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授業で役立つ指導の技術-8-

2024-07-20 05:15:31 | 全員参加型授業の指導技術
《「今の意見に賛成の人は○、反対の人は×をノートに書こう」》
 
野口芳宏先生の定石である。
 
これだけで、全員が参加し、思考し、意見を言うことができる。
 
意見を言ったAさんの後で、
「Aさんの意見に賛成の人は○、反対の人は×をノートに書きなさい。」
これはすぐにできる。
 
「その考えた理由をノートに書きなさい。」
○、×をつけた後なので書きやすい。
 
ここで「あなたの意見は?」というと答えにくいが、「ノートに書いた答えを言ってごらん」は言いやすい。
 
また、評価にも参加できる。
 
詩の朗読をしたBさんに対して
「Bさんの読み方で、よいと思う人は○、よくないと思う人は△を書きなさい。」
 
この後手を挙げさせると、○○君の評価になる。△に挙手した子に理由を聞くこともできる。
 
こうした指示を「作業指示」という。
 
 
作業指示は全員参加型であり、集中化の技なのである。

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