あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

授業で役立つ指導の技術-7-

2024-07-19 05:15:38 | 全員参加型授業の指導技術
《 全員起立、小さな声で、(  )回読んだら座りましょう 》
 
ここでは、「小さい声で」(微音読み)というのがポイントである。
 
「黙読」は、実際には読まない子が出る。
悪気がなくても、文字をとばしてしまうことも多い。
 
大きな声の音読は、逆にうるさくなりすぎて思考をさまたげる。 
 
「小さい声で」(微音読み)読むことが理解につながる。
 
 
方法にもいろいろある。
 
たとえば「右を向いて1回、後ろを向いて1回、左を向いて1回読んだら座りなさい」と言う指示では、進度がよくわかる。
 
進度の見える化である。
 
子どもも喜ぶので一石二鳥である。
3回読みなさいだけでは、読んでいるうちにわからなくなり2回で済ませてしまう子もいる。
 
もちろん、最後まで一人だけ立って読むのには勇気がいるので、「ていねいに読めたね。えらいよ。」とフォローしてあげよう。
 
子どもたちに、無意識でズルする状況をつくらないのも大切な支援である。
 
その方が、教師も子どもも幸せである。
 
 
なお、音読の方法は、後日紹介するのでご覧いただきたい。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。