あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73『皇帝』 (スコア付き)

2024-03-19 06:30:13 | 音楽雑感&関連サイト

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73『皇帝』 (スコア付き)

ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73『皇帝』 (スコア付き) 作曲年代:1809年~1810年 ピアノ: クリスティアン・ツィマーマン 指揮: レナード・バーンスタイン 管弦楽: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

00:00 第1楽章 Allegro (変ホ長調) 20:48 第2楽章 Adagio un poco mosso (ロ長調) 29:57 第3楽章 Rondo: Allegro (変ホ長調)

《ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73『皇帝』 》1810年にルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが完成させたピアノ協奏曲である。この1810年は、ナポレオンがヨーロッパ全土に勢力を拡大した時期と重なり、ベートーヴェンの住むオーストリア・ウィーンもフランス軍に攻め入れられている。そんな折に作曲されたから『皇帝』なのかというのは誤りで、この副題は当時の出版社が付けたもので、ベートーヴェンが付したものではない。ただ、曲調と合ったこの副題は主に英語圏で定着し、日本でもよく使用される。初演は1811年11月28日にフリードリヒ・シュナイダーの独奏により行われたが不評だった。その後も何度か演奏されたが、1812年以降ベートーヴェンの生前に演奏されることはなかった。 音楽的には《ピアノ協奏曲第4番ト長調》と同様、当時の慣例を打ち破った挑戦的な内容で、冒頭もいきなりピアノの独奏から始まる。また、遠隔調の使用も顕著で、のちの《交響曲第7番イ長調 作品92》とも類似する。加えて、第1楽章では一部チェロ1本にするよう指示があったり、第3楽章のピアノパートに"mit Nachdruck (強調して)"のドイツ語の指示があったり、第3楽章の終盤でピアノとティンパニを掛け合わせたりと、当時としては先駆的と思えるな内容がいくつも見つかる。

 

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。