イヤ~ッ!!昨日は実に楽しかった。飯山を訪ねると必ず泊めていただく民宿「宮の脇」さん。そこに飯山の絵手紙仲間の方達が集って下さったのです。昼の部と夜の部に分かれて。八年振り再会した方達もいらして。もう…「あの時はこうだった、あの時はこうだった」ともう…出てくる出てくる思い出話に花が咲き爆笑〱の連続。とっても嬉しかったのは皆さんがお元気で地元にしっかりと根をおろした絵手紙の活動を展開してらっしゃること。ほんとに頭の下がる思いでした。僕の自分勝手な呼びかけにもかかわらず「良く立ち寄って下さいました」と皆さんで大歓迎して下さって申し訳ないようなありがたさでした。一夜明けて。皆さんとの別れを惜しみながら…上田へ立ち寄ってみました。ここにもいろいろ思い出がありましてね…。まずは上田城へ!!
2010年7月14日 上田城にて
今日はもう…朝から梅雨明けしたような夏空が広がって暑いこと。
協会にチョッとした用(?)があって。ハハハ…訳を話したら「またやっちゃったの!!」って絶対Sさんに笑われるので伏せておきますが。
せっかく外に出たのだからこのまま自宅にトンボ返りするのはもったいないと上野に立ち寄ったのです。そしたらちょうど「誕生!中国文明」の特別展開催中。これは!と足を運んでみたのです。
中国の歴史なんてさっぱりわかりませんし。ま、勉強したことないので当然のことですが…。
絵手紙に出会って俑だの瓦当だの画像石だのと教えてもらって以前よりか興味を持つようになったのは事実です。
今回の展は中国王朝発祥の地・河南省(黄河の中流域に位置する)で出土した名品に焦点をあて、王朝・技・美の三部構成からなるものでした。展示物からは当時の王朝の権威や暮らしぶりがうかがい知れて…はるか遠い昔に作られたものなのに…高度な技術に思わず見入ってしまって。
開催されて間もないせいかお客さんもさほど多くなく一点一点ゆっくり視ることができました。でもやっぱり興味を引いたのは第三部の「美の誕生」まさにこれは僕達が月刊誌を通して勉強している「視る」のそのものが―。
書・画・彫刻など視ていると心魅かれるものばかりで何だか…こう…ドキドキウズウズしてきましてね。石像の天王立像の前にきましたらあの興福寺の金剛力士像につながるような…力強さを感じて何度もその前を行ったり来たり…。
とうてい模写はダメだろう…と決めつけてたのですが…お客さんは少ないし…ひょっとしたらと。近くにいらした係の方に「あの…ハガキに鉛筆で模写というのはダメでしょうね…」とおそるおそる。そしたらなんと!!「お客様にめいわくにならないようにでしたらどうぞ」と。エ~!!「ありがとうございます」と。もうあわててハガキを出して。イヤ~ッ!!めずらしい俑はあるわ。これはもう…絵手紙を勉強するには必見の展ですね。
でも…体力がないと集中力も長続きしなくて(ハハハ…情けない)興奮して疲れて…。博物館を後に上野駅に向ってる途中でした―。
あの郷愁をそそるケナーの演奏が聞こえてきたのです。もう…たまりません。走って走って。木陰での演奏だったので暑さもしのげてしばし…。うっとり…。もう良くしたもので定番の「コンドルが飛んでゆく」にはたくさんの人が足を止めて。アンデスの山々に届けとばかりさわやかな風が吹き抜けていましたよ。
2010年7月16日 東京国立博物館にて