逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

語るに落ちる(^_^;)怖すぎる話

2017年04月01日 | 社会
『頭が空っぽで目が節穴のネットウヨと産経だけで盛り上がる摩訶不思議な自作自演の「祭り」が始った』

産経新聞とか系列のフジテレビが『メディアではない』と自民党参議院議員の三原じゅん子(2013-2015年自民党女性局長)が言っちゃった。ある意味では正論ではあるが、それを言ってはお終いである。
この三原じゅん子議員は参議院予算員会において質疑とは無関係に『八紘一宇は日本が建国以来、大切にしてきた価値観である』と述べるなど、国会審議を無意味に妨害した過去がある。(脳みその中身が丸々ネットウヨ)

菅野完‏ @noiehoie · 3月31日
記事の内容が完全にに否定されたのちにこの言い様。もう気違い沙汰だな、産経新聞は。 / “
【森友学園問題】民進党の抗議に反論する-恫喝と圧力には屈しない 政治部長 石橋文登(1/2ページ) - 産経ニュース”

『日韓同時多発スキャンダル?』

産経新聞ですが過去には元海軍主計将校で『土人女を集め従軍慰安所を作って将兵に喜ばれた』と著書で自慢する能天気な中曽根康弘が首相だった当時に、日本列島の対馬、津軽、宗谷の3海峡封鎖とか不沈空母などのお馬鹿発言に悪乗りして『ソ連軍が北海道に攻めてくる』との摩訶不思議キャンペーンを一人で繰り返して呆れられた歴史がある。(この時は読売とか朝日毎日など他のメディアは無視したが、今回も同じで産経新聞以外のメディアは無視している)
ちなみに対米従属命の元祖新自由主義だった中曽根康弘の最大の悪事は、やはり国鉄民営化であろう。30年前の今日、1987年3月31日は国鉄最後の日でもあった。(国鉄の借金は少しも減らなかったが北海道の鉄道網は半減した。ほぼ民営化詐欺である)
今回は我が日本国の最高権力者(首相)が、詐欺師まがいの怪しい極右のお友達(森友学園)と家族ぐるみで親しく付き合っていたから大スキャンダルなのです。しかも国家機構(官僚)が忖度して介入していた。
ところが、産経とかネットウヨが騒ぐ(祭り状態になっている馬鹿話の方は、)権力を一切持たない下っ端の一野党議員(辻本清美)が、過去に怪しい極左のお友達と付き合っていたとして『ブーメランだ』と大喜びしているが、あまりにも情けない話である。単なる一議員でしかも与党ではなくて野党ですよ。最高権力者の安倍晋三のスキャンダルとは次元がまったく違う。
例えそれが真実で有ったとしても些細な話で、本来マスコミが報道する値打ちが無いのである。(下世話な井戸端会議などと同程度であり、安倍晋三のスキャンダルのスピンコントロールにしてはお粗末の極み)
それにしても韓国と日本で、ほぼ同じ時期に最高権力者の『お友達』との不適切な関係のスキャンダルが発覚して大騒ぎになった。ところが、韓国の場合は40年以上前からだし、日本の場合も安倍晋三と極右国粋主義のお友達の関係は半世紀以上前からで、誰でも知っている腐れ縁である。内容的に全く同一であり少しも違いが無いのですから、一番の不思議は『何故、今、突然問題となったのか』であり、日韓両国で同時多発した最高権力者のスキャンダルは偶然にしても不思議である。(もしもスキャンダルの仕掛け人がアメリカだったとしたら『大騒動を起こす』こと自体が目的であり、ネットウヨとか産経のスピンコントロール程度では焼け石に水で何の効果も無く、今後は韓国と同じで騒動は収まらず安倍晋三も首を取られる)



『米軍高官が議会で爆弾証言「IS(イスラム国)もボコ・ハラムも半日で壊滅出来る」!!!』 

現役軍高官も懸念=米外交予算削減【ワシントン時事】
トランプ政権が議会へ提示した10月からの次期会計年度予算案で、国防総省の予算を前年比10%増額する一方、国務省や米国際開発局(USAID)の予算を28.7%削減。「(援助など)ソフトパワーから(軍事力を核とした)ハードパワーへ」(ホワイトハウス高官)重心を移す姿勢を明示した。
ところが米軍制服組トップのダンフォード統合参謀本部議長は上院公聴会で、IS打倒に不可欠な外国人戦闘員の流入阻止や資金源の遮断などは、国防総省以外が担っていると説明。
シリアやイラクなどISの活動地域の中央軍のボテル司令官『ハードパワーとソフトパワーの組み合わせが必要だ』。
スカパロティ欧州軍司令官『仕事が難しくなる』と何れもトランプ政権の新しい方針(米軍予算の増加と外交予算削減)に不満を示した、
アフリカ軍のワルドハウザー司令官は『きょうの午後にでもISやボコ・ハラムを皆殺しにできるが、仮にそうしても週末までに補充されるだろう』と指摘した。
2017/03/26-時事通信(抜粋)

2001年の9・11事件から16年も続く永久に終わらない対テロ戦争は米軍と国務省の八百長(プロレス)だったのである。
世界最大で最強のアメリカ軍ですが本気になって攻撃したらイスラム過激派のIS(イスラム国)やボコ・ハラムが半日で壊滅出来るが、アメリカ国務省と手を組んでダラダラと終わらない様に努力していた。日本の無駄に大きい『箱もの造り』と同じで、アメリカにとって対テロ戦争とは永久に終わらない公共事業だったのである。(諫早湾の干拓とか長良川の河口堰など日本の公共事業の中身には意味が無いか逆に被害があるが、実は『永久に終わらない』ことに本当の意味があった)

『イラク元首相、「オバマ政権がISISを生み出した」』2017年01月19日Pars Today(イランの通信社)

イラクのマレキ元首相が、アメリカのケリー国務長官の主張に対して、「テロ組織ISISはオバマ政権によって作り出された」と述べました。
イルナー通信によりますと、ケリー長官は、18日水曜、「イラクのマレキ元首相が同国にISISを生じさせた」と主張しました。
マレキ元首相は現在、イラクの副大統領、および「法治国家連合」という名の現政権に近い政治団体の代表を務めています。
ケリー国務長官の根拠のない表明の一方で、アメリカのトランプ次期大統領も、選挙後初めての記者会見で、オバマ大統領がISISを生み出したと述べていました。
さらに、アメリカの新聞USAトゥデイは、17日火曜、「アメリカの新たな軍事支援が今もシリアのテロリストに移送されている」と報じました。
ISISはここ数年、アメリカや西側、アラブ諸国の資金、軍事面での支援を受けて、イラクやシリアなど地域諸国で多くの犯罪を行っています。
★注、
メディアや有識者など既存権益を持つエスタブリッシュメント勢力が一致して支援したクリントンに対してドナルド・トランプが232対306の圧倒的な大差で勝ったアメリカ大統領選挙の投票日は去年の11月8日だが、アメリカのオバマ政権は2017年01月19日まで続いていた。トランプ新アメリカ大統領の就任は1月20日。



『パク・クネ大統領の弾劾から逮捕まで一直線に突っ走った韓国の不思議』

去年秋のスキャンダルの発覚から、あれよあれよという間に弾劾から逮捕まで一直線で突き進んだ韓国の政局ですが、一番迷惑したのは北朝鮮であろう。
北朝鮮トップの異母兄のプレイボーイの気楽な遊び人(金正男)は猛毒の神経ガスVXによって衆人環視のマレーシア国際空港ロビーで暗殺される。(明らかにパク・クネ大統領のスキャンダルを目立たなくする目的のスピンコントロールだった)
ところが、パク・クネの身柄拘束で一気に解決(迷宮入り)しているが、明らかに大統領のスキャンダルとVXによる暗殺事件の二つは関連していたことが見え見えの展開になる。(日本のマスコミでも遺体の北朝鮮への返還は小さな扱いだが、韓国の場合には一切記事が無い)
ところが、内容的に日本の最高権力者(安倍晋三首相)のスキャンダルと韓国の最高権力者(大統領)のスキャンダルとは類似というよりも瓜二つ。あまりにも似ているのですから不気味である。(日本でも何と、安倍お友達幼稚園のゴミ問題に関係していた産廃業者が二人も短期間に不審な死をとげている)
ほぼ唯一のパク・クネ応援団と化した在日知識人の河信基ですが、演説の代筆などは誰でも行っていて『本当に弾劾に値するほどの重大事だったのか』と疑問を提示するが、冷静になって考えれば、一理あるのですから怖ろしい。(最初から弾劾から逮捕まで行き着く筋書があった可能性がある)

2017年03月31日『政治』ブログgooランキングのトップ 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

安倍晋三首相は、菅義偉官房長官と二階俊博幹事長からN衆院議員の麻薬疑惑を突き付けられ、衆院解散決断を迫られる
◆〔特別情報1〕
 「安倍晋三政権は、破れ傘。もうボロボロだ」―首相官邸内部からの極秘情報によると、安倍晋三首相は3月29日、菅義偉官房長官と自民党の二階俊博幹事長から「もう政権が持たない。衆院解散を決断すべきだ」と進言されたという。理由は、「森友学園の籠池籠池理事長問題」ではなく、「厚労省の麻薬取締官(麻薬Gメン)が、安倍晋三首相が所属する自民党派閥『清和会=細田博之会長』会員のN衆院議員(前外務副大臣)を麻薬取締法違反容疑で摘発、尿検査でクロという証拠もあり、通常国会会期が6月18日に終わり次第、逮捕する方針」ということだ。深刻な問題は、これだけではない。米CIA情報によると、ムスリム同胞団が編成している麻薬密売組織ルートの「コカインと麻薬」が日本国内に密輸入されて、暴力団や大手人材派遣会社の派遣社員らによって売られ、その資金が、安倍晋三政権内部の深くまで汚染しているといい、これがN衆院議員の麻薬取締法違反事件と繋がっており、事態は、極めて深刻だ。このため、安倍晋三首相には、すでに逃げ道はなく、早急に衆院解散・総選挙(4月~5月)に踏み切ることを迫られている。

『やはり胡散臭い「北朝鮮」がらみのスキャンダルの発覚か?』

(それとも放射能被害隠蔽の国策捜査だった徳洲会の徳田毅議員やみのもんた疑惑の再来か?)

この『安倍晋三首相が所属する自民党派閥『清和会=細田博之会長』会員のN衆院議員(前外務副大臣)』にヒッタリ当て嵌まるのは父親の中山正暉の地盤を継いだ世襲議員の中山 泰秀(自民党副幹事長)ですが、この人物は現在都知事の小池百合子が議員時代に政策秘書の経歴がある。落選していた時代には大手派遣会社のパソナ(日本経済をボロボロにした悪魔の碾き臼新自由主義の竹中平蔵が代表取締役)にも関係していた。
自民党大阪府連会長の中山 泰秀はアパの懸賞論文の審査委員の一人でもあるが田母神俊雄の論文は不合格にしていた。(アパの審査委員になるくらいですから、もちろん本人も日本会議に所属している)
板垣 英憲の特別情報ですが、信憑性は不明だが半世紀前に突然ニクソンが訪中した時の大統領補佐官のキッシンジャー(ベトナム戦争を止めた功績でノーベル平和賞を受賞)が今回も裏で暗躍して朝鮮戦争の解決を画策しているとの記事を盛んに書いている。
北朝鮮の拉致問題ですが、今回名前が出た中山 泰秀の父親の中山正暉は拉致議連と日朝議連という二足のわらじを履いていて、当時の森総理と組んで第三国で被害者の全員が偶然発見されるとのシナリオで円満解決(日朝両国の国交回復)する手はずだった。ところが直前で発覚して本人は引責辞任の形で息子の中山 泰秀に地盤を譲っていた。(中山正暉は拉致被害者の有本恵子さんの両親に対して『もしも「家族会」に入ると日本に帰れなくなる』と電話で熱心に説得する。ところが、逆にこの会話が録音されマスコミに暴露され猛烈なバッシングで無念の引退に追い込まれた)

金子勝‏ @masaru_kaneko · 3月31日
【メディアの矛盾】
日本のメディアはフランスの国民戦線やオランダ自由党を「極右」と言うが、海外では、山谷、高市、稲田といった閣僚を筆頭に、安倍政権はfar right(極右)扱い。
日本のメディアの内と外で使い分けがアベ独裁をもたらした。

『低能ネットウヨと産経の「祭り」に保守メディアもうんざり顔』 何と、今回のネットの『祭り』に文春が辻元清美側で参戦!!!

渦中の辻元清美に訊く「デマと保守」2017年4月1日文春

森友学園問題は籠池諄子さんが安倍昭恵さんに宛てたメールをきっかけに新たな局面を迎えた。
〈辻元清美が幼稚園に侵入しかけ私達を怒らせようとしました〉
〈三日だけきた作業員が辻元清美が潜らせた関西なんとか連合に入っている人間らしい〉
これについて菅義偉は記者会見で「民進党において証拠提出なり、説明をされるのではないか」と発言。
安倍晋三は「辻元議員は真っ向から否定している。これも証明しなくてはいけないことになる」と参院の委員会で答弁した。
同じ日、当事者の辻元衆院議員がコメント。
「実際入っていないし、送り込んでいないんです。籠池夫人が思い込みで私の名前を書いたのかもしれない。でも、それは私信の中の話。そもそも不特定多数に公開するつもりはないメールだったでしょう。私だって思い違いをすることはありますよ」
メールを書いた籠池諄子は29日、ノンフィクションライター菅野完の単独インタビューで「事実を確認したわけではないです」とあっさり誤りを認めた。
評論家の荻上チキも同日、TBSラジオで疑惑の「作業員」に直撃。その人物は疑いを否定。「面識もございません」と語った。
だが、一度流出したメールはかつてない規模と速度で拡散し祭り状態に。
「(籠池夫人というよりもメールを拡散した側に)私が狙い撃ちされたのかもしれませんね。
「籠池夫人が、公開を前提としないメールで私の名前を出したこと自体は名誉棄損だとは思っていません。こんなことで民間人が国会議員に記者会見を開かれて噛みつかれたら、そんな社会は気持ち悪いと思う。それより、中身を知りながらメールの公開を決めた人のほうが気になる。私は籠池夫人の内心の自由も守りたいから、あまり騒ぎたくないんだけどな」

なぜ保守を語るようになったのか?
辻元といえば、保守派と対立するリベラル派のイメージが強い。
「1996年に初当選した頃は自社さ政権だったので、私は自分で勝手に『自社さの申し子』だと思っています。総理は橋本龍太郎さん、官房長官は梶山静六さん、官房副長官は与謝野馨さん、自民党幹事長は加藤紘一さん、政調会長が山崎拓さん、総務会長が村岡兼造さん、参議院幹事長が村上正邦さん。総務局長に古賀誠さんがいたりもして。幹事長代理が野中広務さんで、社民党の幹事長代理は一年生の私だったから、いろんな交渉を野中さんとやりました。
当時の自民党議員は、もっと歴史を知っていて、変えていいことと変えてはならないことの峻別をしながら、四方八方を見渡して政治をつかさどっていたように思うんですよね。私、どちらかと言うと『左翼』と見られるんだけど、野中さんや古賀さんとは割と親しくさせてもらって、そういう人たちと一緒に与党の経験をしたということは自分の中でも大きくて、自民党とは親和性はあったように思えた。私も昔は左に振れ切れそうになっていたのかもしれないけど、やっぱり政治は右に振れ過ぎても、左に振れ過ぎてもダメなんです。やっぱり真ん中に重心があって、少し右に行ったり、左に行ったりしながら政権運営をしないと不安定になるんですよ。
そういうのが保守政治だと思っていると、安倍政権の言う『保守』とは歪んでいるとしか見えないんです。
安倍さんは初当選が私より一期上なのですが、当時から『教科書問題』で飛び跳ねていて、自民党の『造反分子』のようだった。私は、自民党執行部と一緒になってそれを抑える側だったんですよ(笑)。
歴史を修正するとか、憲法全体を根底から変えようとか、靖国参拝にこだわるとか、アジアに不寛容とか。地球儀を俯瞰する外交も、近所と話をできないドーナツ外交。
結局、安倍政権は、口先で強気に主張してきたことが現実政治で動かそうとしたら裏目に出てしまっている。そんな矛盾は突かざるを得ないでしょ」

小林よしのりさんと「なんか最近、波長が合うんですよ(笑)」
辻元事務所を訪ねる前、コンビニで『SAPIO』(4月号・小学館刊)をパラパラめくっていると、小林よしのりさんの連載漫画『ゴーマニズム宣言』の一コマで手が止まった。これから会う辻元が美人に描かれているではないか──。
美醜論争を仕掛けたいわけではない。『ゴー宣』に時々登場する辻元といえば、小林さんの主張と対立する悪役として登場し、時に間抜けな印象を与える「お花畑キャラ」として描かれていた記憶がある。
それが……。
「なんかねえ、驚いた。昔は、ものすごく嫌な雰囲気で、目が吊り上がった感じで描かれていましたが、私も『SAPIO』を見て、嬉しくなりました。私もかつては小林さんが嫌なヤツだと思っていて、むこうも私のことを嫌っていた。それが、なんか最近、波長が合うんですよ(笑)」
小林さんのブログを覗いてみた。
《ニュースで辻元清美が国会質問で稲田朋美を泣かしていた。辻元やるなあ。貫禄があるし、筋金入りになってきたなあ。わしの考えは辻元氏とは全然違うが、追及されたら泣いてぶりっこする「名誉男性」を容赦なく責め立てる姿は、爽快である。》(2016年9月30日、「辻元清美が稲田朋美を泣かす快挙」)
《辻元清美は夏のお盆の時期を「全国戦没者追悼式」に参列するか、年老いた両親を連れて、父方の祖父が眠る戦没者の墓へ墓参するかの、どちらかで過ごしているという。辻元はサヨクで、稲田はホシュなどという区分で人を見てはいけないということの証明のようなものだ。》(同10月4日、「稲田朋美の化けの皮が剥がれてきた」)
保守にもいろんな人がいるようだ。
辻元の周囲にもリベラルより保守を語る人間が目立つ。
14年の総選挙では辛口コラムニストの勝谷誠彦さんや一水会創立者の鈴木邦男さんが応援弁士として街頭に立った。ブロガーの山本一郎さんや一水会代表の木村三浩さんと親交があり、私淑する知識人に元文藝春秋編集長で作家の半藤一利さんやノンフィクション作家の保阪正康さんら保守論壇の泰斗を挙げる。辻元は昨夏まで民進党代表だった岡田克也の補佐役を務め、前原誠司とも近い。
「自民党でも安倍さんの語る保守がヘンだと思っている人は少なくありませんよ」

自民党の昔と今、野中広務や古賀誠と安倍首相は何が違うのか
「野中広務さんも私のおじいちゃんも戦争に行かされた側、古賀誠さんも私の父も戦争で親を亡くした側なんです。だから、安倍さんや麻生(太郎)さんが『子どもの頃、おじいちゃんにかわいがってもらった』という話を聞くとちょっと腹が立つんですよ。特に、安倍さんの祖父は重要閣僚で、日米開戦の詔書にサインした側だった。庶民を戦争に行かせて、生き残った側なんですよ。安倍さんの近い人たちがA級戦犯の合祀にこだわるのも、戦争を送り出した側を守ろうとする論理に囚われている証拠です。
父方の祖父はパプアニューギニアのブーゲンビル島で戦死して、私の父は15歳で働きに出た。残された家族を養わざるを得なかった。25歳で私が生まれた。ずっと生活が苦しいわけです。ひとたび戦死者を出すと三代後まで影響が出る。私も父方の祖父の顔もわからないし、家は貧しかった。だから、私は戦地に行かされ、生活苦を強いられた庶民の代表だと思っています。今の時代でも、戦争に行かせた側と行かされた側の関係を作りたくない。
今も南スーダンに派遣された自衛隊の家族がどれほど心配しているのか。今の安倍政権、稲田大臣が自衛隊員の命を結果的に『政治の道具』にしているようなところに危機感を持っています」

──稲田大臣に「戦没者を蔑ろにするな」と迫る。最高指揮官の安倍首相に「隊員の命を守れ」「家族を守れ」と迫る。立場が逆転しています。まるで保守政治家の言動ですね。
「質問のたびに自民党の閣僚経験者から『よかった、よかった』『もっとやれ』『次はこんな質問をしたらどうか』というメールが来たりするんです。現職の方々は名前出せないけど、OBだとよくお電話をくださるのは山崎拓さん、あと河野洋平さん。実際、自民党でも安倍さんの語る保守がヘンだと思っている人は少なくありませんよ。」
小池百合子さんにはシンパシーがあったの。環境大臣やっていたときとかも実務的だし、発想は面白いし。パレスチナの友好議連も一緒にやっていた。パレスチナに関わるなんてお互い物好きだなと思いながら。向こうのほうが少し期数は上だったけど、小池さんと野田聖子さんと私は女性議員の中で一番古株のほうだし、共通点がある。3人とも安倍晋三に嫌われている。
田原総一朗さんの『朝まで生テレビ!』に出た時、田原さんが『安倍晋三は政治家じゃない。政治活動家だ』と言ったんです。その時、あっと思った。『もしかしたら、私の場合は左の政治活動家の発想で政治をやっているんじゃないか!?』と気づいたんです。政治家というのは、自分の考えと違っても多数のために必要なことだったら決断しないといけない。それと同時に、靖国神社に行って私を攻撃してくる人を守ることも私の仕事なんです。そういう立ち位置に変わったんです。政治とは考え方が違う人と対立するのではなく、その意見も聞いて、命や人権も守るのが私の仕事だとスタンスが変わったんですね」

「自民党のちゃんとした保守の人は今弾圧されています」
辻元を始め、野党議員らの質問で自衛隊の「消えた日報」問題は発覚した。時代錯誤的な隠ぺい体質が存在し、シビリアンコントロールが効いていない実態が国会審議で詳らかにされた。結果、安倍政権は防衛相に「特別防衛監察」なる強権を発動させて調査に乗り出し、南スーダンからの撤退を決めた。
その間、辻元のところには保守派を称する憂国の士たちが次々と助言に訪れたという。
多数派が必ずしも正義というわけではない。少数者が正論を訴え、世論の支持があれば、マンモス与党をも凌駕できる。オープンな場の言葉だけで政党や思想の違いを飛び越え、国策が変わる瞬間は意外にあるのだ。だから、国会論戦への興味は尽きることがない。
「自民党と民進党の何人かで外交安保の勉強会を開こうと準備しています。自民党のちゃんとした保守の人は今弾圧されていますから、水面下で非合法組織のようにじっくりやろうとしています」
(抜粋)



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2 コメント

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『外交予算節減は正しい』 (ローレライ)
2017-03-31 17:56:11
外交予算が『テロリストのリクルート予算』なら『外交予算節減は正しい』世界平和政策である。
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空気の右翼 (私は黙らない)
2017-04-04 06:44:48
先々週だったか、TBSの時事放談で、藤井元財務相が稲田について「空気の右翼」と言っていた。なるほど。どうせたかだかパン屋じゃダメで、和菓子屋ならいいっていう程度の右翼なんだ。
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