車に轢かれて平らになったアルミ缶。
この写真は気に入っていて、この年の翌年に愛知県美術館で写真部の部展が開催された時には4倍全に伸ばして展示した。
プラスXで撮ってD76で現像したものだったので、大きく伸ばすとかなり粒子は荒くなったが、
フィルム上の黒い銀粒子の粒の分布具合が気持ちよかった。
R1フィルターで撮っているので赤い缶の地の色が薄く写っているね。
この写真のタイトルの「奴らの未来は」は、漫画家のますむらひろし氏の作品から採らせていただいた。
その作品は「1975」という題名でガロ1973年8月号に掲載されたもの。
猫たちがリロコトヒという物質によって人間のほとんどを死滅させて1年後、登場猫物がこうつぶやく。
『いよいよ僕らの時代だ のうなしはみんな死んだ』
『テレビ人間はのうなしだ』
『奴らの未来はコカコーラだ』
この言葉に被さるようにもう一人の登場人物(生き残った人間)が読者に向かって言う。
『おまえのことだよ』
1973年から2年後を想定して放たれたこの言葉は、30年余りを経た今に向かっても飛び続けて私の心に突き刺さっている。
三重県松阪市
この写真は気に入っていて、この年の翌年に愛知県美術館で写真部の部展が開催された時には4倍全に伸ばして展示した。
プラスXで撮ってD76で現像したものだったので、大きく伸ばすとかなり粒子は荒くなったが、
フィルム上の黒い銀粒子の粒の分布具合が気持ちよかった。
R1フィルターで撮っているので赤い缶の地の色が薄く写っているね。
この写真のタイトルの「奴らの未来は」は、漫画家のますむらひろし氏の作品から採らせていただいた。
その作品は「1975」という題名でガロ1973年8月号に掲載されたもの。
猫たちがリロコトヒという物質によって人間のほとんどを死滅させて1年後、登場猫物がこうつぶやく。
『いよいよ僕らの時代だ のうなしはみんな死んだ』
『テレビ人間はのうなしだ』
『奴らの未来はコカコーラだ』
この言葉に被さるようにもう一人の登場人物(生き残った人間)が読者に向かって言う。
『おまえのことだよ』
1973年から2年後を想定して放たれたこの言葉は、30年余りを経た今に向かっても飛び続けて私の心に突き刺さっている。
三重県松阪市
記憶に残っています。