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11月3日の社説は・・・

2019-11-03 05:40:06 | 社説を読む
ラグビーが終わってしまいました。

朝日新聞
・ マラソン札幌へ 足並みをそろえて臨め

読売新聞
・ 巨大IT企業 透明性欠く行為は看過できぬ
・ 正倉院展 観る者を魅了する悠久の美

毎日新聞
・ ラグビーW杯閉幕 熱気のスクラム続けよう
・ 英国の総選挙 EU離脱問い直す機会に

日本経済新聞
・ 大統領選に一喜一憂しない日米関係に
・ 北大教授の拘束を憂慮する

産経新聞
・ ラグビーW杯閉幕 この興奮を「次」につなげ11.3 05:00
・ 憲法公布73年 9条欠陥正面から論議を

中日新聞
・ ワイマールの悪夢から 憲法公布の日に

※ ラグビーが2社ありました。

ここでは中日です。
今年はドイツのワイマール憲法誕生百年に当たります。民主的な憲法でしたが、ナチスに蹂躙(じゅうりん)されました。そんな人類史も忘れてはなりません。
中略
ドイツは帝政から共和制へと変わりました。新しい議会がワイマールという東部の都市で開かれ、「ワイマール憲法」が制定されました。生存権の条文があります。「経済生活の秩序は、すべての人に人たるに値する生存の保障をめざす、正義の諸原則に適合するものでなければならない」と。

 労働者の団結権なども保障されます。男女の普通選挙による議会政治も…。「ワイマル共和国」(中公新書)で元東京大学長の歴史学者林健太郎氏は「基本権はさすがにすぐれた憲法学者の作だけあって、最も完璧なもの」と記しました。基本的人権の保障が近代憲法の第一段階で、第二段階の社会権を装備した先進的憲法でした。


中略

ここでチョビ髭の男が登場します。そう、ヒトラーです。「ベルサイユ条約の束縛からドイツを解放する」と訴えて…。三〇年の選挙で右翼・ナチ党の得票率は18・3%だったのに、三二年には37・3%と倍増します。その翌年に高齢の大統領がヒトラーを首相に任命しています。「強いドイツを取り戻す」ためでした。

 直後に国会議事堂が放火される事件が起きます。政権を握ったヒトラーはこれを機に、言論の自由や集会・結社の自由など憲法に定めたはずの基本権を停止する大統領令を発布します。いわゆる国家緊急事態宣言です。


勉強になります。

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