★安倍首相、ついに新国立競技場見直しを指示・・・世論の離反を回避しようと
新安保法案の強行採決で世論の安倍政権批判が高まっている中で、べらぼうに高額になるキールアーチの新国立競技場でも世論の批判が高まれば「やばい」と与党や官邸に危機感が高まった様子。
それにしても、見直しへの動きが遅すぎ。
世論の批判がここまで高まらねば見直ししなかったということ。
森元首相は安倍首相に言われて見直しに渋々「了解」したものの、それでも「国がたった2500億円も出せなかったのかねっていう、そういう不満はある。 何を基準に『高い』と言うんだね。 皆、『高い、高い』と言うけれど」とうそぶいた姿がニュースで映りました。
この手の競技場は普通高くても５００億円程度の物、その５倍もの２５２０億円掛かると言うのに、こんな認識とは恐れ入る。
しかも、もし建設を強行すれば安全性の問題などが出て来て、しかし中止は出来ないので、３千億では済まず、４千億円以上も掛かることになりそう。
これでは日本がかえって世界の笑い者になってしまう・・・ということが彼のような政治家には解らないのです。
日本の止まらない巨大公共事業ではよくあるパターンで、財政赤字の元凶の一大原因でもあるわけですが、そういうことにも平気で鈍感な人たちですから。
ただし、見直すと言っても、具体案ではまだ混迷しそう。
元々旧国立競技場を数十億円でリニューアルすべきだったのですから。