田口孝夫 絵手紙旅日記

絵手紙を通じ素敵な出会いと感動の旅を重ねる田口孝夫のブログです。(申し訳ありませんがコメントなどへのお返事はできません)

11月12日 高知・桂浜にて。

2006年11月12日 | Weblog


坂本龍馬記念館からの太平洋の眺め…実に素晴らしい!なんだかこう…気持までが大きくなっていきます。昨日桂浜を訪ねたのに…またまた今日桂浜へ!なぜか?って。ハハハ…島田さんは「坂本直行」さんて画家知ってらっしゃるでしょう?僕は十六年前、帯広のTさんからお声をかけられ、小池先生にくっついてはじめて北海道を訪ねた時、この方の美術館を案内していただいたのです。その時は山の絵を描かれる人なんだ…ぐらいにしか理解できなくて…。そう、あのおいしいお菓子・六花亭さんの包装紙の花の絵もこの方のものだと教えてもらったものでした。
その「坂本直行」さんがなんと!坂本龍馬の子孫だったんですね!今回泊まったホテルで何げなく見た坂本直行(反骨の農民画家)展のチラシにエ~!そうだったの??と。そしてその展が初めて坂本龍馬記念館で、それも十一月十一日から始まるとの事!これは!と。再び桂浜を訪ねたのです。








本当に僕は考えが単純と言えば単純なのです。「坂本直行」さんの生きざまと絵にふれて…。スゴイ生き方なさった方なんだ!と。
北海道大学農学部を卒業後、父の反対を押し切って開拓農民として極貧の生活を始めるのですね…。結婚し、子育てをしながらあの厳しい北の大自然を相手の開拓者生活。そんな中で山を愛し、大自然を愛し小さな花の命に心を注ぎ、鍬を持つ手に絵筆を持って、絵を描き続けたのですね…。
当時の写真も展示してあるのですが…ご家族のなんと明るい事!希望に満ち満ちているようにさえ思えるのです。何と言う強靭な精神力!じっくり直行さんの山の絵を見てましたら…その力強さと明るさがしみじみと伝わってくるような気がするのです。
日高連峰の絵は圧巻!
いとおしいまでの一輪一輪の花の絵は厳しい大自然と闘ってつちかわれた強さとやさしさが込められているのでしょう――。スケッチブックも良かった。じっくりと直行さんの世界に浸りながら、今度帯広を訪ねる機会があったら是非直行美術館を訪ねてみよう!と強く思いましたよ。心満たされた時間でした。
龍馬記念館を出たら日曜日とあって、桂浜では龍馬まつりの真っ最中!
「よさこい踊り」に出くわして!いやいや歯切れのいい踊りに心が躍りましたよ。桂浜から高知の街に帰って来たらアーケード街で今度は「和の文化交流祭」にバッタリ!琵琶の演奏に合わせダンスと書のコラボレーション!帰りのバスの時間を気にしながらギリギリまで見入っておりました。