逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

益々加熱する「美味しんぼ」騒動、82年遅れの安倍晋三の五・一五事件

2014年05月17日 | 社会

『美味しんぼ 広がる波紋』

毎日新聞5月15日朝刊では1面と3面で『美味しんぼ 広がる波紋』『鼻血描写 閣僚ら異例の批判』と題した特集記事で大きく報道している。
4月28日発売のビッグコミックスピリッツに掲載された『美味しんぼ』の鼻血騒動ですが時間が経過しても、収まるどころか益々過熱しているのですから不思議である。
漫画『美味しんぼ』どころか、そもそも2年前の民主党政権下で、自民党議員たちが『原発事故と鼻血』を言っていた。
漫画『美味しんぼ』での『原発鼻血』バッシング騒動の起きる余地は、今回に限っては一切無い。
鼻血騒動自体がインチキ臭い。
大騒ぎしている安倍自民党政権とか福島県当局ですが、まさに『漫画』そのものである。
自民党政権だから突然駄目になり『風評被害だ』などと口走るなど、天に唾する健忘症(歴史修正主義)であり馬鹿馬鹿し過ぎる。
『風評被害だ』との漫画の『鼻血』叩きは猫だまし(擬装)で、本当に日本政府が隠したいのは漫画『美味しんぼ』に描かれていた『除染』の問題点ではないだろうか。
毎日新聞の紙面を1枚丸々使った分析・解説記事ですが、『県外避難者 共感も』との小見出し記事では、何とも不思議な記述になっている。
毎日の記事では、『福島県民の反応は複雑だ。・・・「特に理解苦しむ」と感じるのは、12日発売号で登場人物が「福島にはもう住めない』と述べる場面だ。』と言う部分が、特に理解に苦しむ。

『苦心惨憺のわざとらしい毎日の「美味しんぼ」特集記事』

毎日新聞の特集記事ですが、わざと核心部分を外して、新聞読者が『記事を読んでも、分からないように』苦心して書いているのである。
本来『美味しんぼ』のこの部分は、正しくは、記事上↑の漫画『美味しんぼ』で描いているように、
福島大学の荒木田准教授と主人公が、『「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できないと私は思います」という発言する場面』である。
一番大事なキーワードである『除染』を毎日新聞の編集で(不都合だからと)隠すから意味が不明になっている。
荒木田準教授と主人公の、『いま、除染と言っているのは、高圧の空気とか水で放射性物質を吹き飛ばして、別のところに 追いやっているだけですからね。』、『除染と言う言葉がまやかしです。放射能なんて消せないのに、消せると思わせる。』の発言を、何としても消したかったのでしょう。
『美味しんぼ』には、他に元岐阜大助教授の松井英介医師(岐阜県環境医学研究所所長)も実名で登場して、分かりやすく電離作用がある放射線と鼻血の医学的な説明を行っている。

『「自虐史観」=「風評被害」で中身も意味も同じだった』

累計1億部を売り上げた漫画『美味しんぼ』ですが実は一度も読んでいない。しかし今回の出来事で『漫画ごときが』との安易な考えを見直して私を含めて『読んでみたい』と思っている読者諸氏は多いのではないでしょうか。
福島市内では12日発売号が即日完売になって、書店に『美味しんぼ』が無いらしい。
日本政府までが参加した今回のMANGAのバッシングはイラクでの日本人ボランティア3人の人質事件での前代未聞の自己責任バッシングと同じで、世界から見れば異様な光景ですよ。
日本ですが『本当に近代国家なのか』と疑われているのですから、日本の民主主義にとっては危機的な状態である。
しかし海外のマスコミも注目するぐらいですから、漫画雑誌の宣伝効果としては、6年前の映画『靖国』へのバッシング以上ですね。これ以上の宣伝効果は考えられない。
スピーディの情報を隠蔽して、多数の福島県民を放射能で傷つけた福島県当局ですが、漫画『美味しんぼ』の表現が、『福島県を傷つける』として出版元や作者に対して抗議しているらしい。
『風評被害で傷つけている』と言いたいのですね。
ただ問題の個所ですが、作者自身の体験とか、福島県の町長とか地元の学者の『今まで行っていた発言なり主張』であり、何も目新しいものが無い。
これ、今回の作者の新しい『創作』ではなくて、既に今までに広く世間に広まっている言説を集めて『分かりやすく、一つにまとめた』程度の話なのです。(この手法は、当『逝きし世の面影』の何時もの記事の作り方)

『今までの関係者発言と同じなのに、何故今回だけが大騒ぎに』

今回は漫画に描かれて、日本政府までが大騒ぎしている。
ところが以前からの双葉町の井戸川克隆町長の発言とか福島大学荒木田岳准教授など学者の主張は、問題視されていない。(少なくとも今までは誰も問題視していなかった)
今回は漫画『美味しんぼ』で描かれ大騒動になったので、仕方なく福島大学の当局が『大学の立場ではない』との声明を発表する騒ぎに発展する。
大騒動に発展した『原発事故と鼻血』の関連性なんかは、現風評被害担当の大臣である森雅子など野党だった自民党議員たちが、2年前に何回も国会で発言している。
いまさら『風評被害だ』と騒ぐのは、不真面目すぎて到底責任ある大人が論じる話ではない。
今回の不思議な『風評被害だ!』の大騒ぎですが、これ、頭が空っぽで目が節穴のネットウュの『自虐史観だ!』と、その意味するところが丸っきり同じです。
ですから『風評被害』を言い立てる福島県とか日本政府ですが、中身がネットウヨですね。彼等は原発事故と鼻血などと言う日本人など愛国心が足りない、それは『自虐史観だ』と言いたいのです。
以前の『美味しんぼ』の福島編では、露骨に『食べて応援する』とは言わないまでも、それに近い立場からの漫画を描いていたのと一部情報もあります。
それなら原作者の雁屋哲氏が今回は180度態度を翻して原発ムラを『裏切った』との怨恨説も考えられるが、それなら男女の別れ話による痴情のもつれでのストーカー行為の類似品である。

『「鼻血で批判されるのは人権侵害」 渦中の前双葉町長が憤り』

政府の縛りが厳しい朝日毎日などの全国紙は挙国一致の大本営発表以外は報道しないが、縛りが緩い地方紙とかエロ系の週刊誌やスポーツ紙では、全国紙よりも比較的真実を報道している場合が多い。
5月14日の日刊ゲンダイは、12年6月の東日本大震災復興特別委員会で、当時は野党だった自民党の森雅子現少子化(風評被害担当)大臣が『・・子どもが鼻血を出した、これは被曝による影響じゃないか・・』と質問していた事実を暴露する。
他にも日刊ゲンダイ記事では、『因果関係はハッキリしないものの、原発事故の被災者に鼻血の症状が見られることは以前から確認されている。』
『チェルノブイリ事故の被災者らを支援しているNPO法人「チェルノブイリへのかけはし」によると、「被災した子どもたちの2~3割に鼻血の症状が見られた」(野呂美加代表)』
『何でもかんでも「風評被害」と決めつけて議論すらさせないから不安が募るのだ。福島県も石原も下村も、マンガに噛みつくヒマがあったら、年間被曝線量を20ミリシーベルトに引き上げても「安全」という具体的な根拠を県民に示すべきだ。』
と、真っ向から安倍晋三政権の常軌を逸した鼻血バッシングを批判する。
15日の毎日新聞の特集記事ですが、森大臣が自分で鼻血を国会質問していた2年前の『赤っ恥』事実は報じていない。
ところが『鼻血描写 閣僚ら異例の批判』の小見出しの下に、『参議院本会議で「美味しんぼ」のコピーを見る森雅子消費者担当相=国会内で14日午後0時2分、藤井太郎撮影』との説明つきの写真を掲載している。(当該記事では森大臣の写真を唯一掲載している)
共産党機関紙赤旗をふくめて全ての全国紙は『美味しんぼ』だけを問題としていて、2年前の自民党の原発鼻血質問をタブーとして取上げない。
(この摩訶不思議な現象ですが、『書かない』だけで、当たり前ですが全員が知っているのです)
自民党政府のオウンゴールを指摘しない(朝日毎日は仕方が無いとしても)赤旗編集部ですが、明らかな利敵行為である。真面目な読者に対する裏切りも甚だしい。
(知らなかったとすれば報道人として無能すぎる。知っていて隠したのなら悪質すぎる)

『増殖にSTOPがかからない安倍自民党政権の万能感細胞』

幾ら有名人でも一個人に対して、卑しくも政府閣僚が束になってバッシングするなどは、民主主義云々以前に大人としての羞恥心とか自尊心があれば躊躇する。
総力を挙げて言論封殺を仕掛けるなど通常なら『有り得ない』のである。今の日本政府ですが余裕もプライドも失い血迷っているのか。
しかも、今回は完璧に客観的事実においても論理的な筋道としても破綻していて、雁屋哲氏に日本政府が負けているのである。
治天の君として権力を振りかざした白河法皇さえも『賀茂川の水、双六の賽の目、叡山の山法師』(天下の三不如意)を自由には操れないのである。
いかに無敵の国家権力(日本政府)と言えども、『出来ないことは、出来ない』。無理やり行ったとしても必ず破綻して、大失敗に終わるのである。
2年前に自分たちが主張していた『原発と鼻血』を今は全国紙を完璧にアンダーコントロールして隠しているが、何時までもこの状態は続かないでしょう。
この話では雁屋哲氏(美味しんぼ)に喧嘩を吹っかけても到底勝てない。
日刊ゲンダイ以外でも『面白そうだ』『これは勝てる』と踏んだ週刊誌が参戦すれば、いまは完璧に掌握している全国紙でも裏切り者が続出して陣営(挙国一致の大本営)は総崩れになる可能性が高い。
STOPがきかない安倍万能感細胞の大暴走ですが、このままの展開なら日本政府自体がお陀仏である。

『特高化する東京電力の言論統制(情報隠蔽)』

『岩下俊三のブログ』5月4日記事では、東京電力がレベル7のメルトダウン事故後の福島第一原発の悲惨な状態を隠蔽している部分を今回の『美味しんぼ』が描いことで、虎の尻尾ならぬ東電の尻尾を踏んだ(ハンドラの箱を覗いた?)のだろうと推測している。
『美味しんぼ』では主人公たちが、『自分たちのカメラは持ち込み禁止で、東電が貸してくれたカメラであちこち撮影しましたが、』 『そのカメラは東電に返却し、数百枚撮影した中で東電がくれたのは3十枚の写真だけでした。』
『我々の撮影した写真の大多数が、セキュリティ問題が問われるのだそうです。』
と語っている描写がある。
末期がんになる寸前の吉田所長との免振棟での取材会見を撮影した電波芸者の青山繁樹は自分のカメラを持ち込んだと言っているが、撮影した映像は福島第一原発に入る場面と出る場面だけ。構内では僅かに港湾施設が映っていただけだった。肝心の原子炉建屋など陰も形も無い。
今の東京電力ですが、昔の特高警察以上に厳しい言論統制を行って、未曾有の原子力事故の真実(完全なる負戦)を隠蔽しているのである。
日本と今の状態と69年前の敗戦前夜とが同じなのである。
全ての主要マスコミが大本営発表で『真実を隠蔽、沈黙している』が、日本人全員が『日本が負けている』事実を知っていたのである。
ところが誰かがうっかりと『日本が負ける』と真実を口を滑らしたら全員で袋叩きするので誰一人も『日本が負けている』などとは、命が惜しいので喋らなかった。
今の『美味しんぼ』バッシングですが、恐ろしい話ですが69年前の8月15日以前の大日本帝国に、丸ごと日本国がそのままタイムスリップする恐怖のSFホラーである。
これでは助かるものでも助からない。

『恐怖の5・15事件(安倍晋三による集団自衛権)』

82年前の1932年(昭和7年)5月15日に海軍急進派青年将校が首相官邸、内大臣官邸、日本銀行、警視庁など首都東京の主要施設を襲撃した五・一五事件では犬養毅首相を『問答無用』と射殺する。
1930年(昭和5年)軍艦の保有数を制限するロンドン海軍軍縮条約を締結した民政党の若槻禮次郎首相に対し不満を持っていた海軍将校は、若槻襲撃の機会を狙っていたという。
海軍軍縮を推進した民政党の若槻政権を『統帥権の干犯である』と批判して倒したのが、五・一五事件で暗殺された政友会の犬養毅首相だった。
犬養毅自身は軍縮を唱えていたというのに、政友会(犬養)は『統帥権の干犯』を政争の具として迂闊に主張して、文字の通り『墓穴を掘ってしまった』のである。
五・一五事件とは右翼の井上日召や大川周明に影響された海軍急進派青年将校を中心とするクーデタ事件であるが、82年後の5月15日に矢張り右翼の柳井俊二や北岡伸一のお友達の安保法制懇メンバーの暴走により、安倍晋三首相が事実上のクーデターを決行する。
2014年5月15日午後6時、NHKだけではなく朝日読売毎日産経など民報4社もニュース枠が完璧に集団自衛権を主張する安倍晋三に乗っ取られていて通常の報道が停止されている。

『82年ぶりの禍々しい擬似クーデター』

理研がインチキ臭い小保方さんのSTAP論文の最終報告書で幕引きを謀ったの日付がエイプリルフールの4月1日。
理研のホームページを見ると何故か1日遅い3月31日(月曜日)になっているのです。野依さんら理研の幹部ですが、発表する日付を一日遅らせて、わざと『4月1日』を選んでいた可能性があります。
今回の安倍晋三の集団自衛権の日付は5月15日。
幾ら右翼仲間の気心が知れたの柳井俊二や北岡伸一のお友達の安保法制懇メンバーでも、報告を受けて即座に声明は発表したのでは、全く答申内容を読んでいないし考えてもいないのが丸分かり。
本来なら批判されないように、最低でも記者会見は翌日にずらします。
安倍晋三首相ですが、82年前の1932年(昭和7年)5月15日に犬養毅首相を『問答無用』と射殺した海軍急進派青年将校のクーデターの五・一五事件の日付を意識していますね。
野依さんが4月馬鹿であることを日付で密かに表明していたように、安倍晋三も同じで『集団自衛権』の本当の意味を5・15の日付て表明しているのであろう。
憲法が、安部晋三の言うように一政府の見解とか解釈で簡単に変更されるなどは立憲主義の否定であり、五・一五事件と同じ事実上のクーデター(戒厳令とか非常事態宣言での法令の停止)なのである。
安倍晋三が全てのテレビニュース枠を乗っ取って『集団自衛権』で一人舞台を演じていた5月15日には、行政府内の憲法の番人(憲法解釈の責任者)である内閣法制局の小松一郎長官(63)が退任しているが、何とも象徴的な出来事である。

『超法規的に憲法の上に君臨する、アドルフ晋三総統閣下』

延々と事実上のクーデター(憲法の上にある集団自衛権)を、安倍晋三が首都東京にあるテレビのキー局の全部を占拠(完全掌握)して行っていた。(昭和天皇の死亡に近いマスコミのハイジャック大事件であり、いままで類似の例が無い暴挙である)
5・15事件に先立ち5月12日発売の『美味しんぼ』を安倍晋三を先手を打て書店から締め出していたらしい。(地元福島県だけではなくて、遠く福岡県でもコンビミや書店の書棚から撤去するように指示が出されていたとのブログ記事があります)
社共など左翼は地球の裏側まで自衛隊が出かけて米軍と一緒に戦争をすると勘違いしているが、食料自給率が4割を切る今の日本では、そもそも何処かの国と戦争をするなどは不可能、夢物語なのである。
安倍晋三の5・15事件(集団自衛権)であるが、去年12月の何が秘密であるかが秘密の大笑いの特定秘密保護法とか、『鼻血は許さない』との阿呆臭い『美味しいんぼ』バッシングと同じ赤いニシン(Red herring)『間違いに誘導する偽の手がかり』、『本当の意図、意味を隠すための嘘』の猫騙しである。
今の日本ですが面積では3分の1、人口では4割が福島第一原発事故の放射能で汚染されている事実を、挙国一致の大政翼賛会の大本営発表で誤魔化したいのである。
マスコミが大騒ぎしていた去年12月の参議院本会議での特定秘密保護法の強行可決と同じ日に、衆議院本会議では情報を漏らした医療関係者に懲役二年を課す『がん登録法』が誰にも知られずに成立していた。
しかし、赤旗を含む全てのマスコミはがん登録法の恐ろしい罰則は報道しない。そもそも法案そのものを報道していない。(挙国一致で完璧に隠しているのであるから恐ろしい)
安倍晋三など今の大政翼賛会の『日本国』が隠したいのは軍事機密でも外交機密でもなくて、今の福島県で起きている小児甲状腺がんの爆発的発症などの深刻すぎる放射能被害なのである。

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アメリカの (紙さま)
2014-05-15 20:47:44
南北戦争時、「アンクルトムの小屋」が国論を二分したと聞きますが、今や力を失った文学の代わりを漫画がしているのかも。対する文学の体たらく・・・広島・長崎とはまた異なる被曝文学が期待されますが、知る限りでは花村萬月が原発労働を題材にしたぐらいか。プルトニウムを吸い込んで麻薬のようにトリップするような話を書いた作家もいたが、核物質を舐めすぎでしょう。リグビダートルの脳被曝も知らん作家が跋扈し、放射能汚染か゛普遍的になった世界を描かない文学界にもはや何のリアリティもない。アニメ漫画以上に二次元的に上滑った貧困な想像力。だからMANGAに先を越され実に情けない。しかし、アメリカ大手メディアも取り上げはじめ、面白くなりそうですな
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売れたのか、それとも… (十澄)
2014-05-15 23:59:19
あのですね、ウソだと思われるかも知れませんが。
件の話が載ってる「スピリッツ」(5月12日号)が、ここいわき市ではコンビニからも書店からも一斉に消えちゃったんですよね…。
ていうか、5月12日当日すら見かけませんでした。
「闇金ウシジマくん」を目あてに月曜日には必ず目を通すのに、何件か回っても全然。
もしかして連休の関係で休刊?と思わされたくらい。
でも、発売してるじゃないですかあ(笑)。
ファンを騙すとはひどい話ですよホント。

なんなんでしょうね、これ。
ネットで話題になってガーッと買われてしまった?
それともナニモノかから「お達し」が出て一斉にお蔵入りさせた?
前者だったらブログ主さんの予想通りの広告効果、後者だったら言論弾圧?
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悲惨な敗戦の大混乱の真っ最中 (宗純)
2014-05-16 11:21:40
戦争で一番最初に死ぬのは真実であると言われていますが、アメリカの南北戦争が奴隷制の是か非かで起きたと言うのんは真っ赤な嘘。
南北戦争が始まってから北側が奴隷解放を言い出したのです。
アンクルトムなんかは、戦時下の政治宣伝プロパガンダとして大成功した見本の様な話ですよ。
基本的にインチキなのです。
件の話が載ってる「スピリッツ」(5月12日号)が、買えないかもしれないとの話で、早速近くのコンビニに行ってみたが売り切れているらしい。
わざわざ車に乗って書店まで買いにいって340円を払って、1冊しか残ってない漫画本を購入してきました。
関西地方では少しは残っているようですが、それにしても大変なことになっています。
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医者は否定派が多数 (温泉大好)
2014-05-16 12:14:58
m3.comという医師オンリーのサイトでは
被曝では鼻血は出ないという意見が多数ですね。残念ですが。
基本、医師が被曝に詳しいということはありませんので、それが正しいということはありません。頭は良い人が多いですが。(私大出の人もいますが)
そして、なにより彼らはチェルノブイリに付いて知識ゼロに近いですし。
政府が村の一部である限り、被曝の影響を正しく評価することは不可能で(予算が付かない)、今後も医師たちは否定的な見解を述べることになり、今後も長く混迷を続けることになりそうです。
美味しんぼ作者の活躍は、きっと後世に歴史として残るでしょうね。
返信する
そうか (紙さま)
2014-05-16 14:33:59
アンクルトムはやはりプロバガンダですか

真偽判りませんが↓
http://blog.goo.ne.jp/junsky/e/cdf584843381e4430b3fbcba46670016

書店協会が美味しんぼを載せてるスピリッツを販売させないようにしてるらしいです
返信する
肉を斬らせて (日和見)
2014-05-16 20:38:03
美味しんぼ問題ですが、次々と燃料というか投下されてますが、集団的自衛権の煙幕なんでしょうか。

集団的自衛権のインパクトが薄れてるような気がします。

『キャリア官僚の仕事力 秀才たちの知られざる実態と思考法』を読んだのですが、東大などを出た官僚の法案作成をみると、日本語の微妙な言い回しや関係法律の徹底確認など、法案をスムーズに通すために頭脳と時間をかけています。
当然法案発表の時期などは世論誘導も計算してやってると思いますが、そう考えるとかなり注意深く俯瞰して物事を見ないと大変ですね。
というよりもお手上げで、資本主義と民主主義というのは相性が悪いのかと思ったりします。
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裸で歩いている王を「王は裸」と言わせない国 (相々健々)
2014-05-17 02:27:28
残念なことに今回の問題は小学館(正確にはビッグコミックスピリッツ編集部)側の全面降伏でお手打ちのようです。
編集部は「表現のあり方を見直す」とコメントし、美味しんぼは休載の運びとなったとの一報が入りました。

童話の『裸の王様』は
「愚か者、地位にふさわしくない無能者には見えない魔法の布、魔法の衣装」なる詐欺に、宮廷全体が引っ掛かり、(当然)あるはずのない、「見えない衣装」を無能、愚かと見られることを嫌った王がさも見えるがごとく着て歩き、周囲も見えるふりをして讃えている様を、
何のしがらみもない子どもが「王は裸」と言い出し、民衆は「何のしがらみもない、無邪気な子どもが言っている、王は本当は裸なんだ」と知り、笑うという筋書きでしたが、
今の日本では、その大昔(架空?)の国よりももっとひどい状況のようですね。

無邪気な子どもが言い出せば「黙れ!子どもを躾けていない親に見られるだろう」と親は頬をつねって黙らせ、
しがらみのない旅人が疑問を言えば「お前さんは愚か者なんだな、さっさとこの国から消えろよ」と袋叩きにした挙句に蹴り出すような人間に満ち満ちているようです。

新聞でも、おそらくこのお手打ちで急速にトーンダウンし、沈黙していくことでしょう。
自分が心当たりのある、とある週刊誌(マンガ雑誌ではありません)が援護を数週間後くらいに遅まきながらするかどうか程度で、雑誌自体も小さいので影響力はスズメの涙、何事もなかったように、「原発再稼働」、「福島の復興は進んでいる」キャンペーンが声高に語られるのでしょう。

童話以下、それこそ『話』にもならない現実に頭が痛いです。
返信する
自主規制すなわちハラキリ (izumi)
2014-05-17 10:37:32
いかにも日本らしい決着のつけ方になりましたね。事の真偽で争うのではなく騒動自体を悪とみなす事大主義精神が今の日本を支配していることを嫌というほど見せつけられましたね。NHKをはじめとする大本営発表と異なる報道はもう報道されることすらなくなるでしょう。大日本帝国は国家権力の暴力の事例は枚挙にいとまがないが今般の事態は国民が国家に迎合するという敗戦後の民主化が無意味だということを歴史に明らかにしたと言えるでしょう。
返信する
余りにも阿呆臭過ぎる騒動 (宗純)
2014-05-17 12:12:09
皆さん。コメント有難うございます。

今回の馬鹿馬鹿しい鼻血騒動ですが、5月15日の安倍晋三の集団自衛権の煙幕の猫騙しではないかとの説ですが、それはない・
これは180度逆さま。
集団自衛権こそが猫騙しのいんちきですよ。
余りにアホ臭いので議論もしたくない程度のお粗末な擬装です。
これから日本が戦争して破綻する話ではなくて、もう既に完璧に破綻している敗戦状態なのです。
イソップの裸の王さまの話ですが、
そもそも『原発と鼻血』の話は、漫画『美味しんぼ』ではなくて、野党時代の自民党が主張していたことなのですよ。
2年前の12月に前の『裸の王様』(民主党)が退陣して、
今では『原発と鼻血』を主張していた自民党が政権を握っている。
2年前に鼻血で叩かれた側(当時の裸の王様)の民主党なら、多少は理屈が合うが、鼻血を主張していた自民党は天地が引っくり返っても無理なのです。
自民党に、ほんのわずかでも羞恥心とか記憶力、知性があれば、誰であれ今回の雁屋哲のバッシングは出来無いのです。
ところが摩訶不思議なことに、行っているのですよ。
と言うっことは、いまの日本ですが天地が引っくり返っているのです。
未だ玉音放送が無いので全員が勘違いしているだけで、日本国は完璧に敗戦しているのですよ。
死んでいるのだが自分が死んでいる事実に気が付かず、生きているかのごとく彷徨い歩くゾンビ国家なのでしょうか。
返信する
JUNSKY blog 2014  2014-05-14 23:29:57 | 政治 (宗純)
2014-05-17 14:37:01
ビッグコミック・スピリッツは、事実上の『閉架処置』で 『販売粛清』
 の記事では、

今日、全国展開している『大手の書店』に行ってみたら『ビッグコミック』と
『ビッグコミック・オリジナル』の最新号は棚に並べてありましたが、話題の
『ビッグコミック・スピリッツ』は、ありませんでした。
 さすがに話題になるだけあって、『売り切れ』かと「ガッカリ」したのですが、
もしかすると、棚にある分は売れてしまったが、バックヤードには残っているかも?
と思って、カウンターまで行って、『ビッグコミック・スピリッツ』は売り切れ
でしょうか?と尋ねた処、カウンターの後ろから、おもむろに取り出してきて
買うことができました。
処が、ここからが肝心な所なのですが、その書店の店員さんが言うには、
(所在地と書店名を原稿では書いていたのですが、その書店と店員さんに類が
 及ぶといけないので、ブログUP前に固有名詞を『伏せ』ました;笑)
「『ビッグコミック・スピリッツ』は、【美味しんぼ】の問題があるので、
店頭での販売はしないように、上からお達しがあって、お問い合わせのある方
にだけ販売しております」 とのこと。

 私が、上からというと『書店組合』か何かですか? と訊くと、店員さんは
⇒ 「『書店組合』より、もっと上の協会か協議会からと聞いています」と。
私「○○書店(その書店の名前)だけで行われているのですか」
⇒ 「おそらく、全国全ての書店で行われていると思います」

JUNSKY blog 2014ですが、通常なら1日のアクセスが600~1000程度ですが、何と10万近い。
コメントも100を越えている。(大部分は不真面目な嫌がらせの意味不明のヘイトコメント)
ヘイトコメントの中でも悪質なのが書店や出版関係者を装ったもので、これは工作員の可能性が高い。
神戸の児童殺傷事件は犯人が子供で、掲載が少年法に明確に違反する法律問題なので、堂々と出版協会などが回収などを指示出来たが、
今回の騒ぎで同じように正式な表立った自粛とか回収が出来ない程度は、大人の常識があれば誰でもが気が付きます。
それなら、『極秘に自粛する』との申し合わせがあった可能性も十分になる。
現実に出版社である小学館が『美味しんぼ』の掲載を取りやめると決定しているのですから、言論妨害が決定的なのである。
政府が介入した、回収とか自粛の指示(言論統制の有無)ですが、事実であればあるほど『事の真相』が明らかになるには、相当な時間が必要でしょう。
それにしても酷いことになっている。
王さまの裸なら笑えるが、今の日本ですが、裸の王さまを見守っている国民全員が、素っ裸で踊っている恥ずかしいフルチン状態なのですよ。
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