逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

虎の尾(地雷)を踏んだらしい稲田朋美防衛相

2017年07月09日 | 政治
『特別警報中に不在 稲田大臣「速やかに戻れ問題なし」』7月6日 NHK NEWS WEB 

稲田防衛大臣は、防衛省の政務三役が福岡県と大分県に大雨の特別警報が出されていた間に40分程度、防衛省を不在にしたことに関して、「政務として民間の方々との防衛政策に関する勉強会に出席していた」、「防衛省内には不在であったが、自分を含め、複数の政務三役が防衛省近くに所在し、秘書官から随時連絡を受け、速やかに防衛省に戻ることができる態勢をとっており、対応に問題があったとは考えていない」と文書で回答しました。
石破氏「あるまじきこと」
石破元防衛大臣は、「防衛の仕事は、5分、10分の遅れが思わぬ結果を引き起こすことがあり、近くにいたから問題ないということではない。防衛省としてあるまじきことであり、原因を解明し、そういうことが二度とないようにすべきだ」と述べた。
7月6日 NHK (抜粋)

★注、
今回はNHK以外でも全国紙や民放各局も稲田大臣が参加した『民間人有志による防衛政策の勉強会』を報道しているのですが、何か変である。
モンゴルの暴れん坊横綱朝青龍が深夜に泥酔して友達の『民間人男性』を殴って大相撲を追放された摩訶不思議な報道姿勢と今回のマスコミの態度が同じなのです。(マスコミの報道で民間人の男性なら今までもあったが、この時は『民間人男性』なる不可思議な固有名詞だった)
マスコミが誰も彼も怖がって報じなかった氏名も職業も経歴も年齢も不明の『民間人男性』とは日本で一番危険な暴力団『住吉会』系列の関東連合幹部であり、歌舞伎役者の海老蔵とか押尾学事件など、数々の騒動の震源地である日本国のエスタブリッシュメントが関係する麻薬や売春、賭博などの秘密シンジケートが関係していたのである。だからマスコミは震え上がって殴った相手の経歴や素性を書けなかった。
今回の場合も同じで、謎の民間防衛組織が全く素性が不明。フレンチの昼食会だったらしいが場所も不明、朝青龍の『民間人男性』と同じでマスコミは必死で『何か』を隠しているらしいのである。



『2プラス2突如延期 稲田大臣「普天間答弁」で密約漏洩か』2017年7月7日 日刊ゲンダイ

14日にワシントンで開催されるトランプ政権発足後、初めての日米2プラス2(外務・防衛担当閣僚協議)が突如、延期になった。
「トランプ大統領の訪仏にティラーソン国務長官も同行する」との理由で米側がキャンセル通告は都議選で歴史的大敗直後。色々勘繰られたが稲田大臣の答弁が引き金だったようなのだ。
6月15日の参院外交防衛委で稲田大臣は米軍普天間基地の辺野古移設をめぐり、普天間返還について「米側との具体的な協議やその内容に基づき調整が行われなければ返還条件が整わず、普天間飛行場の返還がなされないことになる」と口にした。
■沖縄県議会は大紛糾
防衛相が「普天間は返還されない」と明言したのは初めて。当然、沖縄県民は猛反発。県議会で大騒ぎになっている。
前泊博盛沖縄国際大教授、
稲田大臣は日米間の密約を漏らした可能性があります
辺野古の新基地が建設されても、普天間は返還されないのではないか。多くの沖縄県民が抱いている危惧を閣僚が国会答弁で裏付けたのですから、非常に重い発言です。とりわけ対米関係を重視する安倍政権にとっては大ダメージで、虎の尾を踏んだのではないか」
「日本政府は普天間返還の確約を取ったのか。取ったのであれば、何を担保としてそう言えるのか。徹底的に追及する必要があります」。
今年2月、米国のマティス国防長官は初来日し稲田大臣に防衛大臣としての資質がないことを見抜いている。
7月7日 日刊ゲンダイ (抜粋)



『翁長知事”法治国家か” 沖縄県議会 共産党:渡久地氏に答弁/稲田氏「新基地で来ても普天間返らず」発言』

稲田朋美防衛大臣が『新基地が出来ても、普天間が返らない』と国会答弁で述べていたことで尾長沖縄県知事が『日本は法治国家か』と激怒しとことは、7月6日のしんぶん赤旗記事と日刊ゲンダイ7月7日記事だけは報じているが、残念ながら大手全国紙が報じないので大問題になっていない。ところが、当たり前ですが地元の沖縄県では大騒ぎになっている。
本当に稲田朋美防衛大臣の国会答弁『新基地が出来ても、普天間が返らない』が正しい(そのような日米密約があった)なら、前泊教授が指摘するように『稲田大臣は日米間の密約を漏らした』日米安保条約の根幹を揺るがす機密漏洩事件だということになる。
また事実に反する『真っ赤な嘘』なら、わざと沖縄県民を怒らすことで大騒動を起こそうとしていた不真面目で迷惑な愉快犯の可能性があります。
真実はこの二つに一つですが、何れが真実にしろ、このような人物とマトモに狂犬マティス国防長官やティラーソン国務長官が日米2プラス2(外務・防衛担当閣僚協議)を行っても害ばかりで益が無い。土壇場でのアメリカ(トランプ政権)側のキャンセルは当然の判断であった。



金子勝‏ @masaru_kaneko · 11時間前
オボ稲田】「世界の三大不正」の小保方と、「乱訴3連敗、嘘・問題発言3連続」のイナダはそっくりの詐欺師だ。違うようで似ているのは、小保方の上司は自殺して真相は闇に葬られ、イナダの上司は珍しい「無責任の不感症」で真相を闇に葬る。だが恥の感じ方はかなり違う。イナダの居座りが続く。

金子勝‏ @masaru_kaneko · 7月7日
イナダの危機管理】昨日北九州で降った大雨で、自衛隊員が救助作業をしている間に、「政務」を理由に防衛省を離れ、副大臣・政務官を含め3役が一人もいない「空白の1時間」が起きた。この人、軍事的緊張を煽るのに、肝心の国民の命には無関心。

金子勝‏ @masaru_kaneko · 7月4日
イナダは炎上ものだ】イナダに大臣としての資質は全くない。森友学園の籠池を「偽証だ」としながら、自分の「森友顧問」の嘘をついたのは「記憶に従って話した」から問題ない。明確な公職選挙法違反は「誤解を招く発言」と30回以上繰り返すだけ。自己愛しかない「自己防衛大臣」なのか?

金子勝‏ @masaru_kaneko · 7月3日
嘘つき確信犯】稲田防衛相が都議選を厳粛に受け止めるとまた反省のフリ。森友顧問弁護士の虚偽答弁、南スーダンの日報隠し、「衝突」発言、自衛隊の特定候補応援、みな謝罪と反省を口にして辞めず。何度も嘘を繰り返す。謝罪とはまず辞めることだ。

金子勝‏ @masaru_kaneko · 7月1日
ともみ組】自民党の大半の閣僚は、すでに森友顧問弁護士に関する国会答弁の「記憶によれば」のウソで愛想をつかしている。いまや今回の自衛隊選挙応援発言の恥知らずで留任を求めるのはアベだけ。戦争責任は無かったとし、大東亜戦争をやり直したい極右の「ともみ組」の知的退廃がアベ政権の本質だ。

金子勝‏ @masaru_kaneko · 6月30日
火だるま会見】イナダの記者会見で、元気が出てきた記者たちが公職選挙法違反で追及し、イナダ火だるまに。自衛隊法の政治的行為違反問題も、森友疑獄での虚偽答弁も出た。海外メディアが「極右」大臣と報ずるイナダの危険性を見逃すことはできない。

金子勝‏ @masaru_kaneko · 6月28日
乱訴3:百人斬りの敗訴】南京事件についても「現時点において,本件日日記事が虚偽であることが明らかになったとまで認めることはできない(中略)。
原告らの上記主張に理由はなく,被告毎日に対する請求は認められない」稲田らは全面敗訴。https://goo.gl/L8EBz5

金子勝‏ @masaru_kaneko · 6月28日
乱訴2:大江健三郎まで訴え敗訴】沖縄戦で旧日本軍が「集団自決」を命じたとする大江健三郎氏や岩波書店を相手に出版差し止めなどを求めた上告審で、最高裁は上告を棄却。しかし、文科省は乱訴の間に訴訟中として教科書から記載を削除させた。

金子勝‏ @masaru_kaneko · 6月28日
乱訴1:ヘイト団体のポチ敗訴】ヘイト「在特会」と近い関係にあると報じた週刊誌「サンデー毎日」の記事で名誉を傷つけられたとして、否だ防衛相が発行元の毎日新聞社に損害賠償などを求めた訴訟は、イナダ氏敗訴の二審判決が最高裁で、確定した。

金子勝‏ @masaru_kaneko · 6月28日
否だ2】否だトモミという弁護士の素行をみると、権力の中枢から歴史修正主義の訴訟を乱発することにある。乱訴によって言論に圧力を加え、沖縄戦集団自決などの歴史について教科書を書き換えさせていく。ゴロツキ弁護士でかつ巧妙な詐欺師である。こんな防衛大臣辞めさせなくていいのか。

金子勝‏ @masaru_kaneko · 6月28日
権力の私物化は否だ】否だトモミは5度辞任していい大臣である。まずは夫が防衛関連株を所有する利益相反、森友疑獄で顧問弁護士なのに虚偽答弁、山ほどの白紙領収書、南スーダンでは日報隠し、「戦闘」を「衝突」と発言、そして都議選で特定候補を防衛省・自衛隊が応援していると投票呼びかけ。


(おまけ)
モンスタークレーマー稲田朋美

『稲田防衛相の敗訴確定 週刊誌の「在特会」記事』
2017年6月1日琉球新報

在日特権を許さない市民の会(在特会)と近い関係にあると報じた週刊誌「サンデー毎日」の記事で名誉を傷つけられたとして、稲田朋美防衛相が発行元の毎日新聞社に損害賠償などを求めた訴訟は、稲田氏敗訴の二審判決が確定した。最高裁第3小法廷(木内道祥裁判長)が5月30日付で、稲田氏の上告を退ける決定をした。
確定判決によると、2014年9月発売のサンデー毎日は、在特会がヘイトスピーチ活動をする団体だと指摘した上で、稲田氏の資金管理団体が、会幹部に近い人物から寄付を受けていたなどとする記事を載せた。

 菅野完‏ @noiehoie · 6月28日
稲田朋美がいかに悪質かって、稲田朋美と稲田龍二の弁護士事務所の名前が「光明会」って点なんだけどね。
まあ、この悪質さも、ほんととんでもない悪質さなんだけど、解説がなきゃ大多数の人はわからんもんなぁ。

『弁護士だけど裁判負けまくりの稲田朋美大臣、南京虐殺でも大惨敗 夫の稲田龍示弁護士も敗訴』
2017-03-01: 知識連鎖
●稲田朋美大臣、弁護士時代に南京虐殺で大惨敗
稲田朋美はもともと弁護士ですが、関わる裁判はことごとく負けている印象があるが、惨敗の歴史はこの南京虐殺がスタートする。
稲田朋美は「いまの教育はおかしいんじゃないでしょうか」などといった投稿をたびたびするようになって高池勝彦弁護士から「南京事件についていっしょに裁判をやらないか」と誘われる。
その後、南京事件の「百人斬り競争」の野田少尉と向井少尉の遺族が『毎日新聞』『朝日新聞』本多勝一さんらを相手取り、報道に関する名誉毀損の裁判を起こすが、最高裁で棄却されている。
そもそも南京大虐殺の百人斬り競争は捏造ではない。誉毀損どころか小学校で大名誉と教えていたですから、無理がある訴訟でした。
ところが、稲田さんは勝手に「南京虐殺の象徴とされる百人斬りは虚偽だと立証できた」と思い込み、裁判に負けたことで弁護士としての活動に限界を感じ、政治の場から取り組みたいと考えた。
政治家転身の理由、
『郵政解散のちょうど2週間ほど前に、自民党本部で「百人斬り競争」はでっち上げであるという内容の講演をする機会があり、これが聴講していた安倍晋三幹事長代理の目に留まり、政治家にスカウトされることになった』
と記載されている。
●裁判負けまくりの稲田朋美大臣
 敗訴は百人斬り競争だけではなく、沖縄戦で発生した集団自決について、旧日本軍現地指揮官と親族が『沖縄ノート』の著者で軍指揮官の命令によるものとした、大江健三郎と出版社の岩波書店を名誉毀損で訴えた裁判でやはり敗訴。
2015年2月13日、自分自身の名誉を毀損されたとして、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)かのの寄付金を報じた毎日新聞社に慰謝料など550万円の損害賠償を求めたがやはり敗訴。
●稲田防衛相の夫・稲田龍示弁護士も敗訴…週刊新潮で「世間を知らない弁護士バカ」
稲田防衛相の夫・稲田龍示弁護士が、稲田防衛相が選挙区内で日本酒を配った公選法違反を報じた週刊新潮記事で「弁護士バカ」と書かれ、名誉を傷つけられたとして、新潮社に500万円の損害賠償を求めた訴訟では夫婦仲良く敗訴。
公選法の買収を、名誉毀損で訴える無理筋なのですが、稲田龍示弁護士が同誌に対し、民事訴訟や刑事告訴に踏み切ると通知、『恫喝だと気付かないのなら、世間を知らない弁護士バカ以外の何ものでもない』と書かれ逆上したらしい。
明らかに恫喝(脅迫)であり、判決理由で裁判長は、
・「公共性の高い職業である弁護士として行った以上、評価や批評の対象とされることはやむを得ない」
・「弁護士バカ」の表現は「人身攻撃を目的としておらず、論評の域を脱しない」
裁判結果を受けて、
『稲田朋美の弁護士夫、メディア訴訟にまた敗北 4戦全敗』 「週刊新潮」2017年1月26日号とさらにバカにされる。
記事によると、当時記事は出ていない段階で 民事だけでなく、刑事でも名誉毀損で訴えると文書で送り付ける。
〈記事の中身もわからない段階で、ただ単に記事掲載を阻止せんがために、民事だけでなく刑事告訴まで持ち出してきた。それが、恫喝だと気づかないのなら、世間を知らない弁護士バカ以外の何ものでもない〉
司法関係者は、
「判決は、『弁護士バカ』と表現する根拠が示されており、かつ、それが事実であるとしています。実際、稲田弁護士は記事を見てもいないのに訴訟するぞとの文面を送り付けている。これは弁護士としての立場や法的な知識を乱用しており、恫喝であると評価しても不当ではないということです」
(抜粋)



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3 コメント

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『パククネの不在』日本版 (ローレライ)
2017-07-09 11:36:57
稲田女史は『パククネの不在』日本版を炎上させている『やましい密会』なのだろうか。
呆れるほどの政治センスのなさ (潔)
2017-07-09 12:59:44
数々の失言が目立つ自民党議員の中でも、とりわけ際立った存在感を放つ稲田氏ですが、ここまでくるとわざとやってるのか、と疑いたくなります。きっと日米関係を悪化させて大日本帝国の復活を図る遠大な計画(妄想)の為の、意図的かつ無意識的な(?)テロなのでしょう。
稲田についての記事を拝見していたところ (天野)
2017-07-09 21:44:19
稲田の記事をみてる最中のこと。何故か豊田真由子騒動について、頭の中によぎった陰謀論めいた事を聞いて下さい。
ICレコーダを仕込んだ秘書が、わざと道を間違って豊田の発狂を引き出し、まんまと豊田は秘書のワナにはまった。
結果からみれば、こんな事も成り立つのでは。

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