今日は新聞休刊日なので、昨日のコラムから紹介します。
・ パリ・パラリンピック、車いすテニス女子のダブルスで金メダルを獲得したペアの一人、田中愛美選手(28)が脊髄(せきずい)損傷の事故に遭ったのは2013年冬だった。富士見中学校・高等学校(東京都練馬区)の高校1年でテニスの部活動に励む日々だったが階段からの転落事故で、車いすを使う生活に一変した
▲テニスに携わり続けたいと、部活動顧問の教諭、中島弘貴さんに「マネジャーになりたい」と相談した。だが、中島さんは「プレーヤーとして戻ってきては」と助言した。中島さんの母親が、車いすテニスの支援活動をしていた縁があった
▲最初は車いすの操作が大変で、中島さんも「どうなることか」と思ったという。だが、努力を続けた田中選手から卒業時は「パラリンピック出場」の夢が聞かれるまでになった
▲女子シングルスもその後制した上地結衣選手(30)とのペアでのぞんだオランダ勢との決勝は、3時間に及ぶ熱戦だった。粘り強くラリーを続けた田中選手を上地選手は「頼もしかった」とたたえ、田中選手は「『ペアを組むのが田中だから負けた』とは言わせないと思った」と語った
▲高校の部活動といえば、パリ・オリンピックの陸上女子やり投げで頂点に立った北口榛花選手(26)も当時の陸上部顧問から誘われたのが入り口だった。周囲が背中を押し、道を歩むきっかけとなった例である
▲中島さんはテレビで決勝を観戦した。試合後、田中選手から「応援ありがとうございました」とSNSで報告が届いたという。
いい話ですね。
こうしたコラムを読みたいですね・・・