後編は、高輪消防署二本榎出張所をご紹介。
1933年(昭和8年)に越智操の設計で建てられたこの建物は、
近代建築遺産(ドイツ表現主義)として「東京都選定歴史的建造物」に選定されている。
1階の腰壁は花崗岩の切り出し積み、ひさしや窓台は左官洗い出し仕上げ、
玄関は御影石に木の扉でできているという。
入口受付で見学手続きをして、署員の方に内部を案内して頂く。
階段を上り、3階の円形講堂へ . . . 本文を読む
その昔、東海道を旅する人の一里塚のしるしとして
高輪上行寺門前に2本の榎の木があったという。
この界隈は、海抜25mで江戸湾が眼下に眺望できる景勝地で
江戸の出入口として栄えていたそうだ。
そんな歴史に思いを馳せながら、のんびりと散歩してみた。
最初にご紹介するのは、日本基督教団高輪教会。
この建物は、1933年(昭和8年)に岡見健彦の設計で造られた。
岡見はフランク・ロイド・ライトの工房か . . . 本文を読む
柳澤家住宅でブロ友106さんと合流したLOGGYは、相談の結果
東急世田谷線の松蔭神社前駅近くにある「日本聖公会東京聖十字教会」へ行く事にした。
この建物は1961年(昭和36年)、アントニン・レーモンドの設計で建てられた。
集成材を用いて合掌造り型に手掛けた最初期の例なのだそうで、
尖塔アーチ型シェイプは「カマボコ兵舎」と呼ばれたそうだ。
内部はラワン材が使われているそうで、一見する . . . 本文を読む
京王線代田橋駅近くにある文化財の住宅が
公開されるとの情報をブロ友さんから教えて頂き、早速見学してきた。
今回公開となったのは、「柳澤家住宅 主屋」。
柳澤家は嘉永年間(1848~1854)から世田谷区大原に
住んでいた旧家で、第二次世界大戦で前身の家屋が消失し、
1951年(昭和26年)に民芸建築を多く手がけた伊東安兵衛の設計で再建されたそうだ。
切妻屋根の大きな妻面に束や貫を見せる真壁造 . . . 本文を読む
清泉女子大学を後にして向かった先は、
四谷にある上智大学。
まずは大学に隣接する聖イグナチオ教会から見学。
この建物は1999年(平成17年)に坂倉建築研究所の設計で建てられた。
主聖堂では、スペイン語による賛美歌合唱中。
当然ながら写真撮影はNG。
続いて鐘楼(写真右)を見学。
中から上を見上げると螺旋階段があるのだが、
どこにも階段へ続く通路が見当たらない。
・・・謎である。
マリ . . . 本文を読む