酔いどれ写真家の怠慢な日常

タイトル変更して、リニューアルしました。

後押し

2013-10-31 15:02:05 | 写真



最近何を一番悩んでいるかというと、写真を言語化するということ。


テキストとか内容の説明とか。


記録写真なら「どこそこで今どういう問題が行っていて、そこへ何日行ってそれを記録してこう思った」みたいなことでいい。


自分の作品の場合、それを説明するのが難しい。


書いては消し、また書いては消しの繰り返し。


頭をフラットに切り替えるために、本を読んだり映画を見たりしてみたりするとか、他人のテキストを参考にしようかとか、昼間から酒を飲むとかあれこれ格闘するものの、書いたものを後で見直すとやっぱり違う。


言葉は自分のキャラクターも現すものだから慎重にならざるを得ないし、抽象的な作品だとは思うから言語化するのも難しい。


朝9時くらいからカーテンを閉めたままの部屋で、あれこれ考えていたけど腹もへったので昼前くらいに食事と撮影に。


東京地方晴れ。


昨日ホームとアウェイの話を書いたけど、ホームのパワー恐るべし。


昨日一日アウェイで苦戦したのがいい刺激になったのか、今日たまたま強力なホームの後押しを受けたのかは不明だけど、2時間で2本と3分の2。


素晴らしい。


午後2時半撮影終了。

ホーム&アウェイ

2013-10-30 11:27:58 | 写真



あれから昨日は宛てもなくビデオ屋へ行きDVDでも借りようかと思ったけど、店内のBGMのスーパーフライだったかな?あの声がうるさすぎてガマンできずに店を出てしまい、下の本屋で文庫本サイズの松本大洋を3冊買って帰った。


実写で映画化されちゃうとなんか冷めちゃうから、松本大洋ほとんど読んでるけど、唯一読んでない「ピンポン」を今さらだけど。


外に出るとやっと雨があがり、雨あがりの澄んだ空気を深く吸い込むと、どこかの家の夕飯の匂いが美味しそうだった。


雨あがりはいいね、明日の天気はどうだろ?





本日、東京地方晴れのち曇り。


朝7時半に起き、8時半から撮影。


展示用にはたぶんもう撮らなくてもいいんだけど、天気がいいとカメラ持って出かけたくなるし、その後のことも少し考えて、数が多いほうがいいから。


それに稼いでないけど今は一応本業で写真家だから、撮るかプリントはしとかないと。


しかしやっぱり撮影は地元がいいなぁ。


今日は朝から電車で出かけたけど、アウェイはなかなか難しい。


3時間歩いたけど、1本止まり。


自分にはホームは土地が味方してくれるみたいな変な考え方がある。


アウェイはその後押しがないんですよw


でも撮りやすいホームばかりに頼ってると、写真の背景が同じになっちゃうんでw


あっ、今日はテレビで日本シリーズだ。




異空間

2013-10-29 16:59:38 | 日記



東京地方曇りのち雨。


またネットの予報がハズレて、いつの間にかしれっと変更されていたw


こんなにハズレてりゃ天気予報じゃなくて、天気現状報告だな。


天気予報は予報なのでしかたないけど、ネットの嘘は怖いなぁ。


嘘じゃないにしても、誤報や誤解とか。


それで傷ついたり、被害を受けた人とかたくさんいるんだろうな。


テレビやネットは常に真実っぽい顔してるからなぁ。。





今日は図書館で借りた本の返却日なので、朝から読書。


雨の日にはちょうどいい。


結局3冊のうち、読み終えたのは1冊だけ。


残りの2冊は上下巻の本だったけど、上巻の3分の2くらいで止まってしまった。


量(ページ数)が多すぎるのと、イマイチ面白くないのと、難しすぎるのとでなかなか進まなかった。


一山越えたら安心してしまって、昨日今日と読書漬け。


しかし展示関係のデータ作成がまだ進まず、今週末の期限に間に合うのかな?


2つ目の山。


3つ目の山はプリント作成。


まだ道のりは長い。





雨の中、本の返却に向かった。


いつもの公園を抜けるとすぐ図書館がある古い建物がある。


公園にたむろしている常連たちの姿はなく、活気のない公園はカラスや鳩さえいない異空間。


公園を足早に通り抜ける歩行者と自転車と清掃員だけ。


傘をさしたままそんな異空間で一服。


「ヴォ~ン、ヴォン、ヴォ~ン」


清掃員のエンジンブロア(風で枯葉とか集めるガンダムに出てくる武器みたいなやつ)の音だけが静かな公園に響く。


都内じゃなくどこか田舎の山の中みたいなノイズのない静かさは、とても癒される気がするし、エンジンブロアの音さえも心地よく聴こえる。


図書館に行くといた。


常連さんたちw


本なんか読みそうもない酒焼けした赤黒い顔の人たちが、雨宿りに来て新聞とか広げてる。


なんか安心して中華屋で1杯やってから、千円カットに行った。


いつものお兄さんたちの姿はなく、生真面目そうな初老のおじさんとおばさん。


おばさんの方に当たった。


申し訳ないが、何となくどちらも髮をいじられたくないタイプ。


でもまあたまにはそういう人に委ねてみるのも一興、なにせ昼間から飲んでいるから。


かなり長いこと忙しく働いてきたので、現状の経済活動にまったく組みしていない誰にも必要とされてない感が安らげていい。


そんな今だからFMラジオから流れてくるスティービー・ワンダーの声とピアノの音も、この店の空気と違和感どころかむしろ心地良く感じる。


本も返したし髮も切ったし、やるべき事は何もない。


さてこれからどうしよう?






なんとか一山

2013-10-28 10:46:35 | 写真



昨日の午後は勝負ネガ(今回の展示の半分以上)の確認。


土曜の夜にネガを受け取ってチェックして、正常に反転させた写真を見るまではやはり落ち着かない。


もしこれがパーだったら、展示が行えないくらい重要なネガ。


出かけたついでに少し撮った。


朝はケチがついたけれど、昨日のトータルは2本。


時間的に今回の展示にこの写真が使われるかは微妙だけど、保険的な意味と都市っぽい写真が少しほしいのと。


夜写真(ベタ)を確認した。


思った以上に良かったので安心した。


これでやっとだいたい出そろった。


9割は固まった。


残りの1割はプリントしながら決めるか、保険から選ぶことになる。


20枚で構成するとすると、23か24枚くらいプリントしなきゃならない。


とりあえず撮る心配はなくなった。


なんとか一山越えた。


職質

2013-10-27 08:40:14 | 写真



結局あれから寝られなくて、外は快晴だし撮影に出かけた。


日曜の朝の7時じゃまだ人も少ないし、駅周辺で撮ることにした。


1週間分の撮影欲がいい感じに出て、撮影はすごく順調だった。


8時半で1本半。


2本撮れたら休憩しようかと思ってたら、お巡りに呼び止められた。


「何撮ってるんですか?」


「街と人の調和と歴史です。」


「・・・。


いやぁ、不審な人が写真を撮ってると通報があったもんで。」


「は?」


「ちょっと画像見せてもらえませんか?」


「フィルムカメラなんで。」


「・・・。


フィルムですか、このカメラ高いんですか?」


「4、5万ですかね。」


「よくこの辺で撮ってるんですか?」


「月2回くらいですかね。」


「そんなに何撮ってるんですか?」


「だから街と人の変化を記録するわけだから、定期的に撮らないと意味がないんですよ。」


無線で連絡が入る。


それに答えるお巡りA。


はっきり口には出さないが、通報が入っちゃった以上止めろと言うことだ。


そのまま続けて撮影していると、「何やってんだ」と自分たちが非難されるうえ、さらに問題がややこしくなるからだ。


以前知り合いでも、この手の問題で画像提出させられた人がいたが、警察が確認して問題なしと認めたにもかかわらず、通報者は引くに引けなくなり画像消去と写っている人たち全員に謝罪しろと無理難題を言ってきたらしい。


山とか花とか動物とかの写真しかわからないのは構わんけれど、人の撮影のジャマするようなアホな通報はやめてほしい。


自意識過剰過ぎだよ。


声かけられたとか、つきまとわれたとか、盗撮されたとか具体的な被害なんて1つもないのに。


それから、カメラ持ってるだけで怪しい人とか勝手に形容詞つけんな。


大きなカメラを堂々とぶささげてんだから、別に怪しくないだろ?


スマホとか隠し持ってたら怪しいだろうけど。


待ちに待った快晴の空に、とんだジャマ者が入って最低な朝だった。