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5月上旬、武庫川女子大学主催で「わが国の近代建築の保存と再生」についての
講演会が丸の内の日本工業倶楽部で開催され、LOGGYも参加してきた。
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この建物は、1920年(大正9年)、松井貴太郎他の設計で建てられた。
日本における数少ない本格的なセセッション様式の建物で、国賓を迎えることを考慮して、
入口にはドリック・オーダーが配され、正面階段も広くとられている。
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正面屋上には小倉右一郎作の二つの人像が置かれ、男性はハンマー、女性は糸巻きを手にし、
当時の二大工業である石炭と紡績を示しているという。
建物は2003年(平成15年)に建替えられ、南側部分が保存・再現されている。
LOGGYは、工業倶楽部外観は何度も見学しているのだが、
内部は通常、財界人の社交場として使用されている為、
こんな機会でもないと見学できない。
正直、気持ち的には講演会よりそちらがメインだった。
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重厚な扉を開けると・・・、
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赤い絨毯を通って2階大会堂へと向かう。
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受付を済ませ、会場へ入る。
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予想通り重厚なデザインの会場だ。
時間があれば、じっくり見たい室内装飾が数多くあったが、
見学できたのは10分×2回のトイレ休憩時間のみ。
同じ事を考えている見学者も多く、みな必死で写真を撮っていた。
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2階ロビー。
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エレベーターも豪華絢爛。
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階段で上へ行ってみる。
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階段そのものも美しい。
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上のフロアでは別の会議が行われていた。
あわただしく会場に戻り、講演を拝聴する。
講演は丹下健三生誕100年を記念してその足跡をたどるものと
丹下作品の構造を解説する内容が中心。
その後で東京中央郵便局の再生についての講演もあり、
全体的にかなり濃い内容であった。
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講演会と工業倶楽部内見学を終え、充実した面持ちのLOGGY。
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この後は、東京中央郵便局の再生を主導した野村和宣氏による「実地見学と解説」
に参加する事になった。(次回に続きます)
日本工業倶楽部の歴史を調べていてこちらへ伺いました。我々一般人はこのような機会がないのでうらやましい限りです。唯一の方法はこちらで挙式ができますので予算は80名で300万からですが、どなたかが招待してくれるのを待つしかありません(笑)
ところで質問がございます。セセッション方式ってどのような様式なのでしょうか。Wikiなどでも直線と曲線がどうのこうのとかウィーン分離派とか、いまイチピンときません。よろしければ教えていただきたいのですが。
大正期には同じような建物があったそうですが、他にも東京の近くでありますでしょうか。
よろしくお願いします。
レスが遅くなり失礼しました。
まず工業俱楽部会館の見学ですが、
「武庫川女子大主催わが国の近代建築の保存と再生」
でネット検索して頂ければ講演会の案内を知る事
ができ、申込めば一般人でも参加できます。
次にセセッション様式ですが、LOGGYも素人
なので詳しいわけでなく、「現代美術用語辞典
セセッション式」でネット検索して調べています。
以上お役に立てずすみません。