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北野誠謹慎に想う

2009年04月22日 | ニュース

芸能人の北野誠氏が不適切な発言をしたとして実質的な謹慎になった。

松竹芸能は13日、ABCラジオ(大阪市)の番組「誠のサイキック青年団」(3月8日で放送打ち切り)や関連イベントでの不適切な発言により関係者に迷惑をかけ、聴取者に誤解を与えたとして、所属タレントの北野誠(50)を無期限の謹慎処分にすると発表した。関係役員・社員についても同日付で社内規定に基づき懲戒処分とした。処分の内容は明かしていない。

この日、北野は名古屋市内で、月曜パーソナリティーを務めるCBCラジオ「ごごイチ」の生放送に出演。冒頭「他局のラジオ番組や関連イベントで不適切な発言をしてしまったため、関係者の皆様にご迷惑をおかけしました」と謝罪した。

さらに芸能活動自粛や同番組を4月末で降板することも発表。涙声で、時折声を詰まらせる場面もあった。(産経ニュース)

不思議なのは、差別的な発言、不適切な発言をしたとされているがどのような発言をしたのかがなぞであることだ。一説には、ある宗教団体を非難したかことが理由だとか、大手芸能プロダクションが原因であるとかされている。しかし、そもそも発言内容が明らかにさえならずにそれが問題視され、不適切、差別的とされたのであれば、本当のその発言に問題があったのかさえ判らない。

このような理由で謹慎処分を科されるのであれば、強い力を持つものが気にいらないなどの理由で誰でもが抹殺されることになるだろう。差別的という名の下に一部のものが自分の気分や感情で恣意的に、他の人間を社会的に抹殺し、都合の悪い意見を封じ込める。そのような状況を生む可能性が高い不適切な謹慎処分のやり方ではないだろうか。

テレビの偏向や捏造といった問題が世間を騒がせ、左翼による言葉狩りが多くの人に問題に上げられている。テレビ業界は電波という特権に守られつつ、特権的な地位を下請けや報道される側に強制する強圧的な態度を取ってきた。そのテレビ業界の中で大手プロダクションが力を握り、排他的な形で影響力を高めてきた。そんな中で、今回の事件が起こったのであるとすれば、マスコミの腐敗、偏向の程度はここに極まったという観さえある。発言が不適切かどうか、その判断さえ許さないのではすべてが思うがままになってしまうだろう。

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