日本帝国の降伏１９４５年９月２日

驚くばかりの変わり身の早さ　(^_^;) 　

無条件降伏が決まったら今までの大日本帝国から直ぐに『日本国』になっていた。１９４５年７月２３日のポツダム宣言に対する、９月２日の降伏文書調印に関する昭和天皇（ヒロヒト）の詔書

【降伏文書】

下名ハ茲二合衆國、中華民國及「グレート・ブリテン」國ノ政府ノ首班力千九百四十五年七月二十六日「ポツダム」ニ於テ発シ後ニ「ソヴィエト」社会主義共和國聯邦力参加シタル宣言ノ條項ヲ日本国天皇、日本國政府及日本帝國大本営ノ命二依り且之二代リ受諾ス

     芙蓉録‏ @Fuyo1945       9月2日

1945年9月2日09:04 重光葵外務大臣が、「降伏文書調印に関する詔書」を連合国最高司令官と手交。日本帝国政府の名に於いて降伏文書に署名する

  

1945年9月2日09:06 梅津美治郎参謀総長が、日本帝国大本営の名に於いて降伏文書に署名する

  

今までマスコミは戦艦ミズリー号上の日本代表を報じる。ところが一番肝心の降伏文章に署名する場面は一度も報じていない。
 ★注、
日本側全権としてヒロヒトの「降伏文書調印に関する詔書」を手交した重光葵外務大臣も梅津美治郎参謀総長も（よほど緊張していたのか、）用意された椅子に座らず立ったまま腰を大きく曲げた、なんとも不自然な恰好で降伏文章に署名している。
当たり前ですが、連合国側代表の全員が椅子に座った普通の姿勢で書名していた。

 

1945年9月2日09:08 ダグラス・マッカーサー陸軍元帥が、連合国最高司令官の名に於いて連合国に依る日本の降伏受諾文書に署名する

 

1945年9月2日09:14 イギリス太平洋艦隊司令長官のブルース・フレーザー大将が日本の降伏受諾文書に署名する

  

1945年9月2日09:16 ソヴィエト連邦第35軍参謀長のクズマ・ヂェレヴィヤンコ中将が日本の降伏受諾文書に署名する 

                  

1945年9月2日14:00 ベトナム・ハノイ市のバーディン広場でベトナム独立同盟会（ベトミン）のホー・チ・ミン主席がベトナム民主共和国の独立を宣言する

  

フランス人は逃亡し、日本人は降伏し、皇帝バオ・ダイは退位した。我々の仲間はおよそ一世紀に渡って縛り付けて来た鎖を破り、祖国の独立を勝ち取った。我々の仲間は同時に、何世紀もの間最高位に君臨した君主体制も倒した。その場所に現在の民主共和国が建国された。（ベトナム独立宣言より）

 

1945年9月2日09:25 降伏文書調印式典が終了。東京湾上空で米軍機による祝賀飛行が行われた

 

マッカーサーが「今や世界に平和がよみがえり、神が永久にそれを守ることを諸君と共に祈りたい。式を終了する」と宣言する　#9月2日　#芙蓉録 　

 

  

７４年前の１８４５年９月２日の記録写真を並べてみれば、アメリカ軍による泥沼のベトナム戦争（民族自決への無理筋の軍事介入）は偶然では無くて必然だったことが良くわかる。
ましてや、第二次世界大戦勝利から５年後のＧＨＱのダグラス・マッカーサー元帥による朝鮮戦争の勃発はもっと必然であったことは明らかである。（１９５０年の朝鮮半島での開戦当時はベトナム戦争と同じでアメリカの軍事介入で朝鮮戦争が始まったと当時の報道や知識人の誰もが知っていた。ところが、時間が経つと共に当時の記憶が薄れ歴史が書き換えられる）
★注、
その朝鮮戦争を終わらす２０１８年６月シンガポールでのトランプ大統領と北朝鮮のキム・ジョンウンとの歴史的な米朝首脳会談開催は矢張り大事件であった。その後の米朝和解の停滞もある意味では当然な成り行きで、今後も朝鮮戦争を続けたい（トランプを失脚させたい）勢力がアメリカや日本に大勢いるので簡単には戦争は終わらせられない。

建築エコノミスト森山高至‏ @mori_arch_econo   9月2日          

A Japanese plane can not fly the red part. Even now after 70 years since the end of the war, the situation still occupied by the United States continues. 日本の飛行機はこの図の赤い部分を飛行できません。終戦から70年経った今でも米国が空域を占領している状況は続いています。

  

【聯合国最高司令官総司令部布告第一号】 日本国国民ニ告ク 行政、司法及立法ノ三権ヲ含ム日本帝国政府ノ一切ノ権能ハ爾今本官ノ権力下ニ行使セラルルモノトス

1945年9月2日22:00 鎌田銓一中将が、連合国総司令部を訪問し「総司令部布告」の撤回を要請。サザランド参謀長はマッカーサー元帥と協議し、布告発出の撤回に同意すると共にその旨を鎌田中将へ伝える

 

9月2日23:00 東久邇内閣は「総司令部布告」の拒否を決定。終戦連絡中央事務局の岡崎勝男長官を連合国軍総司令部の置かれている横浜へ派遣する　

 

★注、

７４年前のポツダム宣言（無条件降伏）署名で早くも１９４５年９月２日午後に日本本土にも沖縄とまったく同じ様な『軍政』を引くとの聯合国最高司令官ダグラス、マックアーサー 名の「総司令部布告」を発表していた。ところが、当時の日本政府は即座に拒否。連合国軍総司令部に通告しマッカーサーも承諾している。（同じ連合国軍に降伏した日本国政府でも、トランプのパシリの安倍自民党内閣とは大違いだった）