TOKI : LOG

LOGGYと竹坊の物見遊山

高輪二本榎界隈 ー後編ー

2013-11-24 | 建築散歩
後編は、高輪消防署二本榎出張所をご紹介。 1933年(昭和8年)に越智操の設計で建てられたこの建物は、 近代建築遺産(ドイツ表現主義)として「東京都選定歴史的建造物」に選定されている。 1階の腰壁は花崗岩の切り出し積み、ひさしや窓台は左官洗い出し仕上げ、 玄関は御影石に木の扉でできているという。 入口受付で見学手続きをして、署員の方に内部を案内して頂く。 階段を上り、3階の円形講堂へ . . . 本文を読む

高輪二本榎界隈 ー前編ー

2013-11-22 | 建築散歩
その昔、東海道を旅する人の一里塚のしるしとして 高輪上行寺門前に2本の榎の木があったという。 この界隈は、海抜25mで江戸湾が眼下に眺望できる景勝地で 江戸の出入口として栄えていたそうだ。 そんな歴史に思いを馳せながら、のんびりと散歩してみた。 最初にご紹介するのは、日本基督教団高輪教会。 この建物は、1933年(昭和8年)に岡見健彦の設計で造られた。 岡見はフランク・ロイド・ライトの工房か . . . 本文を読む

世田谷建築プチ散歩 ー後編ー

2013-11-15 | 建築散歩
柳澤家住宅でブロ友106さんと合流したLOGGYは、相談の結果 東急世田谷線の松蔭神社前駅近くにある「日本聖公会東京聖十字教会」へ行く事にした。 この建物は1961年(昭和36年)、アントニン・レーモンドの設計で建てられた。 集成材を用いて合掌造り型に手掛けた最初期の例なのだそうで、 尖塔アーチ型シェイプは「カマボコ兵舎」と呼ばれたそうだ。 内部はラワン材が使われているそうで、一見する . . . 本文を読む

世田谷建築プチ散歩 ー前編ー

2013-11-14 | 建築散歩
京王線代田橋駅近くにある文化財の住宅が 公開されるとの情報をブロ友さんから教えて頂き、早速見学してきた。 今回公開となったのは、「柳澤家住宅 主屋」。 柳澤家は嘉永年間(1848~1854)から世田谷区大原に 住んでいた旧家で、第二次世界大戦で前身の家屋が消失し、 1951年(昭和26年)に民芸建築を多く手がけた伊東安兵衛の設計で再建されたそうだ。 切妻屋根の大きな妻面に束や貫を見せる真壁造 . . . 本文を読む

秋の学祭巡り 2013 ー後編ー

2013-11-07 | 建築散歩
清泉女子大学を後にして向かった先は、 四谷にある上智大学。 まずは大学に隣接する聖イグナチオ教会から見学。 この建物は1999年(平成17年)に坂倉建築研究所の設計で建てられた。 主聖堂では、スペイン語による賛美歌合唱中。 当然ながら写真撮影はNG。 続いて鐘楼(写真右)を見学。 中から上を見上げると螺旋階段があるのだが、 どこにも階段へ続く通路が見当たらない。 ・・・謎である。 マリ . . . 本文を読む