前川建築を訪ねる近代建築ツアー

先日、世田谷の前川國男が設計した
建物を訪ねるイベントがあり、
LOGGYも参加してみた。

三軒茶屋から世田谷線に乗り・・・、


向かった先は世田谷区役所。




この区役所の第一庁舎(1960年竣工)、
第二庁舎(1969年竣工)、
区民会館(1959年竣工)が
前川建築なのだという。

その特徴は建物群が中庭広場を囲むレイアウト。
広場は地域の祭り等で区民が集う場として
利用されており、全国の自治体庁舎のモデルに
なったとされているそうだ。

まず第一庁舎をひと巡り。








建設当時流行したブルータリズムの影響を
受けた打ちっ放しコンクリート壁面が力強い。

こちらは第二庁舎。
入口の庇が上野の東京文化会館と似ている。





そして区民会館。






会館内レストランの奥にある庭園


区民会館では演奏会が開催されていたが、
ちょっぴり内部も見学させて頂く。




最後にやはり前川國男設計の建物である
世田谷区立郷土資料館(1964年竣工)に行く。


こちらでは今回見学した世田谷区役所が
老朽化の為、建替方針が決まっている事、
区民からは保存・継承要望が多い事、
区ではそれらを踏まえて年末までに
基本設計をまとめる計画だという、
なかなか難しい現状の説明があった。

LOGGY的には・・・、
世田谷区役所第一庁舎は「ウルトラQ　第17話　1/8計画」の
ロケ地でもある事から、是非とも保存・継承して欲しいと思う。