ベートーヴェン：ピアノ協奏曲第1番ハ長調 作品15 （スコア付き）
ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン： ピアノ協奏曲第1番ハ長調 作品15 （スコア付き） 作曲年代：1798年～1800年 ピアノ： クリスティアン・ツィマーマン 指揮： レナード・バーンスタイン 管弦楽： ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
00:00 第1楽章 Allegro con brio （ハ長調） （12:44 カデンツァ（ベートーヴェン作曲）） 18:03 第2楽章 Largo （変イ長調） 30:44 第3楽章 Allegro scherzando （ハ長調）
ボンに居住していた頃からウィーンに引っ越して間もない時期にかけて、ベートーヴェンは以下の3曲のピアノ協奏曲を作曲している。 〇ピアノ協奏曲変ホ長調（1784年）【未完】 →『第0番 WoO 4』として1890年（死後）に出版 〇ピアノ協奏曲変ロ長調（1787年～1789年） →『第2番 作品19』として1801年12月に出版 〇ピアノ協奏曲ハ長調（1798年～1800年） →『第1番 作品15』として1801年5月に出版
以上のように出版が前後したことから、この『第1番』が最初に作曲された訳ではない。 『ピアノ協奏曲第1番ハ長調』は、1795年3月に初稿が完成し、初演は同月29日にウィーンのブルク劇場において、作曲者自身のピアノ独奏とサリエリの指揮により初演された。その後当楽曲は改訂されることになり、交響曲第1番が初演された1800年4月2日の演奏会に於いてその改訂された当楽曲が併せて披露され、翌1801年、更に手が加えられた上で出版するに至った。