プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」より第3幕への間奏曲 (スコア付き)
ジャコモ・プッチーニ: 歌劇「マノン・レスコー」より第3幕への間奏曲 (スコア付き)
作曲年代:1892年
指揮:ネーメ・ヤルヴィ 管弦楽:エーテボリ交響楽団
『マノン・レスコー』は、アベ・プレヴォーの同名小説によるオペラで、プッチーニの出世作である。初演は1893年2月にイタリア・トリノで行われた。この初演でプッチーニは新進気鋭の作曲家として高い評価を受け、のちの『蝶々夫人』や『トスカ』の成功につながった。折しも、初演が行われたのは、ジュゼッペ・ヴェルディの最後の歌劇『ファルスタッフ』の初演(2月9日)の直前にあたり、イタリアオペラの転換期を象徴する年月となった。 《第3幕への間奏曲》は、恋愛物語である「マノン・レスコー」を象徴するような、情感的で甘美な旋律が印象的である。また、ヴェルディのそれまでのオペラと比べても対照的なロマン派的要素が感じ取れる。