雑誌「PEN」、そして中国の統計のことなど

「PEN」という雑誌。今まで買ったことがなかった。
『中国のこと、もっと知りたい』という特集なので買ってみました。

この雑誌、広告はかなり高級品ばかりですね。巻頭のあたりの情報は海外物ばかり。

ｐ.26　中国の事情が数字から見えてくる。
ここに「人口13億2802万人」とあります。
先日見た2005年の中華人民共和国統計局の10％人口抽出調査（これが日本の国勢調査に当たる？）では、13億628万人とあるので、PENに載っている情報の方が新しそう。
でも、都市化率が50％以下と書いてある。2005年の数値では都市人口は57.01％となっており、矛盾。

噂では、中国の統計はいい加減で、各地方が調査をあげてきて、それを中央で集計するらしいのですが、各地方政府の役人がかなりいい加減なんだということが最近読んだ雑誌に書かれていたのを思い出しました。
悪く想像するなら、「適当に上げとけ」みたいな感じ？

とりあえず、この数値の差の原因を調べておかないと、、、今後のこともあるのでねえ。

この特集で、食の部分は残念な内容。４大料理の切り口に終わっている。
中国のサイトを見ると、ほとんどが１０大料理に整理され散る。
しかもこの雑誌では、掲載されている料理が東京の中国料理店によるものだということ。

それぞれの専門分野の人が見たらつっこみどころ満載の特集なのかも知れませんが、幅広く編集されていて面白いです。

中国は広い。だからすべてを語るなんて無理。中国人も死ぬまでに中国を全部見ることはできないという諺があると言っていた。
狭い日本でも北と南じゃ大違いですから、当然ですよね。