小さい声でもあげてみよう

ゲイでドクター。そんな僕の地味ぃな日常。

そばにいて

2005-10-21 08:15:08 | いまのこと。
誰にだって心の暗い部やとてもツラくて悲しい思い出っていくつかあると思う。

僕もそう。

昨日、ちょっとしたコトで忘れていた悲しみが
フラッシュバックしてきて涙があふれてきた。

しばらくしたら涙は引いてきたけど、ツラくて、ツラくて先生に電話した。

僕が特に用事も無いのに電話をする、ってのは珍しくて
先生は心配してうちまでやってきてくれた。

ベットの中で半べそ状態で僕は昔の話を先生にぽつぽつと話した。

自分の中の暗い部分を今までこんなに人に見せたことなんて無かった。
それを出したら皆離れていってしまいそうで。

でも、僕にとってもう一つの闇である「自分がゲイである」という事実を
すでに見せている先生には隠したくなかったし、知って欲しいと思った。

先生は黙って話を聞いてくれて、最後にぎゅっと抱きしめて頬にキスをしてくれた。

今までだったら一人で毛布にでも包まって
感情の波が過ぎ去るのをひたすら息を潜めて待っているしかなかったと思う。

そばにいてくれる。それだけでこんなに心強いなんて、初めて知った。