味の種類には、甘・鹹・酸・苦・辛・旨の6種類がある。
このうち、甘は万人が好む味であり、鹹は本能的に欲する味である。
ところが、酸・苦・辛は学習しないと好きになれない味だというのが通説だ。
旨は実はかなり最近になって認められた味で、アミノ酸の旨みである。
これには習慣性があって、味の素の味は「クセ」になる味という。
クレマン・ド・ブルゴーニュのピノ・ノワールは、赤のバン・ムッスー。
白の方が圧倒的に一般的なピカメロで、私はピカメロのファンだったので赤も買ってみた。
このムッスーは妙に甘い。どうも、ワイン類は甘いものが一般受けするので、有名になると甘くなる傾向がある。甘の罠だ。
この泡、悪くはないのだが、若干バランスが悪く甘い。
食育という視点でみると、酸・苦などは学習しないと美味しいと感じない味だ。
これは健康にいいのよとか、コレは粋なあじよねとか、大人が教えてやって初めてそうかな?と思うのが普通なのだ。もちろん大した努力なしで好む子供もいる。
絶対的な美味しさなどは存在しないにせよ、非常に幅広い味の楽しみを知らずして一生を終えるのは不幸だと思う。ほっといて!という人もいるかもしれないが・・・。
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