聖職にまつわるストーリーである。韓国はキリスト教信者が多く、クリスマスは国民の休日になっているらしい。
神に仕えるということの意味がわからないと、このドラマの深い部分はわからないのだと思う。私はわかっていないので、このドラマを十分に理解できなかった。
聖職者が個人的な愛にとらわれてもいいのか? という問題。
その答えは、ドラマの最後で描かれる。一人の女性をこれ以上ないというほど愛することによって本当の愛を知った。これからはそのことを多くの人々に伝えていく。なるほど、それがまず第一に言いたかったことなのか?
そして聖職者を愛してしまった方は、どうすべきかという問題。
そして敵まで愛せるかという問題。
このドラマは、キリスト教的価値観と人間との葛藤を延々描き続けたものだ。
日本で「氷点」という小説が非常に話題になり、ドラマ化もされた。このドラマは「汝の敵を愛せよ」というキリストの教えをめぐる人の葛藤がテーマだった。
「ラブレター」ではそのテーマはメインではなくサブである。
ってことで、このドラマは、小さいときに親に捨てられた子、一人の女性をめぐるライバル関係、不治の病などとても韓国ドラマらしい描き方をされながらも、キリスト教的価値観を多分に含んだけっこう難しいドラマだった。
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