小さい声でもあげてみよう

ゲイでドクター。そんな僕の地味ぃな日常。

ごあいさつ。

2007-12-27 08:22:08 | つれずれ。
今日は、これから上京して、
来年お世話になる職場に三つ指ついて挨拶してきます。

同期が15人ほど。そのうち2,3人と最終的に日々一緒に働くことになると
思うんだけど、どんな人たちだろう。ドキドキするけど、わくわくもする。

それが終わったら、京都と大阪だー。
遊ぶぞー。

1,2月は忙しくなりそうな雰囲気だから、遊び溜め。

皆様よいお年を!

今年は、

2007-12-26 00:01:23 | つれずれ。
今年のクリスマスは家族旅行でした。

僕が来年、地元を離れることを聞いた、
いつも懇意にしてもらっているご家族が、
僕ら一家のために、温泉旅行をプレゼントしてくださいました。

親父は相変わらず酒ばっかり飲んで、
母親はこういうところに来てもやっぱりこまごまと働き
みんないつもと同じような会話をして。

夜は温泉につかって、親子三人川の字になって眠りました。

幸せで、ありがたくて、

でも少し切なくて、

ちょっとだけ涙が出ました。

足りないものって

2007-12-24 00:06:22 | つれずれ。
半月くらい前に、とてもナイスな上司に

「この仕事結局、覚悟を持たないとやってらんないよ。」

って言われた。そんときは

「そりゃそうだろねー。」

くらいにしか思ってなかったけど、
なぜか、今日なってから急にその「覚悟」って言葉が
すっと気持ちに入ってきた。別に何かあったわけじゃないけど。不思議。

いつも仕事に対してびくびくして逃げ腰で、
そこで消耗して、努力する気力も擦り減って。
いつも色々なものが足りない足りない、って思ってるけど、
その根っこにあったのが「覚悟」の不足なんじゃないかと。

すぐには手に入るもんじゃなかろうけど、まず気づくところから、か。



ああ、なんか文字にすると陳腐だな。
なんていうんだろ、この感じを形にしたいのだけど。。。

箇条書き

2007-12-16 10:12:12 | つれずれ。
・精神科、意外と自分の精神にキてる。治療者にも負担がかかるんだね。

・どうやら来年度、関東での就職が決まりました。後は配属先の発表を待つのみ。
 来年の同期に大学の同級生がいた。この世界は狭い。

・上京に関して大体30台くらいまでの上司・同僚は応援してくれるけど、
 40台以上の上司は大抵「関東に行く必要なんてない」
 「今の人は都会指向だね~」と口をそろえて言ってくる。
 うるせー。こっちだって必死なんだよ。

・就職面接で上京した折、久しぶりな方、お初の方と話して飲んだ。
 一度出来たつながりを大事に暖めたり、新しいつながりを作っていくのは本当に楽しい。
 
・結局僕にとっての人生は人間関係に終始するのかもしれない。
 人付き合いは苦手だけど嫌いじゃない。人と話すことで自分を再発見。

・年末は来年の医局の顔合わせで上京。みなとみらいのちょっといいホテルを
 とってみた。楽しみ。その後、そのまま京都で年越しをたくらんでます。

・そういう日々の楽しみを共有できる人がいたら、もっと楽しいんだろうな、としみじみ思う。

・でも今の状態だったら、また相手に依存しようとするんじゃないか、とも思う。
 なかなか「大人」になりきれない自分。

・研修医が来月までに書かなくてはいけないレポート30項目。
 焦って書き始めましたがまだ10項目。うーん。先は長い。
 年末遊びほうけるためにもこの2週間が勝負。

・つくづく自分ってこつこつと積み重ねができない人間だなあ、と。
 この2年間の研修、これでよかったのか?と思う節もあり。
 確かにある程度動けるようにはなったけど、その場しのぎ。
 知識の裏付けとかそういうものが非常に足りない。
 自分で勉強する、という姿勢も足りない。

・そんなんで来年からの仕事に期待と同時に知識・体力面での不安も大きい。
 
・来年はどんな年になるのかなあ。少しでいいから変わっていこう。
 

いろんな現実

2007-12-05 00:17:06 | つれずれ。
精神科での研修スタートです。

今までと違って内臓を相手にするわけじゃないし、結構、社会福祉的な面までかむから面白い。

印象的な症例がいくつか。

70代女性。嫁から精神的虐待(言葉による虐待)を受け、不眠の訴え。
前回受診時に睡眠薬の処方を受け睡眠は取れるようになり、食事も食べることができるようになったが、嫁からの仕打ちがつらい、今後どうしたらいいのかわからない、と。切々と心情を語り、涙。

こういう場合、不眠という症状は改善していてもはや「医師でなくてはできないこと」はないと判断されるそうです。話を聞くことはできるけど、そしてそれは医師じゃなくてもできることなわけで。
「こういうところに相談するといいですよ」と話をしても当のおばあちゃんは、自分のつらさを訴えるのみでこちらからのアドバイスを受けて行動しようという意思は見られず。こういうアドバイスをするにしても心理的に本人の受け入れ態勢ができてないと無意味なんだよなあ。それは単純に投薬で行動力が回復する、ってものでもないし。
本人がつらいのは揺るぎのない事実だし、つらいからこそ行動する気力もない、という側面はあるのだろうけど、この類の問題は本人が動こうとしない限り、あるいは問題がもっと大きくならない限り第3者が非常に介入しにくいのが現実。

結局、訴えるだけじゃなくて自分で行動しないと人生は切り開けないのだな、と。
それはどんな境遇でも、どんな年齢になっても変わらないようです。

それにしても、なんか、みのもんたが出てきそうな雰囲気だった。



妻と離婚して50代で脳梗塞になった後、一人暮らしで定職に付かず生活保護と訪問看護を受けてる男性。
寒くなってからベッドから出ずに酒ばかり飲んでいるようだとの看護師からの報告を受けて往診に。

家を訪れると息が白くなる室内(室温1度!)で布団の中に包まっている男性。とても50代には見えずもっとふけて見える。ベットの周りには焼酎大○郎の大瓶と弁当の空き箱。排尿はベット上で空になった酒瓶にしている。アルコール臭はあるものの本人の顔色はそれほど悪くなく、会話の内容も意識も清明。本人も「別に困ったことはないよ、もともと歩くのもしんどいし外に出れば寒いので動かないだけだ」と枕もとのラジオを楽しそうに聴いている。

確かに傍から見れば相当ひどい状況、かもしれないがそれが本人にとって幸福、とまでは行かなくとも不幸ではない、という場合だってあり得るのだ、と。

結局上記の2例とも現時点で精神科の介入対象ではなく、
必要があれば行政の介入を、との判断となりました。

冷酷に思われるかもしれないのだけど、そこらへんの割り切りを
もてることも精神科を専門とする場合には求められるようです。

同時に、医療の限界が意外と狭いことを思い知らされています。

北上。

2007-12-02 22:15:36 | つれずれ。
明日から外病院へ派遣。

今度は車で1時間半ほど北に行った病院。
かなーり、寒いらしい。。。うう。
道路も凍ってるから通勤はさすがに無理だな。
ちょっと北の地に島流しの気分。

で。

その病院には、本院から毎月かわるがわる同僚の誰かが派遣されているんだけど、
先月その病院に行っていた同僚(♀)がさっき医局で真剣な顔で俺のとこのやってきて一言。

「・・・お願いがあるんだけど。」

こわっ!

その子、頭の回転早くて、口も結構きつくて、メガネであんまり化粧とかもしてなくて、
いかにも秀才理系女子って感じの子(偏見か?)なんだよね。
オトコのオの字も無いような。

「な、なんだよ・・・。」と、恐る恐る問い返すと、

「ここじゃ言えない。。。あ。紙に書くから。」

といって彼女がペンをとって手元に書き始めた事には

「好きな人ができました。」

お?

「○○病院(※派遣先病院ね)の人で、
かっこいい人だから付き合うのは無理かもしれないけど
人として好きだからせめて友達になりたくて
話をしたいと思ったけど、タイミングを逃してしまい。
そういうわけで、来月○○病院に行ったら
飲み会か何かセッティングしてもらえない?」

おおお。。。

彼女の顔を見返すと、頬を赤らめているではありませんか。
なんかこっちが甘酸っぱくなってきてしまった。。。
いんやー、この子からそんなことを頼まれるとはねえ。

普段、結構ズカズカ言ってくるから一歩引いて仕事してたけど、
こういう風に言われたら一肌脱がないわけには行きますまい。
人様の恋愛の橋渡しなんてほとんど経験無いけど、やってみますわ。

さて、相手はどんな人なんだろー。看護師らしいけど。。
俺が惚れちゃったらどうしよう♪
なんつって。

てか、一瞬、自分に告られるんじゃなんて恥ずかしい想像したのは秘密です(笑)