚真町で震度六強だとか(後、震度七に変更)そこら中の山崩れの様子が映し出され…。時間を追う毎に拡大する被害の状況に…言葉もありませんでした。ちょうどそんな中でした。自分の体に変調(?)を覚えたのは。夏バテなのか・季節の変わり目に体がついていけなくなったのか?だるくて…何か気力が沸いてこないのです。参った―。そんな中で迎えた「神楽坂スケッチ会」。どうしたものか?不安がよぎります。テレビでは全米テニスで日本で初めて優勝した「大坂なおみ」選手の活躍に「全世界が注目」のニュースが流れ、テニスの事は全然わからない自分でもグイグイと惹きつける魅力が彼女にはあって。あの体中から漲るパワー、インタビューに自分の感じてる事を素直に答える片言の日本語がとてもかわいくて(?)思わず笑いを誘ってしまう。二十歳の若さでスゴイ!!ですね。とにかく行かねば!!行けばなんとかなる!!皆さんが待ってて下さる。皆さんからパワーをもらおう!!と。意を決して(?)出かけたまでは良かったのですが…

 

なんとか神楽坂に着いたのは十一時過ぎ。通りはすごい賑わい。商店街とあって若い人からお年寄りまで。神楽坂のシンボル(?)ともいえる善国寺へ。そしたらもう境内でスケッチをしてらっしゃる人が!!ほんと皆さんの熱意はスゴイ!!次々と参拝者が。朱色の特徴のある山門がとても鮮やかで。でも只、眺めてるだけで精一杯。人ゴミを避けて横丁の路地へ。案内によると神楽坂はいろんな坂がいっぱいあってここは「兵庫坂」。ときおり訪ね歩く人達が行き交いますがとても静か。それに石だたみの細い路地に黒塀が続きなんともいえない趣があります。とても立ち続けてスケッチできそうもないので…どっか座り込んでできる場所を探しましてね―。とにかく一枚でも仕上げねばと…。イヤーッ!!こんな体調で皆さんに合わせる顔がないなぁ…と思いつつ集合場所の「白銀公園」へ。そしたら参加者の皆さんがアチコチのベンチに陣取って下さってて。もう僕は圧倒されてしまいましてね。もう…こうなったら自分の状況を伝えるしかないと思いましてね。Tさんに出席をとってもらった後、「ほんとうに今日は申し訳ないのですが…ここにきて夏バテなのか?すっかり体調を崩してしまい、ベンチに座って話させて下さい。今日は皆さんにパワーをもらいに来ました」と。何とか前段の話を終え、皆さんのスケッチタイム。「大丈夫ですか?ムリしないで下さい」とTさんも心配して下さって参加者の方も「いつもの元気がありません」「顔色も良くないですよ」「もう…お帰りになったら」と。皆さんに心配をかける始末。ほんとうに申し訳ないと思いつつ…。無様な格好を皆さんにお見せして情けないやら恥ずかしいやら。それでも全面的な皆さんの御協力でどうにかこうにか終える事ができました。皆さんに感謝です。


8月31日 下部温泉にて

2018年10月05日 | Weblog

 

昨日は木喰の里から「生誕三百年木喰展」の会場へと案内していただきました。今回は山梨・新潟・長野・静岡の仏像・書画が展示されてるそうで。以前お会いした仏像もあれば今回はじめて拝顔したものもあって。晩年の満面笑顔の微笑仏(自身像)に至るまでにはいろんな表現方法(?)でたくさんの仏像を創作されたのですね。何の交通手段も無い時代、天災や疫病、飢えに苦しむ人々を救うため全国を旅し、六十一歳より仏像を彫り始められたと。この一体一体の仏像の前でどれだけの人が手を合わせ生きる希望をいただいたのでしょう。中には顔面がすりへった自身像が展示されてて、背中は空洞。学芸員さんのお話によると子ども達がソリにして遊んでたそうな―。それだけ木喰さんは庶民の中に溶け込み愛されていたのですね…。「心まんまる」に満たされて。今朝下部温泉で今、まさに昇らんとする朝陽に出会いましたよ。

 

今回の「木喰の旅(?)」のもうひとつの楽しみは「何とか富士山にお会いできないか?」ということでした。企画を立てて下さったMさんがそれならば!!と車で富士山の見える本栖湖の駅まで届けて下さるお宿をゲットして下さってたのです。果たして富士山に出会えるのか?!冬場ならともかく夏はあまり姿を見せてくれない富士山。Mさんはかつてバスガイドをなさってたそうで楽しい歌声にのせて富士山を紹介して下さり車中は拍手拍手!!そして辿り着いた本栖湖。なんと!!富士山が!!もう…皆で大喜びでしたよ。

 

本栖湖のバス停まで送って下さった運転手さんにお礼を言ってお別れ。顔を見せてくれた富士山にちょっと皆興奮気味。「やっぱ私達の日頃の行いがいいーからよね」と。(ハハハ)さぁ!!せっかくのこのチャンス。一枚でも富士山スケッチしなくちゃあ!!と。それにしても暑い。それに手荷物が何とかならないか?と思案してた所へ。そこはそれ!!御婦人の機転はスゴイ!!「あそこのお店に交渉して預かってもらいましょ」と。のども渇いてきたので皆でソフトクリームを注文して。そしたら快く預かってくださって。とっても感じのいい奥さまで。助かった。ついでに「富士山が良く見えるスポットは?」とお聞きしましたら「自然遊歩道を降りるとスグです」と教えて下さって。とにかく時間がもったいないので。気が急いでしまって「自然遊歩道」の案内を見つけ「この道を行けばいいんだよね」と僕が先頭にどんどん林の中を歩いていったのです。ところが行けども行けども富士山は見えず。十分ぐらい(?)歩いたでしょうか?どうもこれは違う。「全然見えないよ」そいで逆戻り。気持ちがだんだんあせってきて。そしたら林越しに富士山のてっぺんが!!「あっ!!見えてきた見えてきた!!」と。林の中をかきわけるようにして富士山の見えるスポットを探しましてね…。イヤハヤ…とにかく一枚でもスケッチを!!と。とにかく熱中症にならぬよう気をつけて。本栖湖越しに雄大な姿の富士山を目にしながら。澄んだ青空を白雲が踊るように通り過ぎて。時折湖の方から涼しい風が吹き渡って。気持ちいい―。その度にすすきが揺れゆれて。そこら辺まで秋が近づいてきてるみたい。昼食の時間までギリギリ粘ってスケッチ。もちろんお昼は「ほうとう」をいただきました。具だくさんでおいしかったですよ。食事しながら「自然遊歩道」に気をとられて中に入らず湖の方に降りればよかったんだね…」と大笑い!!それにしても濃密な二日間の旅。これも木喰さんの御加護のおかげかも?!と皆で大満足!!


8月30日 木喰の里微笑館にて

2018年10月05日 | Weblog

 

身延町の山また山の奥にある「木喰の里微笑館」こんな山奥に!!と。昨年訪ね驚いたのに一年後に再び!!ぶどう狩りの後T御夫妻が車で案内して下さったのです。またまた四人で大感激!!

 

たわわに実ったブドウ畑を拝見するのもはじめて。ブドウ狩を体験するのもはじめてでした。現在身延町で開催中の「生誕三百年木喰展」を何としても見てみたいと思ってました。そしたら、以前絵手紙カルチャースクールで御一緒して下さってたMさんが「それならば」と。(この方甲府出身)南アルプス在住の同級生のTさんとコンタクトをとって下さって。なんと会場まで案内して下さるというのです。もう大喜び!!それで「絵友」四人で甲府へ。Tさん御夫妻はブドウを栽培されてて、まず農園へと案内して下さったのです。そして心のこもったおもてなしに四人とも大感激!!高級シャインマスカットに甲斐路の食べ放題。「甘い!!」「おいしい!!」「こんなに食べたのはじめて!!」と。「実り」を迎えるまでの苦労話など伺いながら…幸せな時間いただきました。