p15
ジャガイモ
1 ジャガイモは味が甘くて性質が安らかである。
2 気を加えて脾臓を丈夫にし、炎症を鎮めて解毒する効能がある。
3 本来含まれている毒素を破壊するために十分な時間をかけてゆでなければならない。
4 ジャガイモはまた外用したりもする。
5 小児のおたふくかぜにはジャガイモ1個に酢を入れて取り替えてその汁を患部に塗れば効果がある。
P16
小豆
1 小豆は甘いけれど酸っぱい。 心経と小腸経に入って利尿作用をし、むくみを沈める。 脾臓を丈夫にして湿気をじわじわ出し、解毒して膿を排出させる。
2 <<本草綱目>>では小豆が“伝染病を防ぐ。 難産を治療して胎盤が出るようにし、乳がよく出るようにする。 鯉、黄金色のめんどりと共にゆでれば、また、小便がよく出るようにしてむくみを沈める。”としている。
3 また“この薬は一切のおできや疥癬が赤く腫れるのを治めるので、病状が軽くても重くても関係なく水でこねて塗れば、治らない場合がない。”としている。
4 <<食療本草>>には“小豆を食べ続ければ人が痩せることになる。”という話があるのだが、体内の過剰な水分を排出させる作用があるから出てきた話だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます