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幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会(第7回)議事録

2022-04-12 06:35:39 | 教育関連情報

文部科学省より幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会(第7回)議事録を紹介します。

ここから https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/086/gijiroku/mext_00004.html

1.日時

令和4年3月23日(水曜日)15時00分~17時00分

2.場所

WEB会議形式で開催

3.議題

  1. 審議経過報告(案)について(審議)
  2. その他

4.議事録

【無藤委員長】  それでは、定刻となりましたので、ただいまから第7回中央教育審議会初等中等教育分科会幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会を開催いたします。本日は御多忙の中、御出席いただきまして、誠にありがとうございました。
 本日の会議の開催方式及び資料につきまして、事務局より御説明をお願いいたします。
【橋田幼児教育企画官】  本会議は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、Webexを用いたウェブ会議方式にて開催させていただきます。
 ウェブ会議を円滑に行う観点から、大変恐れ入りますが、御発言時以外はマイクをミュートにしていただくようお願いいたします。カメラにつきましては、御発言時以外を含め、会議中はオンにしていただくようお願いいたします。
 なお、本日は報道関係者と一般の方向けに、本会議の模様を配信しております。
 それでは、資料の確認をさせていただきます。本日の資料は、議事次第にございますとおり、資料1、2、別添1、2、資料3及び参考資料1、2となっております。御不明な点等ございましたらお申し付けください。
【無藤委員長】  ありがとうございます。
 それでは、議題1、審議経過報告(案)の審議に入りたいと思います。前回、審議経過の骨子(案)について御議論いただいたわけでありますけれども、その際に頂いた御意見を踏まえて、本日の会議では審議経過報告(案)を議論したいと思います。
 本日いただいた意見を踏まえて、一旦、審議経過報告として取りまとめをさせていただきたいと考えてございます。さらに今後、質の保障の仕組みを中心として、検討チームで検討した上で、本特別委員会において最終的な報告に向けた議論をお願いしたいと考えてございます。
 それでは、事務局より、資料を基に審議経過報告(案)について御説明をお願いいたします。
【橋田幼児教育企画官】  それではまず、参考資料2から説明させていただきます。去る3月14日の初等中等教育分科会では、特別委員会の審議経過の骨子(案)を報告し、その際の委員からの主な御発言と事務局回答をまとめております。この中では、保護者の理解、未就園児への対応、幼児教育アドバイザー、特別な配慮が必要な子供への対応、健診の充実、小学校の生徒指導の課題も視野に入れた検討などに関する御意見がございました。このうち、未就園児や福祉との連携に関する内容などについては、今後のこども家庭庁に関する法案の審議状況も踏まえ、本委員会で議論を深めていただきたいと考えております。
 続いて、スライド投影はいたしませんけれども、資料1は、審議経過報告(案)のポイントの部分について、主な概要として端的に1枚にまとめております。御参照いただければと思います。
 それでは、資料2を御覧ください。前回会議で議論いただいた審議経過の骨子(案)からの主な変更部分を中心に説明させていただきます。
 1ページ目の下から一つ目の丸の部分でございますけれども、「子供に関わる多くの関係者が立場を越えて連携し、全ての子供の学びや生活の質を確保・向上するためには何をすべきか、その本気度を問う内容にもなっている」旨追記させていただいております。
 続いて、6ページの下から二つ目の丸を御覧ください。障害のある子供たちも、園・小学校の大切な一員であり、集団の中で生活することを通して全体的な発達を促していくことに配慮すること、また、7ページの上から二つ目の丸では、障害の有無や国籍等にかかわらず、共に学び生活することが、多様性の中での共生社会の担い手、持続可能な社会の創り手の育成にもつながる旨追記しております。
 続いて、7ページ目の下から4行目からでございますけれども、ESDの視点に立った学習指導で重視する能力・態度の例を追記しております。
 続いて、8ページ目の3ポツの課題の(1)の柱書でございます。もともと「幼児教育の質に関する認識の共有」としておりましたが、「社会や小学校等との認識の共有」という形で追記しております。
 また、下から三つ目の丸の部分では、幼児期の特性は、普遍的に重視すべき視点であり、社会の変化に伴い、重要になってきていること、小学校以降の教育現場に大きな示唆を与えるものであること、さらに、下から二つ目の丸では、ICTの活用、新型コロナを契機としたライフスタイル等の変容の影響などに伴い、小学校以降も改革の時を迎えている。この実情を踏まえ、幼児教育はどうあるべきかを考えなければならない旨を追記しております。
 10ページ目の下から4行目では、小学校における生徒指導上の諸課題への対応も視野に入れた検討が必要である旨追記しております。
 続いて、下から一つ目の丸でございますけれども、「持続可能な社会の創り手の育成を目指す必要があり、持続可能なまちづくりにとっても重要である」旨追記しております。
 続いて、13ページ目の下から二つ目の丸でございます。小学校関係者はもとより、家庭をはじめ幅広い関係者と認識が共有できるよう、自治体がリーダーシップを発揮して、あらゆる機会を活用・創出する旨修正しております。
 続いて、14ページ目の上から三つ目の丸でございます。「言葉の響きやリズムの面白さ、体を使った表現との組合せなどを生かした工夫をしつつ、日本語の伝統にある名文等の豊かな文章や表現の響きに親しむようにすることは、楽しい言葉や美しい言葉との出会いを通じて言葉の感覚を身につけることにつながっていく」旨追記しております。
 また、上から四つ目の丸では、直接・具体的な体験を生かした「道具」としてのICTの活用により、子供たちの体験を豊かにする方策なども検討する旨修正しております。
 続いて、16ページからは、重複していた部分を整理・統合し、構成を見直すなどしております。
 17ページの上から四つ目の丸では、「園・小学校や家庭・地域向けにも分かりやすいパンフレットや動画の配信等の多様な発信に取り組む」と追記しております。
 下から7行目からは、施設類型や設置形態、小学校への入学状況が多様であること、地域特性があることも考慮して開発に取り組む旨追記しております。
 続いて、18ページの下から2行目からでございます。3要領・指針では、「幼児期にふさわしい生活を通して、創造的な思考や主体的な生活態度などの基礎を培う」旨が盛り込まれていることを踏まえ、互いの専門用語を学び合うことも必要な旨追記しております。
 続いて、19ページの上から二つ目の丸でございます。こちらでは、家庭との連携や保護者の関わりを追記しております。上から三つ目の丸では、架け橋期に子供の学びや生活の全てが決まってしまうという誤解が生じないよう十分配慮する必要があること、さらに、下から二つ目の部分では、更なる課題といたしまして、初等中等教育全体の中で架け橋期をどう位置付けていくのか、更に議論が必要である旨追記しております。
 続いて20ページの上からでございますけれども、先生や保護者のウェルビーイングも目指す必要がある旨追記しております。
 続いて、下から4行目の部分でございますけれども、「都道府県・市町村の首長や教育長等には、乳幼児期の教育がその後の教育の基盤であることの認識を共有いただけるよう、理解・協力を求める。特に都道府県における広域的な体制整備や支援、市町村との連携等も重要である」旨追記しております。
 続いて、21ページの上から二つ目の丸でございます。「全国的な取組への影響も把握するとともに、自治体の好事例を効果的に学び合い、広く共有する手立てを模索する」旨追記しております。
 22ページの下から4行目からは、保護者は、幼児教育施設・小学校と一緒になって両輪で子供を育てていく存在であることを自覚しつつ、取組を進める旨追記しております。
 続いて、23ページの上から一つ目の丸でございます。特別支援学校に進学する子供もいることも踏まえる必要がある。乳幼児健診をはじめ、保健、医療、福祉等と連携を図りながら、就学時健診や行動観察において早期発見・早期支援に努める旨追記しております。
 最後から二つ目の丸では、情報検索サイト「かすたねっと」の有効活用を促す、国際理解の意識の芽生えが養われるよう留意する旨追記しております。
 その他、スライド投影は致しませんけれども、別添1の手引き(初版)については、審議経過報告の内容に合わせて加筆修正するなどしております。また、参考資料の初版については、生活科以外の各教科の事例、障害のある幼児への切れ目ない支援、ICT機器を活用した豊かな体系に関する事例を盛り込むなどしております。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。(以下略)

続きは直接ご覧ください。

.配付資料


【文部科学省関連サイト】

文部科学省小学校、中学校、高等学校中央教育審議会平成29・30年改訂 学習指導要領、解説等教育に関する基本的な法律・計画などGIGAスクール構想の実現について統計情報、学校におけるICT環境の整備・運用について文部科学省/mextchannelStuDX Style

【教職員支援機構サイト】

NITS独立行政法人教職員支援機構校内研修シリーズ新学習指導要領編、国立教育政策研究所サイト中学校英語指導事例集独立行政法人日本学術振興会科学技術・学術政策研究所(NISTEP)

 


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