Taake's写真館

スーパーアンギュロンXL 47mmでの作品のアップは休止中。今は30年ほど前に撮った古い写真をアップしています。

古いカメラ

2008年11月24日 11時14分20秒 | Weblog
番外編です。
昨日、実家に帰って地域にある千尋江(ちひろえ)神社の遷宮行事を見てきました。
伊勢神宮のように20年ごとにやっているようですが、前回に社を建て替えたので
今回はそんなに大がかりではありませんでした。
こういう目出度いときには「餅まき」をするのが常。
テニスコートぐらいの広場にはどこからこんなに人がきたのか、と思うぐらい
たくさんの人がやってきてレジ袋などを持って待ちかまえています。
高さ3mぐらいの餅まき台の上に遷宮委員たちが数人乗って、四方八方に餅を投げました。
餅は卵ぐらいの大きさで、赤のと白のと2種類。
結構堅いので、頭に当たるとコブができるぐらい。
当たらないように気をつけながら飛んでくる餅をキャッチします。
久しぶりの餅まきは面白かったなぁ。

と、レポートをしながらも写真は無し。
私もレジ袋を手にして童心に返って餅拾いをしていたからね。
で、ここに載せたのは、昨日実家で発見されたオリンパスのトリップ35というカメラ。
#491から#523の写真を撮ったカメラだ。このカメラから私の写真は始まった。
けどペンタックスSPを買ってもらってからはほとんど使っていないので、
実に36年ぶりに日の目を見たことになる。
さわってみるとちゃんとセレン式露出計は働いている。
今手に取ってみると簡素だけれど洗練されたデザインだ。
レンズにはカビが少しあるし、遮光用のモルトもなくなっているけど、使えそうだ。


#1309 1978年8月・鬼の無い里

2008年11月24日 10時43分32秒 | Weblog
山と雲とバス。夏だね。
ところで鬼無里は「きなさ」と読む。
どうして夏休みに鬼無里へ撮影旅行に出たかというと、
ひとつには「鬼がない里」という名前に惹かれたのだった。
「きなさ」という言葉の響きからは何事もない何もない山里が想像された。
かつて歌手の森進一がヒットさせた「襟裳岬」の歌詞に「襟裳の春は何もない春です」とあって、
地元の人たちが襟裳に何もないとはどういうことか、と抗議したというような話題があったけど、
作詞した岡本おさみ氏によれば、何もないとは、何事も起こらない穏やかな、という意味だった。
この鬼無里も、そういう「何もない」場所に思われたのだ。

長野県鬼無里村