田口孝夫 絵手紙旅日記

絵手紙を通じ素敵な出会いと感動の旅を重ねる田口孝夫のブログです。(申し訳ありませんがコメントなどへのお返事はできません)

8月23日 和歌山にて

2015年09月30日 | Weblog

それは去年の12月。大阪での事。僕の「絵手紙展」にいつも駆けつけて下さる。それも和歌山の海南から。IさんとTさんのお二人。展を見ていただいた後、いろいろ絵手紙談義の花が咲いて。「海南にお声をかけていただいたのはもう…何年前になりますかね?」「たしか…8年前?やね」「お互い年をとって」「元気なうちにも一度訪ねたいものです」と僕がこぼしましたら。「そうやね…動けるうちにもう一度ぐらいは講演会企画してみようか!!」と話は盛り上がり「実現したらうれしいです」と。僕。

 

そして今年の六月の事。海南のIさんから電話。「8月末に講演会企画したいんですけど日程は大丈夫ですか?」と。もう僕は大喜びして「伺います!!」と答えたのです。

昨日海南の駅に着いたのは11時過ぎ。二人のスタッフの方が出迎え会場の市民会館へと案内して下さいました。受付には今回中心になって動いて下さった「絵手紙レインボー」の市川さんとスタッフの皆さんが。「イヤーッ!!良く頑張って取り組んで下さいました!!」と握手!!

定員150名のところオーバーして机・椅子・会場設営に大変!!うれしい悲鳴ですとのこと。壁には皆さんの日頃の思いのいっぱい詰まった絵手紙が所せましと貼りめぐらされ、雰囲気を盛り上げています。今回は前半「講演」後半「実技」を入れてとの要望だったので…。準備はしてきたものの…さぁ!!どんな展開になるかもう…ドッキドキです。午後1時スタートです。

 

満席の会場から皆さんの熱気が伝わってきて勢いこちらもテンションが上ります。戦後70年に当たるこの年。自分の自画像(鏡を持参)をかいていただいて「平和」への思いを自分にあてての絵手紙に挑戦!!だったのですが…。

人、ひとり一人に人生のドラマがあって実に心うたれるものばかりでした。改めて「今ある日常がどんなに大切で平和なことか」を再確認したひと時でした。そして「絵手紙が楽しめるのも平和であればこそなんだと」

昨夜の打ち上げ会では短期間の取り組みにしては大成功!!だったと皆さん大盛り上がりの乾杯!!でも話は後継者をどう育てるか?の所にくると…チト…つまってしまって―これはどこを訪ねても避けては通れない課題なんですけどね…。

「翌日もし良かったらどこか案内しますけど…」とのうれしいお誘いに。「海をスケッチしたいです。それもひなびた漁村なんかがあったら尚いいんですけど…」とお願いしてましたらね―。ありがたいですね…なんと!!下調べまでして下さったというのです。なんだか申し訳ないやらうれしいやらで。

Iさん、Tさん、Hさんの四人で車に乗り込んで最初に向った所は塩津港を望む高台。イヤーッ!!もう眼下に広がる和歌山の海!!「今日は特別きれいやね」と。「ここいいーでしょう!!」と。ほんといいー眺め。うれしくなりましてね。半紙を広げてチト大作に挑戦しようかな?と思いはあれど…広げてみようにも突風が吹き荒れてすごいのなんの―空は晴れいいー天気なのに…残念…と思いつつせめてハガキ一枚でもと。そしていいースポットに出会えたのです。そうそうこの眺め最高!!こんな風景描きたかったの!!(ハハハ)ひっきりなしの突風に次の場所へ移動。辿り着いたのは大崎港。うーんここも何か絵になりそうと心弾みます。

 

「ホテルの観光案内でみたのですが…このあたりに長保寺ってあるのですか?」「あります。徳川家のお墓のある所です。行きますか?でも時間的に魚料理が食べれませんよ」「エーッ!!魚料理食べたいです。」と。(何とワガママな!!ハハハ)でもここの大門に仁王像があると聞き、がぜん行ってみたくなりましてね。イヤーッ!!連れてってもらって良かった。この仁王像の力強い事!!(鎌倉時代の作)案内によると長保寺は「本堂・塔・大門と三つそろって国宝の寺は長保寺だけ」との事。仁王像は描いてみたいし本堂・塔も見てみたい。時間は限られてるし、魚料理は食べたい。あせりましたよ。(ハハハ)

 


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