田口孝夫 絵手紙旅日記

絵手紙を通じ素敵な出会いと感動の旅を重ねる田口孝夫のブログです。(申し訳ありませんがコメントなどへのお返事はできません)

10月19日 清荒神・布袋尊

2013年10月24日 | Weblog

清荒神清澄寺へ向う参道は昨夜の雨に洗われて、自分の心も洗われていくようですごく気持いい。三年振り(?)の昨日の大阪・北郵便局さんでの「絵手紙教室」皆さん喜々として楽しそうに絵手紙年賀状に取り組んで下さって…ほんとに良かった―そんなこと思いめぐらせながら。清澄寺の一願地蔵尊に一拍三礼をして「今年最後の全国行脚になる来週の敦賀での講演がどうか無事に終える事ができますように」と手を合わせました。台風27号が接近中とのことで気が気じゃないのです。鉄斎美術館では―神仏敬仰―の展示。鉄斎が描いた神仏の絵ばかり。篤い信仰の持主だったのですね。晩年、住まいを「曼陀羅窟」と名付け「人は一色ではいかん、色々のものを摂取してマダラなのがよい」と語られたと。僕なんかうすっぺらすぎて一色にも成りきれてないのでは?と。(ハハハと笑ってる場合ではないですね)釈迦・観音・孔子・老子が一つの船に乗り、達磨が舵を取ってる図とか七福神が遊んでる図とかなかなかユーモラスなものもあって思わずニヤリ…。清澄寺では12月になると来年も「福」が舞い込みますようにと。一年ごと大きくなる布袋尊が配られるそうで7体(小→大)展示してあり、一番大きなのをスケッチさせてもらいました。


10月16日 二荒山神社にて

2013年10月24日 | Weblog

昨日の午後の事。協会のOさんからTEL。何とも沈んだ声のトーン「田口さん明日のみずほ証券さんの絵手紙教室ですけど…台風が気になりましてね…前日入りできないか?」と。「エーッ!!」と僕。伊勢から帰ってきたばかりでチト…気がゆるんでて。テレビをつけたら「かつて体験した事のない大型台風26号が明日関東地方に上陸するかも?」と。ヒエーッ!!こうなったら明日、交通機関はどうなるか?わかったものじゃないと即準備をして昨夜宇都宮のホテルへ。イヤーッ!!良かった!!大正解!!おかげさまで無事「絵手紙教室」終える事できました。それにしても今回の台風。日本列島縦断大きな被害の爪跡残していきましたよね…。

 


10月14日 伊勢神宮にて

2013年10月24日 | Weblog

昨夜は松阪で一泊。今朝五十鈴川駅に着いたのは11時。そしたらなんと伊賀上野のFさんとバッタリ!!地元の絵手紙サークルの皆さんを引き連れて「講演会」に参加して下さるとの事。ヒエーッ!!ともう…ここで僕の気持ちはハイテンションに。(ハハハ…)うまい具合にタクシーがきたので「神宮会館までお願いします」と言いましたら「いけませんわ…交通規制で歩かれた方がよろし…」「エーッ!!僕は東京から来ましてどこもわからんのです。仕事できましてね。」「よわりましたね…そしたら違う道通って近くまで行きますけど…その先は歩いてもらえますか?」「ありがとうございます」と。もう…ヒヤヒヤものです。10分ぐらい走ったでしょうか?「ホラ…こっから先はもう…行けません」と。そしたらものすごい渋滞で歩道は人々ひとであふれかえっているのです。会館までの道順をしっかり教えてもらって―。ああ…親切な運転手さんで良かった!!と。それにしてもこんな人出だとは想像もしてなかったから。

 

汗をふきふきやっと辿り着いた「神宮会館」。今回の「講演会」の主催者「伊・伊・朋」会の三人娘(?)さんとスタッフの皆さんが揃いのハッピを着て笑顔で迎えて下さいました。「イヤーッ!!すごい事になっとるんですね伊勢は!!」と僕。「遷宮後はじめての三連休ですからね」と「大変だったでしょう?」と。口々に。会場はもう…すっかり準備ができてて。「良くこの式年遷宮という二十年に一回の記念すべき年に合わせて講演会を開いて下さるとは…スゴイ事ですね。良く頑張って下さいました。」「最初は…不安だったんですが…M会長(?)の指導もあって日が迫ってくるにつけ皆の心がひとつになってもう…ここまできたらやるっきゃない」って気持になりましてねと三人娘さん達。会場の押えから参加者を募ることからすべてが「はじめて」づくしだったのです。その上僕は三人娘さん達にお願いをしてました。できれば講演の中で「伊勢神宮」の成り立ち、「式年遷宮」とはどういうことなのかを「絵手紙」風(?)にして参加された皆さんにコンパクトに伝えてもらえないだろうか?と。それでこそこの記念すべき年の「講演会」になるのではないか?と。最初は「エー!!」って感じだったのですが…今日はもうバッチリ!!です。と。いよいよ一時半開演。スタートにあたり松阪のOさんが大歓迎のたれ幕(?)を作って来て下さったとのことで除幕式(?)からスタート。正面には手づくりの「絵手紙で繋ぐ心と心」の看板が。二百名近い参加者の前で僕の胸は高鳴りっぱなし。たくさんの拍手をもらって(?)しゃべくりましたよ。(ハハハ…)光っていたのは三人娘さんとそのスタッフによる発表!!参加された皆さんと一緒になって僕も「お伊勢さん」のことしっかり勉強させてもらいました。実に良かった!!そして講演が終わってから突然のサプライズ!!朗々とした木遣歌が流れ、なんと伊勢・浦口町の「連」の皆さんが登場~♫めでためでたの~♫若松さまよ~♫と歌声が会場一杯に響き渡り会場は拍手拍手で沸きかえりました。もー最高!!今回心に残った言葉に「常若の精神」というのが。二十年に一度の「式年遷宮」すべてを清らかにあらためることにより国も人も共に若返る…という。これが千三百年前からそのままの形で行なわれているというのには驚きでした。朝6:30からの神宮早朝参拝。係の人の親切な案内を聞きながら「二礼二拍手一礼」澄んだ空気の中身も心も清められ心が若返ったような気持になりました。

 


10月12日 杉本健吉美術館にて

2013年10月24日 | Weblog

朝我家を出る時は天気良好。この分だと今日こそは富士山に出会えるぞ!!と。それにしてもこのところの異常気象には参ってしまう。もう10月も中旬にさしかかろうとしているのに…。30℃を超す夏日がつづいたりして体がついていかない。出かけるにしても半袖にするか?それとも長袖(?)と。明日は伊勢にて「式年遷宮記念・絵手紙講演」当日はかなりの交通混雑が予想されるので前日入りを―と。横浜を過ぎた頃から顔出した富士山!!「世界遺産」になってはじめての顔合わせ(?)いつも振られっぱなしだったのに…会えました!!(ハハハ)

 

うれしい!!ことがありましたよ。ハハハ…これがかかずにいられよかってね。伊勢での講演会は明日。でも、お伊勢さんはたくさんの参拝者で交通規制が出ると思うので「前日」入りして下さいとのことだったのです。ならば!!と我家を早目に出発。名古屋で途中下車。そして僕の大好きな憧れの杉本健吉さんに会いに行こう!!ってね―。今年2回目、美浜緑苑に向う電車の中で「ああ…今日はどんな健吉さんの絵に出会えるだろう?」ってもうドキドキです。杉本美術館に着いたのは11時近く。前回に次いで「没後10周年作品展Ⅱ」―戦中戦後の時代―の作品が展示。僕が生まれる前にこんな作品を制作されてたのか?と、そしてあの「墨絵奈良」の数々の作品と対面する事ができたのです。戦事体制の中、絵の具も手に入らなくなった中で健吉さんは奈良墨を買い込みスケッチ帳を作り大好きな奈良のスケッチを勢力的に始められたと。その作品の数々が目の前に。館内はシーンと静まりかえって僕は健吉さんを一人占め。じっくりじっくり。―素描の素の字を軽く見る向きがありますが、これを一本の線と言いかえれば、そこに素描の重みが出てくると思います。一本の線!私は素描を他のジャンルと上下の区別をつけたくありません。タブローとしての素描を望むものです。―字一句を書き取りながら「うーん」と。良く絵手紙でも「線が命」なんて言ってるけど…自分はどれだけ理解してるのか…。墨一色の作品でも鉛筆あり、コンテ、木炭あり…墨ありと。―「墨に五彩あり」と呪文に似た言葉を私は信用しません。それは作る側というより見る側に感じとして言える言葉ですが…。とはいうものの作者に色彩感覚があればあるほど白・黒の世界は豊かに巾をもって見るものに五彩を感じさせる―またまた「うーん」と。「そうか…」と。で、どんどん作品に見入ってましたらね…なんと僕の一番好きで気に入った絵が!!うわぁーっ!!これこの絵!!コンテで描かれてるのですが…冬の日の陽だまりの中。あたりは静か…猫が一ぴき。このコンテのタッチが大好き!!思わず受付の係の人に模写の許可をもらいに。そしたらOK!!もう…うれしくて。うれしくて。これがかかずにいられよか!!


10月8日 円空ふるさと館にて

2013年10月24日 | Weblog

古川を訪ねる度に―。もう…僕にとってはほんとにありがたくもったいないようなことですが…。「円空仏が大好き」という僕の心をしっかりと受け止めて下さって。Y御夫妻が下調べをして円空仏と引き合わせて下さるのです。で、今回は絵手紙仲間の皆さんと一緒に郡上市の美並円空ふるさと館を案内していただきました。円空さんはこの地で幼少時代を過ごしたそうで初期に彫られた神像が何体か安置されておりました。


10月3日 円空展

2013年10月23日 | Weblog

9月に訪ねた「円空展」の会期が10月6日まで。も一度是非訪ねたい!!と。思いはあれどついつい…日々は過ぎて「行くなら今日しかない」と出かけたのです。ところが暑いのなんの!!やっと秋が来たとホッ!!としてたのに。また夏日!!10月だと言うのにどうなってんの?おもしろいのは電車の乗客の服装。長袖あり半袖ありで夏と秋が同席してるみたい(ハハハ…)僕は?半袖。前回訪ねた時は僕一人だったのですが…今回は何だか賑やか。今回もスケッチのOKをいただいてじゃまにならぬよう―。そしたら後ろから声をかける人が。なんと!!以前「円空展」を紹介して下さったFさん。「講座に参加されるんですか?」と。「えっ!!講座があるんですか円空仏の?」と僕。どうりで。でもスケッチさせてもらうことに。

 

前回訪ねた時心引張られるものばかりでスケッチできず心残りだったので―。2m近くはあろうかと思われるこの観音様。それはそれはやさしいほほえみ。自分の胸の内の思いをぜーんぶ聞いて下さるような気がして。拝顔している自分もほほえんでくるような。頭に竜を冠した善女・龍王像・するどい眼光を感じさせる龍。雲のデザインと相まってものすごい躍動感を感じます。「龍」は「水」を司る神だそうな…。もし円空さんが現代に生きてらしたら、津波や、集中豪雨や竜巻などの被害から人々を救済するためにどんな「像」を刻まれたのだろう?なーんてそんな事考えたりして…。「円空仏」に囲まれて充実の時いただきました。


9月29日 幸手・権現堂にて

2013年10月23日 | Weblog

毎朝楽しみにしていたNHKの朝ドラ「あまちゃん」が終わって(島田さん見てました?)ハハハ…毎朝感動して涙流したりして。あのテーマミュージックを聞くだけで元気がわいてきたのに。気になってたタイに旅立った娘からの無事着いて親切な人達との出会いもいただいた―との一報もあって。何だか気の抜けたような日曜日。空はどこまでも澄んで秋晴れ!!よーし!!気分転換に秋でも捜しに出かけるかと。駅で目にしたポスターを思い出しましてね。いつも桜の花見に出かけてる幸手・権現堂の桜堤で今、「曼珠沙華祭り」開催との事。そうと決まったらとお稲荷さんの弁当を作って二人で出かけました。イヤーッ!!もう…ビックリ!!土手がまっ赤に燃えているのです。口ぐちにそこら中から「わーきれい!!」「一面すごいなぁ」と。カメラやケイタイを構える人達。いやーっ来て良かったと。二人で大満足!!こんなのはじめて。


9月27日 秋晴れ

2013年10月23日 | Weblog

白い風船が一斉に放たれスタジアムは歓喜の渦に!!「楽天優勝」もう…涙を流し抱き合って喜び合うサポーターの皆さん。「この日を待ってました」と仙台地元の皆さん。「東北の底力」を見せてくれました。と。あの大震災を乗り越えて9年目にして勝ち取った初優勝!!だそうで「野球」に関心の無い(?)僕でもああいう場面には感動してしまいます。でもそんなテレビのニュースを見ながら気持は朝からソワソワ…ウロウロ…何とも落ち着かないのです。一年ぐらい前からいろいろ準備してたので。言い出したら聞かない性分の娘が3ヶ月の東南アジアの旅へ。今朝タイへ旅だったのです。「異文化に触れおもいっきり楽しんできなさい」と口先では言ったものの…今更いろいろ考えたところでどうにもならないのに―。ハハハ…バカですね。旅立つ朝。秋晴れのいい天気で良かった!!

 


9月26日 「視る」講座

2013年10月23日 | Weblog

2日連続の講座が無事(?)終わりました。いつもの事ながらギリギリまで準備に追われて今回もドキドキの連続。驚いたのは参加者の中に33才の若い男性!!それも…なんと3週間前に「絵手紙」に出会い是非、勉強してみたいと即「講座」を申し込みました―とのこと。この情熱にはこっちがうれしくなって元気とヤル気をいただきましたよ。勘違いのモノ忘れ(?)のハプニングもあって一人冷や汗かいて、スタッフのYさん、Kさんに大笑いされる場面もあって。情けないったらありゃあしない。でも皆さんの協力でおかげさまにて今年の「講座」終了。

 


9月21日 西新井大師にて

2013年10月23日 | Weblog

八月のはじめに描かせてもらった大師の蓮の花は今頃どうなってるだろう?と散歩がてら出かけてみることにしたのです。そしたら大師さんの参道がいつになく賑やか!!それもそのはず今日21日は「縁日」だったのです。「そうか!!」と。境内には和太鼓が設置され―若い人がギターを持って歌ってらっしゃる。これは!!とばかり。そしたら東日本大震災のチャリティーコンサートだとか。またまたいい所に出くわしたもんだと。(ハハハ)

 

若い人のギター演奏の後、お坊さん達による豊山太鼓の演奏。「先日の中秋の名月をごらんになった人?」「おだんごをおそなえした人?」何名かの人の手が上って「その方達はいい人です」(わき上がる笑い)「私達豊山会はあちこちを訪ね被災地復興支援の活動を続けています。先日の台風18号の被災地にも皆さんの義援金の一部を届けたいと思います。何とぞ御協力を」と。そして総勢12名によるお坊さんの和太鼓演奏。イヤーッ!!実に力強くお腹にドンドン響いてきてかっこいいのなんの!!すっかり聞き惚れてました。和太鼓いいですね。